Update on Apr 03 2007

ヘッドホンのメーカー−4

 アンサンブルタイプのステレオが主流の頃までは、ヘッドホンと言ったら密閉型しか市場にはありませんでした。しかも、ビニールレザーの汗を吸い込まないイヤーパッド、きつく両耳を挟む高い側圧、太い針金を思わせるヘッドバンドなど、民生向けのヘッドホンは、ステレオのおまけ的扱いの歴史が大変に長かったのです。

 それでも、耳へダイレクトに音を届けることができるヘッドホンに、魅力を感じていた人々の求めに応じて、それなりに高級機種がリリースされ始めた頃、センセーショナルなヘッドホンが輸入されました。ゼンハイザー社のオープンエアータイプのヘッドホンです。
まわりの音を遮音するのではなく、耳に軽い小型スピーカーを載せただけというイメージですが、当時の高い側圧で頭を締め付けるタイプしか知らない人達には、その自然な掛け心地に驚き、絶賛の拍手を送りました。しかも、オレンジ色のスポンジ製のイヤーパッドは、それまでにない華やぎをもたらし、一挙に一大トレンドを築き上げました。


ヘッドホンコラム

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