Kafe

 ちょうどご飯時時ということで、あちこちのカフェ(Kafe。こちらでは、ちょっとした食堂の総称として使われる)は結構繁盛しているみたいだった。

 ガイドブックによると「美味しい店は足で探せ。ガイドブックに載ってる店でも、コックの移動が激しいので、味は刻々と変化する。客の入りがいいところが、美味しいところだ」と、力説されているので、客の入りがもっともいいところをチョイスして軒先をくぐった。名前も分からないほど大した店ではない感じだった。

 日本人は殆ど来ないらしく(私たちの他に日本人の姿は見えなかったし、食べている間も入ってこなかった)、日本語は全く通じない。観光客ずれしている島民ばかりだと思っていたので、これは少なからずショッキングだった。…でも、英語はイけるようだ。


 ナシ・チャンプル(Nasi=ごはん、Champur=いろいろ。つまり、いろんなおかずが乗っかったごはんのこと。韓国料理のビビンパのようなものだと思っていただきたい)を食べたいが作れますか?とつたない英語を総動員して何とか伝える。
 メニューには明記されていないが、作れる、とのこと。やった。

 ミックスジュースとそれを頼む。
 ナシ・ゴレン・スペシャルがRp.25,000(普通のナシ・ゴレンはRp.17,500)だったことを考えると、それのRp.30,000と、いうのは案外高いことが分かる。

 食事が出てくるのを待つ間、炒ったピーナッツが出てくる(写真左下)。…これは、どこのお店に行っても出てくるサービスのようだ。なかなか美味しい。

 隣のテーブルでは、白人の一家が食事をとっていた。
 頼んでいるものは、いずれも洋食ばかり。1.6人前はあるパスタを前にして、なぜかナイフとフォークを手に取る。
 …な、なんと、スパゲッティー(ナポリタンのようにゆでゆで)を一口大に切って、フォークに乗っけて器用に口に運んでいる。おぉぉ、すごいなぁと思って見ていると、半分くらいで食べるのをやめてしまった。
 食べにくかったのか、美味しくなかったのか、はたまたおなかいっぱいだったのか…真相は謎である。

 さて、自分たちの料理も運ばれてきてびっくり。すっっごいヴォリューム!!
 直径40センチくらいのプレートに白いごはん、ミー・ゴレン(おいおい、主食2つかよ!と、思った)、サテ、ガド・ガド、ベジタブル・カレー、アヤム・ゴレンがこれでもかっ!!と、乗っかっている。
 …食べきれないよぉぉ。

 でも、スワルバが勧めてくれたお店なんかよりも、全然美味しい。どれもこれもむちゃくちゃ美味しい。それで、一人360円強だったわけだから、ものすごく安い(スワルバの勧めたお店は、だいたい一人2,000円前後かかる)。…あのインチキ外人め(怒)。

 あまりにも量があるので、私たちはその店を「バカ喰い屋」と名付けた。

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