天岩戸神社
宮崎のこの辺りには、神話にまつわる場所が数多くある。
その内の1つで、高千穂峡から竹田へ抜ける最中にある神社。
天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟の須佐男命(すさのおのみこと)の乱暴ぶりに怒って身を隠したという、天岩戸をご神体として祀っている。
天照大神は、読んで字の如く、世の中を明るく照らす神様だ。その彼が天岩戸に姿を隠してしまってから、世の中から光が失われてしまった。
困った八百万(やおよろず)の神たち(沢山の神様たち)は、右上写真の「天安河原」に集まって会議を開いた。
会議の後、神々は天岩戸の前まで行き、宴会を始めた。
神楽を奏し、それに合わせて天鈿女命(あまのうづめのみこと)が舞い踊り(左写真)、他の神々はそれを大声ではやし立てた。
さて、一方の天照大神。
岩戸に隠れて、さぞかしみんなは困っているだろうと思いきや、何だか表が騒がしい。
はじめは無視していたけれども、段々気になってきてしまった。出ていって一緒に騒ぎたいが、それも口惜しい。
……(そわそわ)。…(うろうろ)…。
もうだめだ!ちょっとだけ、覗いてみよう…。
岩戸を少ぉしずらして外を覗いた、その瞬間!天界一の力持ちと言われている手力男命(てぢからおのみこと。右写真)が、その自慢の力で岩戸をこじ開け、取り外してしまった。
…何と、宴会をしていたのは、天照大神を岩戸から引きずり出すための芝居だったのだ。
…というのが、小さい頃におばあちゃんから聞いたハナシと、神社で宮司さんから聞いた話からまとめた天岩戸にまつわる物語である。
ちなみに、この話には続きがある。
長野県に「戸隠村」というところがある。手力男命が取り外してしまった岩戸を、もう二度と彼が隠れられないようにと、かの地に隠してしまった事から名付けられたそうで、戸隠村の神社には、岩戸がご神体として祀られているというハナシだ。
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