あとがき
甘味茶屋で遅めの昼ごはんを食べた後、智子を別府駅に送る。
彼女は別府駅から電車で神戸まで帰った。私はそのままレンタカーで大分空港まで行き、飛行機で羽田へ。
帰りの飛行機が大分を飛び立ったとき、改めて独りの淋しさが襲ってきた。
窓に額を押しつけると、翼の向こうに不思議な空の色が見えた。…その美しさに、恐怖を覚える。
…早く帰りたい。
楽しいことを思い出そうとしても、今は帰りたい気持ちだけが先行している。
飛行機を降りたら、真っ先に電話しよう。
電車は特急で帰ろう!一緒にお土産食べるんだ!
…泣きそうになる気持ちと、機内持ち込みにするには大きすぎる荷物をを引きずりながら羽田に降り立ったとき、ダンナサマは迎えに来てくれていた。
今までで、こんなにお迎えが嬉しかったことはなかったかも。
ノブの顔を見た瞬間、楽しかったことが堰を切ったように口をついてきた。
「楽しかったよ、九州!あのね…。」
センチな気分はどこへやら。すっかりいつもの私なかづよであった。
毎度、ご愛読感謝でした!
1.結婚式
2.レンタカー 3.腹ごしらえ
4.阿蘇山
5.白川水源 6.すきやき♪
7. 4/1まとめ
8.地獄温泉 9.高千穂峡 10.真名井の滝 11.滝よりだんご
12.天岩戸神社
13.岡城址 14.別府
15.関アジ・関サバ
16.とよ常 17.ホテル大石 18.
4/2まとめ