ヒポクラテス集典

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邦訳目次

文 献

掲 載 日

01. 関節について 2013.09.29
02. 骨折 2013.10.27
03. 整復装置 2013.10.30
04. 法 2013.10.30
05. 箴言 2013.11.13
06. 訓戒・心得 2013.11.20
07. 品位 2013.11.25
08. 医師 2013.11.30
09. 術:医術擁護論 2013.12.08
10. 診療所における心得 2013.12.15
11. 健康時の養生法 2013.12.19
12. 人間の本性:四体液説 2013.12.30
13. 予後 2014.01.15
14. 養生法 Ⅰ 2014.03.26
15. 養生法 Ⅱ 2014.06.14
16. 養生法 Ⅲ 2014.08.06
17. 養生法 Ⅳ または夢 2014.11.02
18. 頭部損傷 2026.10.18:新着!


用いた底本
1-5,10:「The Genuine Works of Hippocrates」(1849) by Francis Adams(1796~1861)
6-9,11-17:「HIPPOCRATES」 Vol. I,II,IV (1923-1931) by W. H. S. Jones
18:「HIPPOCRATES」 Vol. III (1928) by E. T. Withington



2012年のこと、手技療法の発祥・発展を解説するページを作ってみようと思い立ち、その資料をネットで探していたところ、古代ギリシャ・ローマ時代の著名な著作の英訳文がWEB上で公開されていることを発見した。
The Internet Classics Archive
ここには古代ギリシャ・ローマ時代のさまざまな著作が全部で441編の多きにわたって公開されている(中にはカエサルのガリア戦記やマルクス・アウレリウスの自省録なども!)。そしてヒポクラテスの著作は、Francis Adams(1796~1861)の訳が公開されている(下記参照)。

Internet Archive
ここは、W.H.S.Jones と E.T.Withingtonの訳本で、ヒポクラテスの著作全4巻がテキスト形式でダウンロードできる。

商用にしなければ自由に利用してよいとのサイト管理者の許可があるのを幸い、英訳からの重訳ということになるが、日本語訳に挑戦してみた。誤訳の部分も多々あると思われるので、この点を了承していただき、諸賢の参考になれば幸甚これに卓るものなしと云う次第です。

すでにして専門家による日本語訳が刊行されていることでもあるし、わざわざ拙ない訳を披露する必要もないだろうとも考えた。しかし、下記の集典中、2,4,11,12.17の文献は文庫本なので、古書で良ければ入手は容易であるが(注1)、他の日本語訳(注2、3)については、刊行されてはいるものの、大変高価(古書価格10万円程度)であったり、所蔵図書館も限られているため、一般には極めて入手しづらく、手軽に閲覧できない。

現状では、ヒポクラテスの著作が邦文に翻訳されている例はわずかに五件のみである。そのうちの三件は10編程度の部分訳で、一般人が手軽に彼の著作を読める状態にはなっていない(注2、3)。

そこで、拙訳ではあるが、WEB上で日本語訳を公開することに、多少とも意義があるものと信じてここに掲載する次第である。



なお、ヒポクラテス集典には、後代になってから他人の著作も紛れ込んでいるようだが、全部で170編の著作が残されている(注1)。Francis Adams(1796~1861)によって英訳されている文典は次の17編である。

「The Genuine Works of Hippocrates」 1849
by Francis Adams(1796~1861)の目次

Vol. I
 1. On Ancient Medicine 古代医術
 2. On Airs, Waters, and Places 空気、水、場所
 3. On The Prognostics 予後
 4. On Regimen in Acute Diseases 急性病の養生法
 5. Epidemics I & III 流行病 I & III
 6. On Injuries of The Head 頭部損傷
Vol. II
 7. On The Surgery 外科について/手術室にて
 8. On Fractures 骨折
 9. On The Articulations 関節
 10. Instruments of Reduction 整復装置
 11. Aphorisms 箴言
 12. The Oath 誓い:これはあまりにも有名→ヒポクラテスの誓い-Wikipedia
 13. The Law 法・医の倫理
 14. Ulcers 潰瘍
 15. Fistulae 痔瘻:今裕氏の訳→痔の散歩道
 16. Hemorrhoids 痔疾:今裕氏の訳→痔の散歩道
 17. On The Sacred Disease 神聖病(癲癇)

「HIPPOCRATES」 (1923-1931) の目次
by W. H. S. Jones & E. T. Withington

これはギリシャ語と英語の対訳になっている。一応AMAZONにリンクを張っておきます。とっても安価!

第Ⅰ巻 1923 訳者:W. H. S. Jones(1876-1963)
 古代医術     ANCIENT MEDICINE
 空気、水、場所   AIRS WATERS PLACES
 流行病Ⅰ Ⅲ    EPIDEMICS I AND III
 誓い       THE OATH
 訓戒・心得     PRECEPTS
 栄養       NUTRIMENT

第Ⅱ巻 1923 訳者:W. H. S. Jones(1876-1963)
 予後       PROGNOSTIC
 急性病の養生法   REGIMEN IN ACUTE DISEASES
 神聖病(癲癇)   THE SACRED DISEASE
 術        THE ART
 風気       BREATHS
 法        LAW
 品位       DECORUM
 医師       PHYSICIAN
 歯        DENTITION

第Ⅲ巻 1928 訳者:E. T. Withington
 頭部損傷      ON WOUNDS IN THE HEAD
 診療所における心得 IN THE SURGERY
 骨折        ON FRACTURES
 関節        ON JOINTS
 整復装置      INSTRUMENTS OF REDUCTION

第Ⅳ巻 1931 訳者:W. H. S. Jones(1876-1963)
 人間の本性     NATURE OF MAN
 健康時の養生法   REGIMEN IN HEALTH
 体液         HUMOURS
 箴言         APHORISMS
 養生法Ⅰ       REGIMEN I
 養生法Ⅱ      REGIMEN II
 養生法Ⅲ      REGIMEN III
 養生法Ⅳまたは夢  REGIMEN IV or DREAMS


上記以外のヒポクラテスの著作目録を以下に記しておく(注1)。
(ただし、信憑性が高いと評されているものに限った)

掟 食物 液体の利用法
分利 分利日 人体の諸部位
内科疾患 病気 疾病
精液 過剰妊娠 処女病
七ヵ月(早産)児
八ヵ月(早産)児
小児(胎児)の生成 殺胎術
女性の本性 婦人病 不妊
七 腺 心臓
骨の本性 肉質 予言
解剖 視覚 聖所での演説
便節の弁 書簡 アテナイ人の布告




注1;「古い医術について」 小川政恭;訳、岩波文庫、1963年
注2;*「ヒポクラテス全集」 今裕;訳 岩波書店 1931年 1352p
            名著刊行会 1978年(再刊)
  Leonhart Fuchs (1501~1566)によるドイツ語訳からの重訳

*「新訂ヒポクラテス全集」全三巻 大槻真一郎;編集、訳 エンタプライズ 1985年~1988年

注3;上の三件に加えて、次の二件がこれまでに邦訳されている全てということになる。
*「ヒポクラテス集」 真島隆輔;訳 日本医事新誌局、1938年、196p
*「ギリシャの科学」 (「世界の名著」 9) 大橋博司;訳 中央公論社 1972年

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