今朝の気温は5度だった。この気温なら何とかバイクで走れると思い、ツーリングの用意をした。 ![]() 今日は入江泰吉旧邸の開所式に誘われていたので奈良まで走ることになる。8時に出かける予定が、いろいろ用意に手間取り、9時前だった。奈良には10時50分頃ついた。時間がおしていたので結構スロットルをあけて走ったが、やはり2時間ほどかかった。 会場に着いたとき、ペギー葉山さんと出会った。かなりお疲れのようであった。記念シンポジウムは真野響子さんがコメンテーターだった。真野さんがこれほどまでに機関銃のようにしゃべる人とは思わなかった。とにかくよくいろいろな話を教えてくた。真野さんのお父さんがライフのカメラマンにならないかと誘われるほどの腕前だったこと。東大を出てANAにつとめていたこと、などを話してくれた。入江泰吉さんとは、真野さんのお父さんが作品集を送って以来のお付き合いだそうである。 講演が終わった後、会場の隣にある東大寺博物館を見た。2度目であるが今日はタダであった。ラッキー! 昼食は下下味亭(かがみてい)のランチを食べた。実は目的の店は、人気がありすでに50人くらいが並んでおり、あきらめた。入った下下味亭はその昔、山菜料理などが有名で、奈良に行ったおりの昼食の私の定番であった。 これもおいしかった。 鏡張りの2階席からは奈良公園がよく見えた。外国人の団体が目立った。 ランチの後、飛鳥園を見学。ここに八一の碑が2つあり、これで奈良にある八一の碑を全部チェックすることができた。 ![]() 食後に入った喫茶店は店いっぱいに万華鏡がたくさん置いておりけっこういい万華鏡があった。ほしいなと思うものもあったが、値段の問題で買わずじまい。(^^) 目的の入江泰吉旧邸は、きれいに修復されてたくさんの人が見学していた。改めて入江泰吉の人気が分かった。 暗室も復元されており、バットや引伸機もそのままにおいていた。てっきりライカのフォコマートと思っていたが違った。 旧邸を出てから、一緒に講演に参加したH氏と轟坂や東大寺境内跡などを見ながら、KLEをおいた奈良県庁に向けて歩いた。 そこを5時30分頃出発した。 途中御所の裏道を走ったが、途中面白い案山子軍団があったので、休憩を兼ねて写真を撮った。 今日は13年使ったヘルメットを新調し、初めてかぶって出かけた。しっかりと頭をサポートし、なかなか具合がよかった。 自宅には8時過ぎに着いた。
どこへ行く当てもなかったのだが、京奈和道路を抜け橋本から高野山方面に向かった。国道371号線を高野のほうに向かった。これが国道とは思えないような道だが、バイクにとっては面白い道である。狭くて曲がりくねっている。 ![]() 途中の渓谷はすばらしい。ここにダムを作ろうとした政治家・行政・ゼネコンの気がしれない。 道を高野山にとらずに北又方面に走った。走っているとき、対向で大型バイクが5台ほどやってきた。いちおう挨拶をしながらすれ違うと、最後尾のバイクは郵便屋さんの赤いバイクであった。何となく面白くて笑ってしまった。 写真が撮れていたら面白い写真になっていたと思う。 昔はこの道は高野にいく街道だったはずである。 祠の近くに倉庫のような建物があり前が空き地になっていたので、コーヒータイムにした。 北又の最初の集落は、以前ダム反対のポスターやら看板があちこちに立っていた。なんとかダム建設は防げた。 とりあえず自然はそのまま残った。 道は三叉路になっていたが、左の細い道へ向かった。少し走ると人気の少ない落ち着いた雰囲気の集落に出た。 おばあさんが一人農作業をしていた。少しウォッチングすることにした。 そこには名は分からないが、ささやかだが威厳あるたたずまいの神社があった。小さな祠もあった。250年以上経つという銀杏の木が境内にあり、天然記念物との案内板があった。 5時40分頃そこを出たが、集落から坂道を登り切ったところに小学校があった。 ![]() 玄関のガラスに、「休校中・・・」と書いた紙が貼り付けられていた。 この久保小学校を調べると2006年に休校したという。 九度山町北又に位置しているが、地図で見ても明確な道路表記がなくナビにもきちんと出てこなかった。木造のきれいな校舎で、校庭もきれいに整備されており、今は地区の集会所となっているようである。 1991年度の生徒数は7名で、休校になるまでは、3人兄弟が通っていたが、最後の一人が卒業してから廃校になったようである。校内には二宮さんがいたがよく見るとこの金二郎さん、よそ見をしているしいささか品のないお顔で金次郎さん独特の気品が感じられない。この学校の道向かいに子継地蔵がある。ハイキングコースであるらしくスタンプもあった。 小学校を出、峠を降りて少し走ると、南海高野線の鉄橋がある。電車の通るのを待って写真を撮った。 タンデムでは久しぶりのショートツーリング。帰りは大阪王将で食事をしたため家に着いたのは8時を過ぎていた。 距離は100kmほど走っていた。KLEで山道を走るのは楽しい。
▲ページトップへ
|