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 磯採集いろいろ 


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● 海水魚との付き合い始め   ● 採集方法   ● 採集へ行く時に持っていくもの   ● 携帯用の網
● 出現時期の一覧            

海水魚との付き合い始めはチョウチョウウオ、1993年10月のこと・・
 

小学生の子供達を連れて、家族で神奈川県の三浦半島へ磯遊びに行きました。定番のバーベキュと釣りと魚取り。

「魚がいるっ!」と叫ぶ子供に応え、自分の少年時代の遊び心も手伝って、では採って見せてやろうという親心。その銀色の体に黒いしましま模様の魚(多分…オヤビッチャ)をそーっと追いかけていると、ふと目の前にこれまで見たこともない平たい「オレンジ色の美しい魚」が泳いでいるではありませんか!全神経を魚の動きと両手に持った網に集中させ、そして採った!採ったーっ!!

興奮と感動と賞賛がおさまったころ、こう思ったのです。

汚れていると思っていた都会に近い海、こんな綺麗な魚がいるなんて、まだそんなに海は汚れていないのか!では、他にはどんな魚がいるのだろう…??と。そして図書館で必死に調べた「オレンジ色の美しい魚」はチョウチョウウオだったのでした。

  チョウチョウウオ この頃はまだパソコンが普及していません。Windows3.1の時代です。魚の名前を知るために図書館へ行き、海水魚の図鑑をあるだけ借りてきました。

でも成魚の写真ばっかりで幼魚の写真なんて殆ど載っていなかったので、チョウチョウウオと判るまでにはかなりの時間がかかったように思います。

左の写真は2004年7月撮影のもの ( CAMEDIA E-10 ):デジタルカメラというのを初めて購入したのは2000年4月だった。

このことがきっかけで海水魚の採集が始まりました。子供たちよりも私のほうがのめり込んでしまい、ライフワークと言えるまでになってしまいました。


採集の方法は「玉網でのタイドプール採集」
 

採集の場所は神奈川県の自然のままの海岸が残る三浦半島の磯、特別な磯ではありません、どこにでもある普通の磯です。自宅から余りお金や時間をかけずに行ける磯です。

採集は、海パンを履くわけでなくシュノーケルを付けて潜るでもなく、短パンとゴム靴でタイドプール(潮だまり)を覗いてまわり、お目当ての魚が運よく見つかれば、玉網で採ります。ダイバーの方が潜れない水深5cm、10cm、20cm、30cmが主なフィールドとなります。

採集を始めて5年目頃から、ここに何、あそこに何、と時期により出現する種類がわかってくるようになりました。7年目頃までは、ここの磯、あそこの磯と約 2km 程の領域を飛び回っていましたが、その後は 0.5km 程に限定し、魚はあまり居ないかもしれないけれども、過ごし易い磯を決めて、ジックリと観察することにしました。定点観察の始まりです。

遠征採集は行いません。○○に行けば○○○が採れるといって採ってきても、私にはあまり価値が感じられないのです。その地域でその種の、年単位の出現状況、月単位の個体状況、生息域の状況など… データが付いてきませんからね。

日本や世界の気象状況の変化で、出現する時期や種類や数が大きく変わります。そういう変化も楽しみといえば楽しみなのですが、毎年季節に沿ってお魚が現れてくれると、何故かホッとするものです。


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