軽井沢・別所温泉
(2007.5/5~6)


 連休中なので人ごみはかなりのものでしかも自動車の渋滞は当たり前。旧軽銀座の蜂蜜店でソフトクリームを堪能し、ショー記念礼拝堂へ,ここは日本家屋をそのまま利用した教会で,そばには小さい鐘の塔がそびえ立っており、自分の教会の印象はかなり高く、頂上の塔に鐘がある様な印象だったのでこの教会を見た時、ひっそりとした小さな教会なのだと改めて実感


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 地元のFM局、駅の中にありました。10時くらいに軽井沢に着きましたが、午後になるともっと込んでしまいます、車も人も
 

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 郵便局が山小屋のようなつくりだったので撮ってみました。右の写真はショー記念礼拝堂、日本家屋のつくりをいかして作ってます、森の中にたたずむ姿が印象的
 
 その側のショーハウスには昔ながらの生活感ある住まいがあり、電気の無い時代に中に氷を入れて冷やす方式の古い冷蔵庫があり、風呂は大きめの桶のみでなんとも質素な感じ。昼食後は鬼押し出しへ、以前行った時は休日ではないせいかここもかなりの混雑ぶり。さすがに一周はまわれずに嬬恋村の見える景色を眺めてから今日の目的地である別所温泉へ。高速を通るとかなり距離があるので一般道で2時間程の道中で道の駅に止まると、地元の人が聞いた事の無い名前の花を売っている姿があった。東京では道の駅は見ないので結構新鮮ではあったし、地元のそういうサービスの魅力も道の駅の良い所なのだろうか。


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 礼拝堂横の鐘とショー牧師の胸像
 

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 ショー牧師のすまい、昔のまま保存されてます。木造つくりなのがいいです。右はハウス内のテーブルと椅子

 

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 昔の冷蔵庫、なかに氷を入れて冷やしているというしかけ。森林もこの軽井沢という避暑地ではおなじみ
 

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 昔の風情感じる旅館
 

 そして温泉街が見え始め、浴衣を着て歩いている人を見かけると今日の宿へ到着。そこはかなり和の印象の強い建物で中から隣の土産店へ入る事ができる構造であった。しかし4階は消防法によって防火の問題から使用不可だそうな・・・。まず部屋の準備ができるまでの間,座敷へ案内され、部屋の準備ができるまでの間お茶と柏餅が用意された。丁度こどもの日だからかも? 後はちょっとした小物入れのサービスがあってそれなりのもてなしを感じた。 それから部屋へ招かれ、さっそく風呂へ。広いという訳ではないが硫黄の臭いが香って温泉に入っているということを実感。風呂の床は畳になっていた。以前働いている施設に風呂の床を濡れてもいい畳に替えられるようなものがあったので。こういう和の要素を取り入れているのもサービスという演出の一つだと思う。夕食は山菜や魚を中心としたものでしょうゆ豆、山菜の天ぷらやぎょうじゃにんにく、たらの芽など、田楽豆腐となま湯葉、普段は食べない物なので大丈夫なのかと思っていましたが本当においしかったです。食後はサービスで布団がすでに敷かれてました。酒も飲んでおり眠たくてだれもが寝てしまいそのまま時が過ぎました・・・。
 翌朝、あまりにも早く寝たせいで6時頃目が覚めてしまい、食事までの間に朝湯を満喫。これがまた気分が良かったです、起きがけにさっぱりするのですから。食事は事前に茶粥か麦とろ飯、みそ汁も具が選べるサービスがあって、茶粥と麦とろ飯に。その他数々の山菜と普段食べる事の無い鮎料理が出る等、山の幸がたくさんでした。


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 軽井沢の後鬼押出し園へも行ったんですがすでにこのHPに載せているので割愛して、旅館の室内の写真へ飛んじゃいます

 

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 夜の旅館の景色。夕食はうかつにも少し食べてから写真を撮ってしまいました、食べる前に撮れば良かった・・・そばのある豚シャブのサラダ

 

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 この釜でごはんが炊かれていました、けっこう美味しかったです。山ぶどうのジュース、濃厚な味と酸味がいいです

 
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 夕食後のデザートよもぎ餅。右の写真は変わって翌朝の食事、めったに食べない物ばかり

 

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 鮎のそばとそばだんご汁、そばだんごの身はすこしパサつきがありますがおいしいです

 
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 茶粥、さらっとして朝の胃にやさしいです

 

 それから宿を出たあとは雨の時間、寺巡りへ。北向観音から安楽寺、そして常楽寺、中禅寺と数々の寺を巡って写真をとって最後に前山寺へ。ここのおはぎは昨日軽井沢でタクシーに乗っていた時に運転手さんがすすめてくれたもので、予約しないととは言っていましたが、すんなりとありつけました。すりおろしたまろやかなくるみのたれで頂くもので、おはぎのやわらかさもあってたれにからめて食べると、くるみの油分のまろやかさがなんとも言えなかったです。漬け物も梅を甘くしその葉で漬けた物もあまりこういうものを食べないのですが、梅のカリカリの食感と甘酸っぱさがよくあってました。まだ雨降る中、紡ぎ作業を直に見られる衣料店や無言館という美術館へ、若くして昭和初期の戦争でなくなった20~30代の美術大の学生が残した絵を遺品とともに展示している所で、建物のつくりが十字になっていました。美術館では惜しくもすばらしい才能を持った人を悼んでました。なお料金は500~1000円の随時制で「本人の気持ち」で払ってほしいと言う願いが込められた場所でした。雨が降ってはいましたが、本当にいい景色と日本の歴史遺産と山菜に巡り会った2日間でした。


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 北向観音、あいにく天気が悪く雨が降っていました。また長寿の木を撮影

 
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 安楽寺の八角三重塔と安楽寺の門、塔は鎌倉時代の物で一番下の部分はひさしだそうで「ひさし付き三重塔」といわれているそうです

 

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 常楽寺、かや葺き屋根がいいですね。補修にはかやの高価さから千万円単位の額がかかるとか

 
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 常楽時の石造多宝塔

 
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 墓の形が珍しいと思い、撮ってました。右の写真は中禅寺ですがかや葺き屋根の建物はあまり見た事がないので新鮮

 

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 京都の庭園のような中禅寺の庭といい赤色をしている花

 
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 前山寺の三重塔と門

 
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 前山寺の鐘とお寺の木。木は太くてかなりの樹齢です。

 
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 前山寺のおはぎ、やわらかいおはぎとクルミの甘いたれがからんで美味でした。おはぎの後ろの皿の左にある梅をシソで巻いて甘くつけた物も美味しかったです。
 おはぎを食べた部屋からの眺め、天気がいいと山の景色も見られたんですが残念