電車のクーラーは、大熱量を扱うために、その運転音も相当なうるささです。クーラーが運転されるようになると、ヘッドホンは密閉型の大型であっても、周波数が低いところにあるため、さほどの減衰効果は発揮されず、こもり音として大変に邪魔な存在です。 それでも、最近の新型車両に付いているクーラーは、運転音が相当に改善されてきていますので、JRの最新型233系やそのOEM車両(東急5900系、小田急4000系、相鉄11000系等で採用)なら、ノイズキャンセリングタイプでなくても、「なんとか」というレベルにはなってきました。 それ以前の車両の場合、ノイズキャンセリング機能は、絶大な効果を発揮します。それも、或る意味当然です。元々、航空機内の発動機関連の低音域動作音を打ち消すべく開発されたノイズキャンセリングですから。 航空機用ヘッドセットのノイズキャンセリング能力は、大変に高いレベルにあります。バート・ルータン設計のボイジャーで、無給油無着陸世界一周をしたパイロットは、ノイズキャンセリング機能のおかげで、体調の維持が図れたと言っているそうです。 夏の電車内では、オープンタイプやイヤフォンタイプで音楽を聴くのは、難聴という面を考えると控えた方がよいでしょう。少なくとも、後何十年も良い耳でいたいのなら・・・。
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