HP-TOP 磯採集いろいろ 2003年度の磯    

(10/26 更新)   トリクチス幼生期にあるチョウハン
(10/13 更新)   偶然にもハクセンスズメダイ
(09/29 更新)   巡り会いの無い採集行が続いておりますが・・・その3
(09/21 更新)   巡り会いの無い採集行が続いておりますが・・・その2
(09/13 更新)   巡り会いの無い採集行が続いておりますが・・・その1
(08/12 更新)   交雑種
(08/09 更新)   コトヒキかぁ~
(07/31 更新)   おっとっと7月終わっちゃう
(06/26 更新)   梅雨どきのオチビサン3種
(05/05 更新)   キヌバリ採集
(04/25 更新)   採集スタートです

トリクチス幼生期にあるチョウハン(10/26)

久しぶりに青空の広がった某日、またまた息子と磯へ出かけてまいりました。

当日は風も弱く、タイドプールを覗くにはもってこいの日なのですが台風の影響からか、波のうねりが大きくこの日の潮位 60cm 前後に位置する箇所は、残念ながら見ることが出来ませんでした。

波の被らない浅いタイドプールでチョウハンらしき魚を発見、採集してプラケースに入れ、よくよく眺めてみると、まだ骨質板のあるトリクチス幼生期にあるチョウハン。一度は見てみたいと思っていただけに、大事に持ち帰りました。

トリクチス幼生期にあるチョウハン 全長:2cm、写真で頭部の後方とエラの下方に骨質板が延びているのが判りますか?

餌は思っていたより小さいものを口にします。タラコよりもコペポーダ、乾燥シュリンプの粉、また時々アサリも突付いております。↓下のハクセンスズメダイがこの子にちょっかいを出し過ぎるので隔離決行!。

偶然にもハクセンスズメダイ(10/13)

早朝は肌寒い某日、久しぶりに息子と磯へ出かけてきました。

当日は久しぶりに晴天なのですが、磯へ着いてみると強風!風予報にてある程度は予測されたこととはいえ、ちょっと強すぎます・・・いつもは覗いて周る左右の岩場は、強風と他の目的もあることで断念しました。

ハクセンスズメダイ 風の当らないタイドプールでオヤビッチャ属を収集中、イソスズメダイと思って採集したのがハクセンスズメダイ(全長2cm)だった。いや~上から覗いていると背びれの斑紋は見えないものです。

写真を撮りながら、クリクリお眼目と時々立ち止まりながら泳ぐ姿に愛くるしさを感じたのですが、大きくなると ミヤコキセンスズメダイ と同様に食指の動かない魚となってしまい、残念です。

早めに閉ざされたタイドプールの水温は13℃台へと下がり、厳しくなってきました。


巡り会いの無い採集行が続いておりますが・・・その3(9/29)

このところ、採りたいと思うお魚に中々巡り会えない採集の日々が続いておりまして、このままではHP更新もままならない・・・ところですが。

台風15号が過ぎ去った数日後、どんよりとした天気の某日、磯へ出かけてきました。台風の影響で磯荒れの不安と珍魚への期待が半分づつのこの日でしたが、結果的にはどちらも思い過ごしだったようで・・・ま、風も強く波も高いというコンディションではありましたが。

とあるタイドプールでオヤビッチャやフウライに混じって泳いでいたのこの子、最初に見たときはかなり白っぽくて、Syun さんのHPから「ヒメテングハギ」かと思い連れ帰ったんですが、水槽に放してみてからテングハギ(4.5cm)であることに気が付きました。

この日は2匹見られましたが、複雑な地形模様や魚と同色系の海草がある場所では、動きが活発でないこともあり、意外と見つけ難い種類でもあります。

巡り会いの無い採集行が続いておりますが・・・その2(9/21)

このところ、採りたいと思うお魚に中々巡り会えない採集の日々が続いておりまして、このままではHP更新もままならない・・・ところですが。

某日も魚に巡り会わないまま、帰り際に浅瀬で群れている10匹程度のオヤビッチャを眺めておりましたが、その中に青味がかったものが3匹混じっていました。近づいて良く見ると、ロクセンスズメダイでした。

ロクセンスズメダイ 普段は何気なく「あ、オヤビッチャ・・・」で片付けてしまっているようですし、いざ探そうと思っても中々見つけだせないものです。

当方には5年前に撮影したビデオでの静止画しか残っていないので、新撮影のためにちょっと我が家へ来ていただきました。

全長:3cm、オヤビッチャと比べると勝気な面が少なく、現状、下↓のアケボノに追い払われております。

巡り会いの無い採集行が続いておりますが・・・その1(9/13)

このところ、採りたいと思うお魚に中々巡り会えない採集の日々が続いておりまして、このままではHP更新もままならない・・・ところですが。

この日も「ムム・・今日も網は使わずじまいか・・」と思い始めた矢先。岩に腰を下ろしてオヤビッチャと一緒に泳いでいるナミチョウを眺めておりましたら、足元の海草の間からヒョッコリ顔を出したのがアケボノ。

アケボノチョウチョウウオ 我が家には5年前に Miura さんから頂いたものやその後に採集したものが居ります。故に採集にやや躊躇したものの磯で見るのは初めてなので、今回初採集の記録を作ることにしました。

全長2.5cm、このサイズには初めて接することになります。
水槽に入れて5日目に乾燥餌をポツポツポツポツと食べてくれておりますので、先住のアケボノと同様に元気に育ってくれることでしょう。

交雑種(8/12)

お盆のこの時期みなさん如何お過ごしでしょうか?当方、法事を前に、この大潮を逃すまいと短時間ながら行ってまいりました。

数日前の台風の影響で吹き寄せられた海草の溜まる浅瀬、手頃なイシダイが目に止まります。距離を測りながら左手の追い込み用の網をセットし、右手の網で「さぁ」と構えたところ、何処からか現れた4匹のイシダイ。あれよあれよという間にセットした網の中へ入り込んでしまいました。物に付き易い性質が功を奏したわけで、網も動かさなければ物なんでしょうね。

イシダイ交雑種 その中に1匹だけ混じっていたのが左の写真です(全長:7cm)

見てお分かりのようにイシダイとイシガキダイのハイブリット版ですね。「山渓:日本の海水魚」のイシガキダイの項に人工交配の記述がありますが、今回採集されたものは天然交雑でしょう。同時に採集したイシダイ(5cm)と比べると一回り大きいです。

他に採集したお魚はありませんが、この時期になってやっとチョウチョウウオ、フウライ、トゲが見られました。


コトヒキかぁ~(8/9)
コトヒキ ←写真は前回採集したものの、何の幼魚かが判らなかったお魚。 コトヒキ
(全長13mm)でしたが、コトヒキになっちゃった(全長20mm)→

ちょこまかちょこまかと実によく動き回って写真が上手く撮れません。このサイズでも同じ水槽にいるボラに頻繁にアタックしていますので早々に磯へ戻す予定です、もちろん現在隔離中。

前回↓名前の判らなかったフグ君、成長を見守る予定でしたが、ある朝突然姿を消してしまいました、残念です。亡き骸は未発見ですが、同居している魚たちへの毒の影響はみられません。


おっとっと7月終わっちゃう(7/31)

ふと気がつけばもう7月も終わりで、はっと気がつけば7月の採集更新が一度も無い・・・のは当方淋しいのです。

曇り予報の某平日、磯へ出かけてみれば雨が降る始末。(前回と同様のパターン)磯へ到着後1時間は雨宿りです。

雨が上がってきたので腰を上げタイドプールを巡り始めましたが、干潮の早い時期に出来たタイドプールは泥水が流れ込んでいて何も見えません。透明度がある場所を選んで覗いてゆくのですが、この日はチョウ科はおろかスズメダイ科さえ見ることは出来ませんでした。

クサフグ 多数のメジナ、多数のカゴカキダイと今年生まれたクサフグも沢山みられます。

そのクサフグを見つめているうちに、中に1匹だけ違う模様を見つけました。比較画像は コチラ ほぼ同じくらいのサイズ(2cm)です。

名前はちょっと判りませんね、図鑑を見ても載っていないし、もう少し特徴が出てこないと当方では特定が出来ません・・・。


梅雨どきのオチビサン3種(6/26)

磯採集へ行ったのは台風6号が来る前ですから、先週のコトになってしまいますが、更新が遅れてしまったのはPCのトラブル。

国内3大メーカーのひとつである、某サイトからダウンロードしたあるソフトをインストールしたら、Windows の機能が麻痺してしまいました。見れれず、触れず、反応せずでお手上げです。前々からパーティションを切り直したい・・という欲もあって、まっサラサラから再構築をしました。

当日は終日曇りの予報でしたが、到着して暫くすると雨が降り始める始末。早めに切り上げましたが、何とか3種は採集することが出来ました。

ホウボウ ← ホウボウ(1.5cm) トビウオの仲間(1.7cm)→ ハマトビウオ
どちらもプラケースで簡単に採集することができた。トビウオの仲間?は撮影を始めた直後に容器から突然飛び出してしまいまして、写真は没後のものです。名前が判らないのですが、ネット検索などから「ハマトビウオ」の稚魚ではないかと思われます。

参考(東海大学海洋学部博物館)

もう1種はアミメハギかな?(1.7cm)

キヌバリ採集(5/5)

GW後半3連休を前に「混む前に行きましょうよ!」ってなわけで、Sawada さん、息子、共々磯採集へ行ってまいりました。

当日は、晴れ/風無し、の予報でしたが・・・曇り/風有り、の天気です。まぁ息子の希望でのキヌバリ採集が目的ですから、この天気でも舌打ちするほどのことでもありませんやね。(とはいうものの心の隅では「おもしろいの採れないかな~」などと思っているのは皆さんと同じです。)

キヌバリ この季節の定番キヌバリ(全長:6cm)
Sawada さんにも手伝っていただきまして希望個体数分は確保できました。
左の写真は採集2日目のものですが、お魚の体調が良くありません、尾鰭の先端が傷んでいます。でも3日目になると傷みの進行は止まっているように見えます。
コノハミドリガイ

右の写真は、好奇心に負けて採ってしまった、コノハミドリガイ。名前がまったく判らなかったので、ウミウシ研究所 にて調べさせてもらいました。海の生物の不思議さを堪能させてくれる種なのであります。


採集スタートです(4/25)

ポカポカ陽気に誘われて、行ってまいりました(1週間前 )。ホントはもっと早く、3月の頭なんぞに行きたかったのですが、やっぱり寒かったし、波も高い、風も強い日ばっかりでしたから。

ボラ 今回、あまり歩き廻ることはせずに、見易い処だけを数カ所覗いてきましたが、ボラ、ギンポ、キヌバリ、メバルなどの幼魚が結構見られました。

さして採集するお魚がいない所為でもありましょうが、この日はぼんやりと磯辺や彼方の海を眺めている時間が多かったですね。

採集したのはボラ(全長 4cm)ですが、この子の写真を撮るのに苦労しました。小さい魚を暫らく撮っていないせいでしょうか、ピントは合わない、色は出ないで汗だくです。
Syun さんの 「ふぉっとっと」を使いたい気持でした。

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