1996年01月号より「小説新潮」に連載されているコラム「腹立ち日記」を編集したもの+阿川佐和子さん書下ろし1篇。
同じ構成の「ああ、恥ずかし」は結構面白かったのですけれど、本書はイマイチ。
「恥ずかし」の方は人それぞれ、各種各様の失敗談があるところが楽しめたのですが、腹立つ出来事となるとどうも万人共通のようで、珍しさ、目新しさが余り無い。
まぁ、作家ともなると我々の知らないような腹立つことも沢山あるようで、その辺りは興味を覚えましたが、精々その程度と言うところでしょうか。
さて次は何か? 「ああ、可笑し」辺りかな。
1.ついていけない。
阿川佐和子/青木るえか/玉岡かおる/古川タク/荒川じんぺい/松尾貴史/夏目房之介/林望/土屋賢二/向笠千恵子/中島義道/石坂啓
2.やってられない。
亀和田武/兵頭二十八/宇田川悟/乃南アサ/池永陽/清水ちなみ/佐高信/斎藤孝/小林信彦/おすぎ
3.なんとかしてよ
長山靖生/小泉武夫/伊坂幸太郎/デーブ大久保/きたろう/紀田順一郎/魚柄仁之助/村田喜代子/佐藤隆介/中野翠/柴門ふみ
4.そこまでするか・・・。
デューク更家/日野いつみ/小川勝己/なだいなだ/鶴間圭/土屋嘉男/小谷野敦/佐江衆一/立川談四楼/宇江佐真理
5.怒る私が悪いのか?
高平哲郎/河合隼雄/森達也/外山ひとみ/ケンタロウ/矢吹申彦/重松清/沢野ひとし/遥洋子/常盤新平/久間十義
6.これだけは言わせて。
天野祐吉/北原亞以子/佐々木譲/豊島ミホ/東野圭吾/林あまり/安東能明/中尊寺ゆつこ/町山広美/米良美一
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