今年に入ってからKLE400の調子がどことなく悪い。 いろいろチャレンジしたが、悪いと思われるパーツがもうなく、悪いなりに乗ってきたが危険なのと、年式からして頃合いかなと思いバイクを変更することにした。 いろいろカタログを見て検討したが、結局CB400SSの中古にした。遠く千葉からの陸送で、車体の程度もわからなかったが、これも運だと思い購入した。前の持ち主の手入れは悪そうだったが走る機能は問題なかったので良しとしよう。 そして初ツーリングをした。 まだスマホナビ用の電源などできていないので、わかりやすい吉野山に向かうことにした。 ![]() なぜ吉野かというと、みうらじゅんといとうせいこうの二人がやっているテレビ番組で吉野山をやっており、私が見たこともない寺に行って「見仏」をしていたので、面白いと思い出かけたのである。距離的にもちょうどよく、高速と山道が走れるということもあった。タンデムで高速の流れにどう乗れるか、吉野山までカーブの連続の坂道をどう登るかが今回のプチツーリングのチェックポイントであった。もう一つ大事なことは、燃費がどれくらいかを知りたかった。 だから出がけのガソリン満タンはしなかった。 貴志川を出たのは1時10分頃であった。 京奈和道路を走ったが、ストレスなく加速し、流れにも乗れた。100kmも楽に出た。90kmで巡航できるのでまずは及第点である。80kmでタコメーターはちょうど4000回転である。これもわかりやすくていい。またそれくらいが一番快適な巡航速度である。 高速を降りてからもCBは快調に走ったが、急にエンジンストップした。 ガス欠であった。ここまで189km走っていた。 KLEは220kmくらいでリザーブに切り替えたがCBは190kmほどで、リザーブに移る。 吉野までの国道169号線にあったガソリンスタンドで満タンにした。195km走っていた。 1リットルあたり26km走ったことになる。タンデムでこれだけ走れば良しとしよう。 ガソリンを入れた後、スーパーでおやつを買ったりしたので時間を食ってしまった。 吉野に着いたのは3時10分であった。景色のいい椅子のあるところで休憩し、コーヒータイムとした。 山は、紅葉には少し早い感じでした。この場所は、「七曲り下の千本」という場所らしく桜の季節にはこうしてのんびりコーヒーなどを湧かすことなどできないだろう。
昭憲皇太后が野点をしたということで、記念碑があった。
その前にコンクリ製の椅子に座りコーヒーを沸かし淹れ、スーパーで買ったカステラをたべた。 昭憲皇太后のことは知らなかったが、帰ってから調べると、明治天皇の皇后で、日本の女子教育に尽力したり史上初の洋装したことでも有名らしい。いい人だったのだ。 金峰山寺の少し手前の駐車場で、布団太鼓のセッティングをしていた。祭は10月16日が本番という。
車で行くとどうしても駐車場の制約があり、行きたい場所から遠くになるとおっくうになり行かないですます場合がある。一日早かった。布団太鼓の山車は集落にあわせて3台あり、祭神は吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)という。 ここ吉野町も高齢化と若者の減少が進むので、「そのうち車に積まなければならないかも」と、山車の飾り付けを見ていた女性が言った。さもありなんがこうした伝統行事は昔のままで続いて欲しい。 つぎには吉野観光の定番金峰山寺に参詣した。 再びバイクに乗り途中のお寺の長押の下にバイクを駐め歩いた。観光地はやはり歩かなければいけない。 ![]() 世界遺産の街でもあり、多くの日本の観光地のように、小さい都会のような建物が少ないのがいい。レストランも昔の建物をそのまま利用している。これからの観光地は都会のコピーではなく、吉野のように泥臭くても昔のままの方が、風情に深みがあっていい。 歩いて、勝手神社、桜本坊等を見た。行く先々の建物や無人販売所もたのしい。 吉野を離れたのは5時45分頃であった。途中コンビニに寄っておでんを買った。 帰りはかつらぎ西の道の駅には6時50分に着いた。ここでコンビニで買ったおでんをおかずに夕食をとった。 私はカップヌードルのカレーであった。ツーリングの時、外で食べる食事はおいしい。 家に着いたのは7時30分頃であった。 タンデムでは久しぶりのショートツーリング。距離は往復130kmほど走っていた。高速も山道もKLEとさほど変わらないで感覚で走れた。 またどこかへ行きたくなる。
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