諸田玲子 重厚な作品から軽妙な作品まで、時代小説の新たな旗手

書 名

出版

読了

ひとこと

眩惑1996.11

ラインブックス
徳間文庫

未読

「面目なき仕様なれど」「運の尽き」の2篇を収録

からくり乱れ蝶1997.10

徳間書店
講談社文庫

未読

清水次郎長の女房・2代目お蝶を描く

まやかし草紙1998.05
(文庫改題:王朝まやかし草紙)

新潮社
新潮文庫

2002

平安朝・貴族社会を舞台にしたサスペンス

空っ風1998.08

講談社
講談社文庫

未読

清水次郎長一家・小政の壮絶な生涯を描く

誰そ彼れ心中1999.02

新潮社
新潮文庫

2002

時代小説とは思えない、見事なサイコサスペンス

灼恋1999.06

徳間書店
新潮文庫

未読

綱吉の愛妾を主人公にして描く元禄絵巻

幽恋舟2000.01

新潮社
新潮文庫

2004

中年武士の恋+サイコ・サスペンス。新感覚の時代小説

鬼あざみ2000.04

講談社
講談社文庫

未読

 
 

氷葬2000.10

文芸春秋
文春文庫

2004

時代小説には珍しい、女性主人公による現代的サスペンス

蓬莱橋にて2000.12

祥伝社
祥伝社文庫

未読

 
 

月を吐く2001.04

集英社
集英社文庫

2002

悪女と名高い家康正妻・築山殿を描く作品。家康生母・於大とのバトルは壮絶

お鳥見女房2001.06

新潮社
新潮文庫

2001

時代小説版“肝っ玉母さん”と言うべき連作短篇集

笠雲2001.09

講談社
講談社文庫

2004

清水次郎長一家の大政=政五郎の晩年を描いた作品

あくじゃれ瓢六2001.11
(文庫改題:あくじゃれ−瓢六捕物帖)

文芸春秋
文春文庫

2002

牢に捕われの身ながら、難事件解決に手腕をみせる瓢六。連作短篇集

源内狂恋2002.01
(文庫改題:恋ぐるい)

新潮社
新潮文庫

2002

平賀源内の生涯を、恋人への手紙を借りて描く長編小説

髭麻呂2002.06

集英社
集英社文庫

2002

検非違使・髭麻呂を主人公とした平安朝ミステリ

其の一日2002.11
 
講談社
講談社文庫

2003

人生を凝縮したような一日を描く4篇 吉川英治文学新人賞受賞
蛍の行方2003.01 新潮社

2003

“お鳥見女房”シリーズNo.2母親・主婦が主役である点が特徴
犬吉2003.03
(中公文庫改題:ひと夜の恋)
文芸春秋
文春文庫
中公文庫

2003

赤穂浪士討入の当夜、「御囲」での犬吉の狂おしい一夜を描く力作
坐魚の人2003.03 ラインブックス

未読

短編集
 
恋ほおずき2003.07 中央公論新社
中公文庫

2003

中條流の女医者を主人公とする長篇。ふと寂しげな風情が魅力
仇花2003.10 光文社

2004

家康最後の側室・お六の野望に充ちた生涯を描いた作品
紅の袖2004.04
(文庫改題:黒船秘恋)
新潮社
新潮文庫

2004

サイコ・サスペンスの様でいて軽やか。見事な手並みの時代小説
鷹姫さま2004.09 新潮社
新潮文庫

2004

“お鳥見女房”シリーズNo.3 子供たち各々の恋模様を描く巻
山流し、さればこそ2004.12 角川書店
角川文庫

2005

甲府勤めに左遷された一人の武士を描く長篇時代小説
末世炎上2005.01 講談社
講談社文庫

2005

「応天門の変」を題材に 200年後から描く平安朝・歴史サスペンス
昔日より2005.04 講談社
講談社文庫

2005

江戸開闢から終焉までの武士の姿を鮮やかに描き出した連作短篇集
こんちき2005.07 文芸春秋
文春文庫

2005

「あくじゃれ瓢六」の続編。軽妙な捕り物帳・連作短篇集 
天女湯おれん2005.12 講談社
講談社文庫

2006

湯屋の女将と色事の手引師、2つの顔をもつおれんを描く時代長篇 
木もれ陽の街で2006.04 文芸春秋
文春文庫

2006

著者初の現代小説 但し昭和26年、荻窪の街での恋愛模様
希以子2006.08 小学館

未読

大正・昭和という激動の時代を生きた女性の波乱万丈の物語
狐狸の恋2006.08 新潮社
新潮文庫

2006

“お鳥見女房”シリーズNo.4
息子達の恋模様を描く巻
奸婦にあらず2006.11 日本経済新聞社
文春文庫

2006

井伊直弼への愛を秘め、その陰として生きた村山たかを描く歴史長篇
青嵐(あおあらし)2007.03 祥伝社

未読

次郎長一家、森の石松と三保の豚松
 2人の壮絶な生き方を描く長篇
かってまま2007.06 文芸春秋
文春文庫

2007

いわくある生れの"さい"を狂言廻しに様々な女たちの人生を描く
狸穴あいあい坂2007.08 集英社
集英社文庫

2007

火盗改の孫娘と町方同心の恋と事件 ユーモラスな連作時代短篇集
日月めぐる2008.02 講談社
講談社文庫

未読

短篇集
 
遊女のあと2008.04 新潮社
新潮文庫

2008

将軍吉宗対尾張宗春、農家の女房と女敵討の武士、多層に亘る面白さ!
美女いくさ2008.09 中央公論新社

2008

お市の方の末娘にして将軍御台所となった小督(おごう)を描く長篇
巣立ち2008.11 新潮社
新潮文庫

2008

“お鳥見女房”シリーズNo.5
やっと鷹姫が矢島家へ嫁入り。
めおと2008.12 角川文庫

2009

文庫オリジナル、短篇集6篇
 
べっぴん2009.04 文芸春秋

2009

“あくじゃれ飄六捕物帖”第3弾。短篇と思いきや長篇サスペンス 
楠の実が熟すまで2009.07 角川書店

2009

隠密の役目を担って公家の元に嫁入った若い娘を描く長篇時代小説
きりきり舞い2009.09 光文社
光文社文庫

2009

父=十返舎一九ら奇人たちに振り回される舞を描いたユーモア譚
軽井沢令嬢物語2010.03 潮出版社

未読

GHQ占領下、老舗ホテルの娘の波乱万丈の生き方を描く長篇作品
思い出コロッケ2010.06 新潮社
新潮文庫

未読

初の現代もの恋愛小説集
 
炎天の雪2010.08 集英社
集英社文庫

2010

加賀騒動を背景に壮大な人間ドラマを描く、渾身の時代もの大長篇
天女湯おれん−これがはじまり−2010.10 講談社
講談社文庫

2010

“天女湯おれん”の経緯を語る前夜ストーリィ
お順−勝海舟の妹と五人の男−(上下) 毎日新聞社
文春文庫
2011 女性の視点からからみた勝海舟ら、お順のキャラクターが魅力
春色恋ぐるい2011.02 講談社

2010

“天女湯おれん”第3弾。軽快で、男女の艶話が楽しいピカレスクロマン
恋かたみ2011.07 集英社
集英社文庫

2011

“狸穴あいあい坂”No.2。結寿と道三郎の恋は思わぬ展開へ。
幽霊の涙2011.09 新潮社
新潮文庫

2011

“お鳥見女房”シリーズNo.6
成長した子供たちへの心配は尽きず
四十八人目の忠臣2011.10 毎日新聞社
集英社文庫

2011

女性の視点に立ち、女たちの戦いを描いた、女性のための忠臣蔵
花見ぬひまの2012.09 中央公論新社

未読

7つの恋を描く時代小説短篇集

心がわり2012.12 集英社
集英社文庫

2013

“狸穴あいあい坂”No.3。小山田家に嫁入りした結寿の覚悟を問う巻
来春まで2013.05 新潮社
新潮文庫

2013

“お鳥見女房”シリーズNo.7
赤子や子供たちに関わる話が多。 
再会2013.07 文芸春秋

2013

“あくじゃれ瓢六”シリーズNo.4
恋女房=お袖喪失後の復活劇
ともえ2013.09 平凡社

2013

智月尼と芭蕉の晩年の恋を、巴御前と木曾義仲の恋に照らし合わせて描いた時代小説ロマン
相も変わらずきりきり舞い2014.02 光文社

2014

十返舎一九の娘を主人公とした「きりきり舞い」の続編
王朝小遊記2014.04 文芸春秋
文春文庫
 2014 平安朝、それも市井を舞台にした時代物サスペンス活劇
波止場浪漫(上下) 日本経済新聞社 2014 次郎長の娘・けんを主人公にした歴史小説
破落戸2015.06
 
文芸春秋
文春文庫

2015

“あくじゃれ瓢六”シリーズNo.5
妖怪一派との戦いも後半戦
帰蝶2015.10 PHP研究所 2015 信長の正室・帰蝶を主人公とした歴史長編
風聞き草墓標2016.03 新潮社 2016 勘定奉行として幕府財政を担った荻原重秀の失脚と変死。史実に挑む時代ミステリ
今ひとたびの、和泉式部2017.03 集英社
集英社文庫
2017 「恋多き女」と評された女流歌人=和泉式部の恋と試練を描いた長編
森家の討ち入り2017.12
 
講談社 未読  
 
元禄お犬姫2018.05 中央公論新社 2018 お犬姫と呼ばれる知世の周辺に起きた騒動を描く時代長編
想い人2018.09
 
文芸春秋
文春文庫

未読

“あくじゃれ瓢六”シリーズNo.6
  
尼子姫十勇士2019.03 毎日新聞出版 2019 山中鹿介らによる尼子氏再興戦に舞台をとった歴史ファンタジー?
旅は道づれきりきり舞い2019.05 光文社 2021 “きりきり舞い”シリーズNo.3
 
別れの季節2019.11 新潮社 2019 “お鳥見女房”シリーズNo.8、最終巻 
嫁ぐ日2020.03 集英社 2020 “狸穴あいあい坂”シリーズNo.4
結寿と妻木同心コンビの復活。
きりきり舞いのさようなら2021.12 光文社 2022 “きりきり舞い”シリーズNo.4
 

  


    

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