Essay and Interview


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大西赤人/小説と評論
作家の大西赤人さんのホームページにも、小説や評論、コラムが多数収録されています。


文学
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デジタルで行こう!

オーディオ、テレビ、インターネット、電話、パソコンなど、身の回りにあるデジタルなものの最新トレンドをわかりやすく解説。「シティリビング」に連載中。


知りたいことはネットにきけ

休刊になった「インターネットサーファー」の連載を再録。
インターネットのサイトを回って、疑問を解決したり、新しい発見をしようという連載でした。

あの人に会いたい!

現在、「インターネットマガジン」に連載中、ユニークなホームページ作者へのインタビュー「あの人に会いたい」を再録。
ホームページ作りの面白さ、苦労など、思わずほほがゆるんで役に立つエピソードがいっぱいです。

・96年 ・97年 ・98年

データベース不思議発見

新聞やテレビで見かけた面白そうな話題について、オンラインデーターベースやインターネットを駆使して、その真相や、後日談や、思わぬ裏話を探り出す。 アスキーの月刊『ネットワークス』93年8月号から96年4月号まで、27回にわたって連載。

MSNジャーナル掲載のコラム

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●期待はずれの映画「ドクター・ドリトル」が示すもの (鈴木康之:4月2日)
イギリスの児童文学者ヒュー・ロフティングの「ドリトル先生」シリーズは、日本では全12巻を買えるが、アメリカでは作品中に黒人差別表現があるとされるため、数冊しか手に入らない。最近、この作品を原作とした映画「ドクター・ドリトル」が公開され、黒人俳優のエディ・マーフィーが主演した。だが、原作の最初の数ページだけを使ったもので、マーフィーお得意のジョークも空回り気味だ。

●情報公開とインターネットの効用 (鈴木康之:4月13日)
患者が治療方針について納得できるよう、複数の医師の意見を聞けるセカンド・オピニオンの仕組みはすぐれているが、インターネットの世界では、これと似たような現象が、医療だけでなく幅広い分野でおきている。マスメディアのフィルターに通らない記事を流すニュース系サイトが、そのよい例だ。クリントン大統領のスキャンダル報道もインターネットで火がついた。あそこまで公開したからこそ、もう隠されていることはない、と信じることができる。

●直木賞受賞作『理由』が意外に面白くない理由 (鈴木康之:5月19日)
昨年、直木賞を受賞した宮部みゆき氏のベストセラー小説「理由」は、評論家たちに絶賛されていたので、期待して読んだが、何だか面白くない。このミステリー小説は、ノンフィクションの形式をとった点で画期的だが、本当のノンフィクションなら、もっと熱く、登場人物の誰かに思い入れをして語るものだ。詳細に記述しているが、冷めた語り口であることが、逆にリアリティを失わせているのではないか。

●「全米日系人博物館」と「昭和館」の恥ずかしい格差 (鈴木康之:6月2日)
ロサンゼルスにある、日系アメリカ人の歴史を記録した日系人博物館は、日系人の未来を示しているようで、感動を呼ぶものだった。それに比べ、東京・千代田区で3月末から公開された「昭和館」は、「戦争資料館でも博物館でもなく、戦争を伝えるものでもない」という、目的のない博物館だ。設立をめぐっては市民団体の反対運動も起きている。

●もう一度よみがえるがいい、アナログLP文化 (鈴木康之:7月1日)
LPレコードは、見事にCDに取って代わられたが、最近は若い人の間で、再びLPが見直されている。それなら、またLPをどんどん発売してほしいと思うが、LPの生産が減ったので、最盛期のようないい音質でプレスできないのだそうだ。そう考えると、長年培ったLP時代の録音技術を捨てて、なぜすべてデジタル録音とCDに切り替えてしまったのかと残念に思う。

●昭和館は不幸な過去を知る手助けになるか(鈴木康之:9月29日)
展示内容などに関して批判がある東京・九段下の「昭和館」を見学した。昭和館を否定するわけではないが、意図のはっきりしない展示は、戦争賛美ととられかねない危険性をはらんでいる。「過去の不幸な時代」を総括するには、そのころの状況をいいことも悪いことも含めて、よく知る必要がある。そのためにも新しい「昭和館」が必要だ。

●映画『メッセンジャー』は1999年の東京の風景を見事に切り取った(鈴木康之:12月3日)
馬場康夫監督の『メッセンジャー』を見て、自転車便という映画的な題材が、シリーズものとして大きな可能性を持っていることに気がついた。東京から福島に引っ越してきて、シネマコンプレックスの大スクリーンで見る映画の魅力を再確認したが、シネコンとシリーズもの映画は、映画復興の切り札になるかもしれない。

●日本にも「パウエルズ・シティ・オブ・ブックス」がほしい (鈴木康之:2月16日)
インターネットで注文すれば本や雑誌が簡単に手にはいるようになって、街の書店へ出かける機会が少なくなった。しかし、この冬オレゴン州・ポートランドにある巨大な書店「パウエルズ・シティ・オブ・ブックス」に行く機会があって、書店で本を眺め、手に取って選ぶ楽しみを再確認。こんな書店が日本にもほしいと思った。

●南沙織の名曲「哀しい妖精」は、松本隆による静かな反戦の歌である (鈴木康之:6月1日)
作詞家・松本隆が30年間に書いた2000曲から、『木綿のハンカチーフ』『赤いスイートピー』など101曲を収録した7枚組CDボックス『風街図鑑』は、30年間の日本歌謡曲の歴史の一断面であると同時に、松本隆の私的な30年間の足跡でもある。常に人生に肯定的な詞は僕たちを元気づけてくれるだけでなく、その中にはいくつものメッセージが隠されている。


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