レゴン・ダンス
その後はバリDFS(?ちょっと正確な場所は忘れた。とにかくブランド屋が林立したホテルも併設されたようなところ)の中庭にある、レストランで食事。
ここは舞台が設置されていて、レゴン・クラトン(←正式名称。以後、通称のレゴン・ダンスと表記)を観ながらご飯を食べることが出来る。
レゴン・ダンスは、スカワティ王が瞑想中に見た天女の舞を再現したものだといわれている。
ストーリーはヒンドゥー教の善と悪の永遠の戦いという二元論をベースにしているということだが、紆余曲折あった後、神と王の繁栄を祈り、讃えるという王の機嫌を取るためのダンスになった。
ケチャック・ダンスはプロの踊り子が、踊りを見せることで生計をたてている感じがした。しかし、ここのレストランの踊り子はバイトでちょこっとやっているような気楽さがあった。
…むむむ、と思ったけれど、聞けばバリではこのような伝統的なダンスが学校で授業の一環として教えられているという。「だから、バリでは誰もが踊るか、楽器の演奏をすることが出来るんでぇーす。」と、スワルバは言っていた。
ご飯は、シーフードてんこ盛り。すごいボリューム。
座った瞬間に、サユール・ヒジョウ(Sayur=野菜、Hijau=緑)という青菜の炒め物が出てくる。
これは、空芯菜(時々中華に使われる、苦み走った青菜。名前の通り、茎に当たる部分の芯が空洞になっている。)を薄味のスープで炒め煮にしたものである。
…もっとも、作り置きらしく、青菜が汁を吸ってしまっていたが。味は塩がベースで、なかなか美味しい。
それから、メインの登場。
エビ、(多分)フエダイ、イカをフライもしくはグリルして、スパイスで味付けされたもの(真っ赤に色づいているが、全然辛くない。これも多分エビの腸を発酵させたもので色づけされているのだろう。独特のにおいがする。ちょっと臭いが、慣れるとこのにおいが食欲をそそるようになるのだから、不思議なものだ。)が、バスケットに文字通りてんこ盛り。
付け合わせに、白いごはん。
…ここのごはんは、ホテルのそれよりぱさついていてあまり美味しくなかったかな。
その他に、蒸かした巨大なジャガイモ。
これにはサンバル(Sambal)という調味料をつけて食べる。
赤唐辛子とオイル、その他香辛料で出来ているのがサンバル・メラ。←これの青唐辛子版がサンバル・ヒジョウ。
その他にからぁぁいけど少し甘い何だかよく分からない調味料が1種類。どれも辛いけど、美味しかった。
デザートは、スマンカ(Semangka)とナナス(Nenas)。…早い話がスイカとパイナップル。
スイカは、甘み的には日本のものと同じ。ただ、口当たりが少し違う。もっと繊維が多くて、ごりごりする感じ。固い。
パイナップルは、前出の通り。美味しい。
…ここでの支払いは、飲み物だけ。食べ物代は今日の観光とセットになっている。
と、いうことで、支払い。白ワインをデキャンタで頼んだので、Rp.50,000。600円くらい?…安いなぁ。
後は、ホテル帰って寝た。
←back / Topic「インドネシア」へ / next→
1.バリ島へ 2.南の島の洗礼 3.インドネシア料理 4.つれづれ
5.ウルワトゥ寺院 6.ケチャック・ダンス 7.レゴン・ダンス
8.続インドネシア料理 9.ジュナンサリ 10.バロン・ダンス
11.デンパサール 12.ブサキ寺院
13.Kafe 14.ヤマモト
15.安物買いの銭失い 16.ティルタ・ウンプル 17.タナ・ロット
18.最終日 19.幕切れ EXIT!