ザ・ビー・ジーズの想い出


 好きなバンドやミュージシャンというと、アメリカなら、ビーチボーイズ、リトル・フィート、ニール・ヤング、スティブン・スティルス、C.S.N.&.Y、モビー・グレイプ、バッファーロー・スプリング・フィールド、ブルース・スプリングスティーン、スティーブ・フォーバート、元プリンス、U2、クラッシュ、ボブ・ディラン、ザ・バンド、クイックシルバー・メッセンジャー・サービス、……、日本では、山下達郎、大貫妙子、大滝詠一、シュガー・ベイブ、はっぴいえんど、遠藤賢司、鈴木茂、ムーンライダース、と節操なく挙げられる。

 その中から、ホームページでビー・ジーズを最初に取り上げたのは、小学校5 年生のとき、最初に買ったシングルがザ・ビー・ジーズの「マサチューセッツ/ホリディ」のカップリングのレコードだったのが大きい。2歳年上の生まれたときから隣に住んでいて、兄貴のように遊んでいた人の家に久しぶりに遊びに行った。そこで、「マサチューセッツ」のレコードを聴かされて、いたく気に入って帰ってからすぐにレコード屋に買いに行った。

 それまで聴いていた音楽はテレビから流れる歌謡曲。歌番組を買ってもらったオープンリールに録音して繰り返し聴いていたから、音楽は好きだったのだが、洋楽を意識的に聴いたことはなかった。しかし、英語の歌詞の意味はわからずとも、邦楽とは違うこんなすごい音楽があるんだ、ということに圧倒された。それから、ラジオの洋楽番組も聴くようになったし、そんなにたくさんは買えなかったが、小遣いの中からシングルを買うようになった。

●69年頃の日本の洋楽状況

 クラスに、同じ用に洋楽を聴いていた友達が一人だけいて、彼とアルバムやシングルを交換して聴いた。だから、当時のビー・ジーズのLPも全部は持っていない。何となく2人の間には暗黙の了解があって、「ファースト」と「アイディア」は彼が、僕は、「マサチューセッツ」(原題はホリゾンタル)と「オデッサ」を買った。

 他のアーティストについても、2人とも好きな場合は同じで、ビートルズのアルバムも僕は、「オールディズ」と「レット・イット・ビー」しか買わなかった。2枚組の「ホワイトアルバム」は高かったので、2人とも買えなかったのを、今となっては懐かしく思い出す。「レット・イット・ビー」は2枚組のような値段で発売されたので、予約して発売日に飛んでいって買ったのだけれど、厚い写真集が付いているだけの1枚で、すごくがっかりしたのを覚えている。

 当時ビー・ジーズは日本グラモフォン(現在のポリドール)というレコード会社から発売されていて、そこの提供する日本グラモフォンの洋楽アーティストしかかけないラジオ番組を毎週欠かさず聴いていた。そこで、かかったクリームとか、レッド・ツエッペリンとか、ヴァニラ・ファッジなんかの、当時ニューロックと言われた音楽を聴くようになり、自分の中でのビージーズの比率は次第に下がってくる。

 そこから、C.S.N.&Yを聴いてアメリカ西海岸の音楽に傾いていき、日本のはっぴいえんどに戻って、高校生の頃にライブハウスに通うようになり、アルバムを出す前のシュガー・ベイブ(山下達郎、大貫妙子が在籍)を聴いて、すっかり追っかけ状態になり、現在に至る。これで、冒頭に挙げた好きなミュージシャンのだいたいの説明がつくはずだ。

 ビー・ジーズから話がだいぶはずれてしまったけれど、当時は洋楽を聴くというのは情報が少なくて大変だった。まず、聞き始めた頃は、5人いるメンバーのうち誰が誰なのかよくわからない。LPを買って、写真の下に名前が付いていて初めてわかるという状態。

 まして、動いて演奏するところなど、全く見られない。写真だって、数パターンしか存在しないという状態なのだ。また話が飛ぶけれど、中学の時に見た映画『ウッドストック』の感動は、知っているミュージシャンがみんな動いているということじゃなかったんだろうか。何しろ、それまでテレビで見たことがあるのは、ビートルズとモンキーズくらいだったのだから。

●ビー・ジーズを追いかける

 当時、ビー・ジーズを追いかけるといったって、ラジオ番組を聴いて、シングルが出たらすぐに買うというくらい。そのラジオ番組だって、それほど情報が流れるわけではない。それでも、イギリスで発売されたシングルは、すぐにかかったから(当時は、シングルでも日本発売は3か月くらいあとだった。LPだと、半年後、1年後ということもよくあった)、貴重な情報源だった。

「Don't Forget to Remember Me(想い出を胸に)」をラジオで初めてかけたときに、間違ってB面の「The Load」をかけてしまい、シングルを買うまでずっと、こんな曲じゃヒットしないなと誤解していたなんて笑い話もある。

 ビー・ジーズは、シングルでいうと「若葉の頃(First of May)」を出した頃から解散説がささやかれるようになり、「トゥモロウ・トゥモロウ」はロビン・ギブの抜けた2人でリリースされた。独立したロビン・ギブは「救いの鐘(Saved by the Bell)」を出したのが、どちらのシングルもあまりよくなくて、ヒットもしなかった。

 この辺から、ビー・ジーズへの気持ちはだんだん衰えていった。結局ロビンは復帰して3人に戻り、70年の「ロンリー・デイズ(Lonely Days)」ではキャシュボックス誌で1位、71年の「傷心の日々(How can You Mend a Broken Heart)」はビルボード誌で1位と、ビー・ジーズは復活するが、僕自身の離れた気持ちは元に戻らなかった。「Don't Wanna Live inside Myself」までは日本発売の全シングルを買っていあるが、「My World」は買わなかったと思う。

 そのあと、「サタデー・ナイト・フィーバー」のときは、映画も見たし、至る所から流れてくるビー・ジーズの新しいサウンドが楽しかった。懐かしい旧友が帰ってきたような感じだった。

 そして、「One」のツアーで日本でもコンサートをやったとき、初めて彼らのライブを見た。その前にも来日しているが、そのときは何だか行く気がしなかったのだ。本当に久しぶりだったが、彼らはとてもよく年取ったんだなと思った。もちろん、今までの大ヒット曲もやったけれど、「One」をやるときの彼らの、「これが俺たちの行く道なんだ」という自信にあふれた感じが印象的だった。

 ビー・ジーズについて語り出すと、いくらでも書き込んでしまいそうだ。この辺にしておくけれど、98春から夏には日本でのコンサートもあるらしい。それを楽しみに、このページを頑張って充実させることにしよう。(1997.4.2)


ザ・ビー・ジーズのレコード探し(1)


 元々レコードの収集にはそれほど興味がない。中古レコードを高いお金を出して買うのは馬鹿らしいと思っていたし、CDだって欲しい物を全部買っていては、お金も置く場所も追いつかない。というわけで、中古レコード店へ行くのは極力避けてきた。

 しかし、ホームページを開いて、アルバムのシングルのリストを作り始めると、そうも言っていられなくなった。日本語版について、完全なリストを作ろうと思ったら、現物を全部手元に集めるのが一番の方法だ。アルバムに関しては、日本版がCDでだいたい手元にあるから、まだいいが、シングルに関してはお手上げだ。中古盤を探すしかない。

 自分でアルバムやシングルのリストを作ってみて、大変な作業だということがよくわかった。「レコード・コレクターズ」のリストを何気なく読んでいるが、完璧な物を作るためには、全部のアルバムやシングルに当たらなければならない。結局は自分で持っているのが一番いいわけで、音楽評論家の人たちは、資料集めだけでも大変だなと思う。僕みたいな、パソコン通信やインターネット関係の原稿を書いていても、資料の数は増えていくばかりだ。

 まずは、東京各地の大きなレコード店を当たって、今どんなCDが手に入るか探してみた。「ミスター・ナチュラル」までのCDは、92年に再発されたときに買っておいたが、「メイン・コース」以降は、買わなかった。カセットテープで持っていたし、「サタデー・ナイト・フィーバー」がヒットした頃に、さんざん聴いたし、懐かしいというほどでもなかったので、いいかなと思っていたのだ。

 新宿、渋谷、銀座などのレコード店を回ったが、買うことができたのは、「失われた愛の世界」「リヴィング・アイズ」のみ。サウンドトラックの「ステイン・アライヴ」も未聴の曲があるので買っておいた。「メイン・コース」「チルドレン・オブ・ザ・ワールド」「グレイテスト・ライブ」は輸入盤はあるが、国内盤は見つからない。解説も読みたいし、できれば国内盤でそろえたいので、輸入盤を買うのは少し待つことにする。

 ただ、「E.S.P」だけは、輸入盤でも見かけなかった。THE BEE GEES STATION を運営している方も、「E.S.P」以外は全CDを持っていると書いていたから、「E.S.P 」を見つけるのはけっこう大変そうだ。

 レコード店ではこれ以上の成果は上がりそうにないので、インターネットのCD ショップで探してみることにした。Yahoo!で検索していくつかのショップをのぞいて、ビー・ジーズのアルバムを探してみたが、品揃えはどこも同じような感じだ。やはり、「E.S.P」はリストアップされていない。

 中でも、価格が一番安そうな Music Boulevard で、アンディ・ギブのアルバムを見つけたので、注文することにする。Music Boulevard は、ジャケ写も見られるし、曲も聴くことができる。いろいろ見ているだけでも楽しいサイトだ。日本語のページもあるので、日本からでも使いやすい。

 アンディ・ギブのグレイテスト・ヒッツは、11.49ドル。送料は日本から注文した場合、1枚目は8.99ドル、2枚目以降は、1.75ドルずつ加算される。数多く頼めば、日本で買うよりもかなり安くなる計算だ。支払いはクレジットカードで引き落とし。注文したら、すぐにインターネットで確認のメールが来た。さらに、3日後に、発送しましたというメールが来た。その後、2日後に航空便でCDが届いた。発送してから届くのが早いのに驚く。到着まで、1週間から10日かかりますと説明にあったが、僕の場合は結局5日で届いた。

 数日後の4月18日、渋谷に行く機会があったので、中古レコード店をのぞいてみた。店でLPを手に取るのは本当に久しぶり。ビージーズ関係は、けっこう安い値段でそろっている。アナログで集めるなら今がチャンスかもしれない。

 いろいろ探していたら、デスクユニオンにロビン・ギブの2枚目のアルバム「ハウ・オールド・アー・ユー」が500円であった。このアルバムは聴いたことがないので、取りあえず買うことにする。「How Old Are You?」という映画のポスターとロビンが写っているジャケットには見覚えがある。この頃はビー・ジーズ熱は一番冷めていた時期なので、買おうとは思わなかった。

 当時の価格は2800円。500円なら、多少傷があってもいいやと思って買ったが、帰ってよく見たら、ジャケットも新しいし、盤質もよかった。誰かが、ほとんど聴かずに手放した感じだ。何だか得した気分になった。ただ、アンディ・ギブのグレイテヒッツの日本盤の新品も見つけた。これはちょっとくやしかった。

 中古盤もこまめに探せば、いろいろと集まりそうだ。目標は、ビー・ジーズの日本盤の全貌をつかむこと。暇を見つけて、できるところまでやってみよう。(1997.4.20)


ザ・ビー・ジーズのレコード探し(2)


 始めると突っ走ってしまう癖があるようで、また何軒か中古レコード店を回ってきた。今回はその報告です。

 22日、仙台へインタビューの仕事で出かけた。リクルートが出している技術者向けの求人情報誌「テクノロジー・ビーイング」の取材で、ペンティアムより50 倍速くてマルチメディア処理につよいsoundというチップの話だが、大学院を出たばかりの29歳の技術者がひとりで開発したというもの。これはこれですごく面白い話だけれど、もちろんここではふれません。

 というわけで、仙台に行ったのだけれど、地方の大きめの都市はレコードを探すのには向いている。「レコードマップ」(学陽書房)というガイドブックで調べると、駅前に中古レコード店が集まっている一角がある。ここなら、帰りに寄ってもそんなに時間はかからない。実は、小学3年から中学2年まで仙台に住んでいて、そのあと東京に越したので、土地勘もある。つまり、ビー・ジーズのレコードを最初に買ったのも仙台でのことだ。

 行ったのは、ベターデイズ、グレートミュージック、アースレコードBEAT CLUB の3店。ビー・ジーズに関しては、ビートルズ、ビーチボーイズと並んで、項目が設けられていて、けっこういろいろあるようだった。今回買ったのは次の10 枚。

LP サージェント・ペパーズ・ロンリ−・ハーツ・クラブ・バンド \3.980
バーブラ・ストライザンド/ギルティ \490
Andy Gibb/After Dark(輸入盤) \980
シングル 愛はトライアングル/(インストゥルメンタル) \500
バリー・ギブ:シャイン,シャイン/シー・セッズ \600
E・S・P/オーヴァーナイト \300
CD E・S・P \1,700
CDシングル 誰がために鐘は鳴る/デカダンス \400
ペイイング・ザ・プライス・オブ・ラヴ/マイ・デスティニィ \400
シークレット・ラヴ/ヒューマン・サクリファイス \590

「サージェント〜」は、ビー・ジーズの3人とピーター・フランプトンが主演のミュージカル映画だったと思い出した。バリー・ギブのシングル「シャイン,シャイン」は、ファーストソロアルバムの「ナウ・ヴォイジャー」からのシングル。これはが見つかったのはラッキーだった。

「E・S・P」の中古盤のCDが見つかったのもラッキー。帯(CDは帯とは言わないのかな)が付いていなかったので、輸入盤かと思って買ったが、家に帰ってあけてみたら、日本盤だった。これは重ねてラッキー。

 CDシングルも、リーズナブルな価格だった。「シークレット・ラヴ」のB面が日本は英米盤と違うことがわかったし、「デカダンス」はアルバムよりも長い、クラブ・ミックス・バージョン。

 他に、シングルは、「サタデー・ナイト・フィーバー」の頃のものがいろいろとあったが、今回は買わなかった。まあ、他の店でも見つかるかなと思ったのだが、「ほほえみの海」とか「ふたりの楽園」のシングルは買っておけばよかったかなと、ちょっと後悔。

 高かったので買わなかったけど、マサチューセッツ、ワールド、ワーズ、トゥモロウ・トゥモロウ、ジョーク、ホリデイの6曲入りのコンパクト盤! なんて珍しい(僕も当時は見たことがなかった)ものもありました。

 というわけで、シングルリストとアルバムリストを少し手直ししました。一歩一歩ですが、進んでいます。僕以上にビージーズのことを知っている方はたくさんいると思いますので、アルバムリスト、シングルリストに関する情報があれば、ぜひお知らせください。(1997.4.22)


ビー・ジーズのレコード探し(3)


 5月2日、渋谷の銀行に行くついでがあったので、中古レコード店を回った。前回通り「レコードマップ」(学陽書房)で調べていったが、とにかく、渋谷は中古レコード屋が多い、ただし、渋谷系というか、ヒップホップの専門店なんかも多いようなので、ビー・ジーズのレコードは期待できないかもしれない。

 今回、中古レコード店を回ってみてわかったのは、ビー・ジーズのレコードは、大型店で探したほうがいいということ。60年代〜70年代のオールディーズ専門店、ロック専門店では、ビー・ジーズ関係はほとんど見つからない。それよりも、全ジャンルを網羅している大型中古店で、Aのところ、Bのところ。Rのところをまめに探したほうがいいようだ。

 今回の収穫は、次の通り。

LP ナウ・ヴォイジャー/バリー・ギブ \1,400
救いの鐘/ロビン・ギブ \2,250
Walls Have Eyes/Robin Gibb \360
シングル アンディ・ギブ:愛の面影/ワーズ・アンド・ミュージック \500
ふたりの楽園/ナッシング・クッド・ビー・グッド \500

「ナウ・ヴォイジャー」と2枚のシングルを買ったのは、イエローポップ渋谷店。宇田川町のこのあたりには、中古レコード店が密集しているが、ここはクラブ系12インチが豊富と書いてあったので、あまり期待していなかった。バリー・ギブのLPがあるとは思わなかったので、ついでにシングルも買ってしまった。
 
「救いの鐘」を買ったのは、レコファン渋谷BEAMS店。かなり広い店だが、最近できたばかりのようで、レコードはあまり整理されていない。値段も高めだった。特にシングルはほとんど1枚1000円近い値で、驚いてしまう。「救いの鐘」も高いなと思ったが、古いレコードだし、これから見つからないと困ると思って買ってしまった。

 逆に安かったのは「Walls Have Eyes」。翌日5月3日、新宿のABCレコード東口駅前店で発見。外盤だが、400円。セール中のため1割引で購入。

 そのうち、新宿西口へも行かなければと思っているが、あそこはレコード店が多くて、大変そうだ。(1997.5.14)


ビー・ジーズのレコード探し(4)


 レコード探し(3)を書いてからだいぶ間が空いたが、その間もあちこちの中古レコード店を回っていた。しかし、実を言うと、行き詰まったというか、なかなか探しているレコードとめぐり合うことができなかった。

 ちょっと長くなるが、順を追って書いていこう。

5月23日
 目黒へ取材に行く予定があったので、中古レコード店に寄るために、三軒茶屋経由で行くことにする。「レコファン三軒茶屋店」はCDのみの店で収穫なし。

Open Heart Records」はまだ開いていなかった「レコードマップ」(学芸書林)で開店時間や休店日をチェックしていくのだが、中古レコード店の場合、時間通りに開くとは限らない。一人でやっている店もあるから、都合で開店が遅れることもある。まれには、閉店してしまっている場合もある。機会を見つけて、また行ってみることにしよう。

 近くにバス停を見つけて、目黒駅行きのバスで、大鳥神社方面へ向かう。この路線バスは、住宅街の中の狭い道を無理矢理走っていく。

月光堂目黒店」では、シングル「マイ・ワールド」を300円で、LP「チルドレン・オブ・ザ・ワールド」日本盤を500円で購入。日本盤CDを探していたのだが、なかなか見つからないので、取りあえずLPを買ってしまうことにした。

 月光堂は、全般的に価格が安くて好感が持てる。淡島通りにも支店があるが、車で何度も前を通りながら一度も入ったことがなかった。そのうち行ってみることにしよう。

5月29日
 小田急線の経堂へ自転車で行く。ここには、南口に3軒の中古店がある。最初に行った「ファンレコード経堂店」には、日本盤LPがけっこうあった。「ビー・ジーズ/S&G/カーペンターズ」というコーナーが設けられている。日本盤LPの「グレイテストライブ」を購入。

ホームラン」は店の半分がレコードで、あとはプラモデルが置いてあるような不思議な店だが、シングル「ほほえみの海」が700円であった。どうしようかと思ったが、高かったので買わなかった。

(6月19日にもう一度この店へ行った。「ほほえみの海」はまだあったが、もう少し他を探してみることにする。かわりに、300円の安売りコーナーでケニー・ロジャースのLP「愛のまなざし」を見つけた。バリ・ギブのプロデュースのアルバムで、すでに米国盤は持っているが、日本盤はないので購入。得した気分)

 途中で、「まんが堂」という「レコードマップ」には載っていない店を見つけた。ここは、テレビゲームソフトが半分くらいを占める店だが、シングルCDが雑然と並んでいる。もしや、ビー・ジーズのシングルCDが……と探したが、ほとんど日本の歌謡曲だった。ベスト盤のCDが何枚かあったが、購入はせず。

(ここも、6月19日に再度訪れたが、ベスト盤CDはそっくりなくなっていた。買った人がいるのだろうか。ベスト盤も集めようと思い立っていたので、残念だった)

レコファン経堂店」は中古CDのみの店。ベスト盤以外にめぼしい物はなかった。ビー・ジーズの中古CDは、まだ市場にはほとんど出回っていないようだ。

6月3日
 蒲田の「えとせとらレコード」へ。この店は、アイドル歌謡曲で有名で、全部で5店くらいあるが、そのうち、中古洋楽CDと中古洋楽LPの2軒へ。LPは「ゴールデン・ダブル・アルバム」など古いものがあったが、全般的に値段が高い。CDはビー・ジーズのものはなかった。

6月12日
 ハンターと言えば、テレビCMでも知られる中古レコード店。でも、有名なところほど、実は大したことなかったりするので、あまり期待していなかったのだが、久しぶりに身震いするくらいの成果があった。

 まず、HMV銀座店に行ったのだが、ここでロビン・ギブの「How Old are You」(米盤CD)を見つけた。何軒回っても見つからなかったCDなので、縁起がいいなと思う。LPですでに持っているが、CDも手に入るうちに買っておいたほうがいいだろうと考えて購入。

 次に「ハンターソニービル店」へ。ここは、中古CD専門。20曲入りのCD「ベスト!」を1200円で購入。

 ビー・ジーズのベストアルバムは何種類も出ている。今までは迷っていたのだが、この1200円の中古CDを見ていて、ベスト盤もできるだけ集めることにしようと決断した。ベスト盤は、中の解説や帯に、その当時発売していたビー・ジーズの別のLPの宣伝が載っていたりして、資料的な価値もある。

(たとえば、「ノスタルジア」というオーストラリア時代の未発表音源を集めたLPが日本でも出ていたことが、「ベスト・オブ・ビー・ジーズVol.2」の解説でわかった)

 数寄屋橋阪急内に、HMV数寄屋橋店がオープンしていたので、ついでに行ってみることにする。さっきベスト盤も買おうと決めたので、「ベスト・ヒッツ」(16曲入り)の新品を購入。ベスト盤の全貌も、そのうちリストを作ってみよう。

 そして、最後に行った「ハンター数寄屋橋店」がすごかった。ここの分類は他と違っていて、ビー・ジーズは「ロック」ではなく、「ボーカル(グループ)」に分類されている。しかも、ABC順に分類されていないので、何列もあるLPを全部見ていかなくてはいけない。しかし、苦労したかいあって、次のようにかなりの収穫があった。

・Rare, Precious and Beautiful Vol.3(日本盤)
 これは日本では出ていないと勘違いをしていたのだが、ジャケットを見たら、記憶がよみがえった。当時はお金がなくてかえなかったので、出ていないと思いこんでいたのだ。

・Staying Alive Dance Mix Album(日本盤)
 モア・ザン・ア・ウーマン〜ステイン・アライブ〜恋のナイト・フィーバー〜ジャイヴ・トーキン〜ユー・シュッド・ビー・ダンシング とメドレーにした「サタデー・ナイト・ミックス」というのが入っていた。

・Eyes That See In The Dark / Kenny Rogers(米盤)
 バリー・ギブがプロデュース。

・Flowing Rivers / Andy Gibb(日本盤)
 邦題は「恋のときめき」。アンディ・ギブのデビューアルバム。

・BONANZA
 Rare,Precious and BeautifulのVol.1とVol.2を一緒にした2枚組LP。Pickwickというロンドンの廉価盤レーベルからのリリース。

・In The Beginning / The Early days Vol.3
 やはり、Pickwickからのリリース。Rare,Precious and Beautiful Vol.2と同じ内容。

 そのほか、「イン・ザ・モーニング」「マイ・ワールド」「ベスト・オブ・ビー・ジーズ Vol.1」「ベスト・オブ・ビー・ジーズ Vol.2」などのベスト盤なども、300円から1000円と、安かったので、ごっそり買ってしまった。

これで、何としても欲しいのは、「BunburyTail」「Andy Gibb / Shadow Dancing」「Robin Gibb / Sicret Agent」「ノスタルジア」「第二次世界大戦」、という感じになった。もちろん、集めるにつれて、別ジャケット、テイク違いなど、欲しいアルバムは、どんどん増えていく。ゴールはまだまだ遠い。(1997.6.16)

LP チルドレン・オブ・ザ・ワールド \500
グレイテスト・ライブ \1500
ビー・ジーズ・ヒット・アルバム(オーストラリアの想い出) \1575
ステイン・アライブ・ダンス・ミックス・アルバム \315
Eyes That See In The Dark / Kenny Rogers(米盤) \525
愛のまなざし / ケニー・ロジャース \300
恋のときめき / アンディ・ギブ \1050
BONANZA(英盤) \1575
In The Beginning / The Early Days Vol.3(英盤) \525
イン・ザ・モーニング(ベスト盤) \525
マイ・ワールド(ベスト盤) \315
ベスト・オブ・ビー・ジーズ Vol.1 \845
ベスト・オブ・ビー・ジーズ Vol.2 \1575
シングル マイ・ワールド/オン・タイム \300
メロディ・フェア/若葉のころ(サントラ) \105
哀愁のトラジディ/アンティル \210
失われた愛の世界/レスト・ユア・ラヴ・オン・ミー \315
ブロードウェイの夜/宇宙の片隅 \525
CD ザ・ベスト! \1200
ベスト・ヒッツ(新品) \2310
How Old Are You / Robin Gibb(新品) \1774

>>ビージーズのレコード探し(5)へ


チャートで見るビー・ジーズ



●ヒットチャートが好きだった

 ビー・ジーズが78年に映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のヒットで何度目かのブレイクをした頃、僕は大学生で、もちろん暇だったこともあって、毎週、ラジオ関東(現在のラジオ日本)のビルボード全米トップ40の放送を聞いて、チャートをノートに付けていた(湯川れい子さんがDJだった。今は雑誌のライターとして活躍している矢口清治クンはこの番組でデビューしたんだと思う)。

 いろんな曲が印象に残っているが、特にビー・ジーズのチャートアクションはすごかった。78年2月4日から5月13日までは、「Stayin' Alive」が4週、アンディ・ギブの「(Love is)Thicker than Water」が2週、「Night Fever」が8週と、ギブ兄弟で14週1位を独占。そのあとも、ギブ兄弟作のイボンヌ・エリマン「If I can't have You」が1週と 15週連続で1位を続けた。

 ビ−・ジーズは、「How Deep is Your Love」から、「Love You Inside Out」まで、6曲連続1位という記録を打ち立てるが、そのときも、「Too Much Heaven」が初登場35位、「Tragedy」が初登場29位 、最後の「Love You Inside Out」が初登場37位と、チャートインのたびにドキドキさせてくれた(ちなみに、現在までの最高位登場は、「Let It Be」の6位)。

 これはまた別の話だが、ビー・ジーズがディスコヒットを連発したのは「サタデー・ナイト・フィーバー」のお陰ではない。ビー・ジーズは映画の以前から、いわゆるディスコ調と言われるヒット「ジャイヴ・トーキン」や「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」を出していた。それにうまく乗って、ロバート・スティグウッドが映画の企画をして、それが大当たりしてさらに火を付けたというのが本当のところだ。この時期にディスコミュージックが大流行したのはなぜかというのは、まだジャーナリズムもちゃんとは取り上げていない。これは、サーフィンミュージックとか、パンクロックとかと同じくらい面白いテーマだと思うけど、どうだろう。

 というようなわけで、と持ってくるのはちょっと強引だが、昔からヒットチャートには興味があった。今は最新の音楽はほとんど聴かなくなってしまったが、20代の頃は、チャートに載る音楽はほとんど好きだった(みなさんもそういう時代がありませんでしたか?)。ビー・ジーズについても、チャートの側面から紹介したいと思っていたが、これから、徐々にデータをアップしていきたいと思います。取りあえず最初は、日本のオリコンのチャートです。ビルボードのチャートなどもそのうち紹介したいと思います。(1997.9.12)

 まだ完全ではありませんが、ビルボードのチャートで見るビージーズについてもまとめてみました。(1997.10.30)

●オリコン・シングルチャート

 ビー・ジーズはオリコンのシングルチャートが68年にスタート(最初は196711月16日付)して、洋楽アーティストとしては初めてのチャート1位を獲得した。その曲、「マサチューセッツ」の発売は、67年12月25日。 1位になったのは、68年4月1日付のチャートで1週だけ。そのときのチャートは下のとおり。

  1. マサチューセッツ/ザ・ビー・ジーズ
  2. 恋のしずく/伊東ゆかり
  3. ゆうべの秘密/小川知子
  4. 神様お願い!/ザ・テンプターズ
  5. デイドリーム/ザ・モンキーズ
  6. ケメ子の唄/ザ・ダーツ
  7. こころの虹/ジャッキー吉川とブルーコメッツ
  8. 亜麻色の髪の乙女/ヴィレッジ・シンガーズ
  9. 盛り場ブルース/森進一
  10. あの時君は若かった/ザ・スパイダース

 1週前の1位は「ゆうべの秘密」、次の週の1位は「恋のしずく」。チャートを見ると、グループサウンズ(GS)全盛の頃だ。
  「マサチューセッツ」はHOT100に32週登場。1/25 7位 2/26 4位 3/25 3位 4/ 1 1位 4/15 4位 という感じで、ずっと上位にランクされていた。売上枚数は51.2万枚(ただし、HOT100にチャートインしている間だけの集計)。

 これを調べていて思い出したのだが、僕とビー・ジーズと出会いは、小学6年になる春休みに、幼なじみの2歳上の東京の友達のところに遊びに行って、「マサチューセッツ」のシングルを聞かされ、仙台の家に戻ってすぐにシングルを買いに行ったのだった。
 僕にとっては、初めて意識して聞いた洋楽。教えてくれた彼のことは、外国の音楽なんか聞いてすごいなと思っていたんだけど、当時の「マサチューセッツ」は邦楽を超える大ヒットで、実はそれほどすごいことではなかったのかもしれない。

 そのあとの洋楽の1位曲は、68年9月9日付の「サウンド・オブ・サイレンス/サイモンとガーファンクル」。
 オリコンの総合チャートで洋楽が1位になるのはそれほどなくて、それ以降85年までは、次の曲だけ。

  ビー・ジーズは他に、 1971年に 「小さな恋のメロディ」(最高3位 45.4万枚)、 1978年に「恋のナイト・フィーヴァー」(最高4位 37.0万枚)など、20数曲がオリコンにチャートインしている。オリコンの年間チャートで見ると、下のようになっている。

1968年〜1987年、20年間のオリコンシングルチャートを集計すると、洋楽アーティストのシングル・セールスは次のような順位になる。ビー・ジーズは堂々の24曲をチャートインさせ、2位。上位で現在も解散せずに活動しているのはビー・ジーズだけ。88年以降のチャートも集計すると、どんな結果が出るだろう。

総売上枚数 チャートイン曲数
1位 カーペンターズ 243万枚 22曲
2位 ビー・ジーズ 236万枚 24曲
3位 ビートルズ 214万枚 14曲
4位 サイモン&ガーファンクル 194万枚 12曲
5位 ダニエル・ブーン 192万枚 1曲
6位 オリビア・ニュートン・ジョン 150万枚 14曲
7位 アラベスク 146万枚 15曲
8位 ショッキング・ブルー 143万枚 10曲
9位 ノーランズ 143万枚 7曲
10位 ポール・マッカートニー 132万枚 21曲

●Single Chart in JAPAN (by ORICON)

1968年〜1987年、20年間のオリコンシングルチャートにランキングされたビー・ジーズ関係の曲をまとめてみました。
ビルボードなどアメリカやイギリスのチャートとは違うので面白いと思います。
以外なのは、「ジャイブ・トーキン」、「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」など、「フィーバー」以前のヒットがすっぽり抜け落ちていること。オリコンのチャートは邦楽・洋楽混在なので、元々洋楽がチャートインするのは難しいのですが、日本のチャートを見ていると、「マサチューセッツの」大ヒットのあと、「小さな恋のメロディ」で再び大ヒット、それ以降は「フィーバー」まで音沙汰なしという感じで、英米のチャートとはずいぶん違います。

曲名 原題 最高位 登場 売上 発売日 レコード番号
●ビー・ジーズ
マサチューセッツ Massachusetts 1位 31週 51.7万枚 67.12.25 DP-1554
ホリデイ Holiday 84位 1週 0.2万枚 67.12.25 DP-1554
ワールド World 24位 20週 9.6万枚 68. 3. 5 DP-1563
ふりかえった恋 Turn around Look at Me 72位 6週 1.3万枚 68. 3.10 HIT-1500
ワーズ Words 19位 16週 9.1万枚 68. 5. 5 DP-1570
ジャンボー Jumbo 54位 6週 1.8万枚 68. 7.15 DP-1580
獄中の手紙 I've gotta Get a Message to You 42位 10週 3.4万枚 68.10.15 DP-1590
スピックス・アンド・スペックス Spicks and Specks 56位 7週 2.0万枚 69. 1.15 DP-1607
ジョーク I Started a Joke 28位 23週 10.1万枚 69. 4.15 DP-1620
若葉のころ First of May 80位 3週 0.6万枚 69. 7.15 DP-1634
トゥモロー・トゥモロー Tomorrow, Tomorrow 89位 1週 0.2万枚 69. 9.15 DP-1647
アイ・オー・アイ・オー I.O.I.O. 55位 15週 4.4万枚 70. 6.10 DP-1715
ロンリー・デイ Lonely Days 78位 4週 0.9万枚 71. 3 10 DP-1772
小さな恋のメロディ Melody Fair 3位 34週 45.4万枚 71. 6.10 DP-1787
イン・ザ・モーニング In the Morning 36位 12週 4.5万枚 71.10.10 DP-1818
マイ・ワールド My World 27位 16週 7.8万枚 72. 3 10 DP-1845
ラン・トゥ・ミー Run to Me 66位 12週 3.0万枚 72. 8.10 DP-1878
愛はきらめきの中に How Deep is Your Love 77位 4週 0.9万枚 77.12. 1 DWQ-6044
ステイン・アライヴ Stayin' Alive 19位 32週 21.6万枚 78. 3. 1 DWQ-6049
恋のナイト・フィーヴァー Night Fever 4位 25週 37.0万枚 78. 6. 1 DWQ-6053
失われた愛の世界 Too Much Heaven 48位 12週 4.8万枚 78.12.21 DWQ-6065
哀愁のトラジディ Tragedy 32位 18週 8.3万枚 79. 3.10 DWQ-6067
ラヴ・ユー・インサイド・アウト Love You Inside Out 44位 44週 4.4万枚 79. 7. 1 DWQ-6070
愛はトライアングル He's a Liar 71位 11週 3.0万枚 81.10. 1 7DW-0019
●ソロ、他アーティスト
スマイル・フォー・ミー/ザ・タイガース 3位 17週 28.4万枚 69. 7.25 SDT-2044
救いの鐘/ロビン・ギブ 100位 1週 0.2万枚 69.10.15 DP-1651
一人ぼっちの囁き/オリビア・ニュートン・ジョン 94位 1週 0.3万枚 76. 4.20 EMR-10950
シャドー・ダンシング/アンディ・ギブ 68位 13週 3.5万枚 78. 6.21 DWQ-6054
グリース/フランキー・ヴァリ 47位 9週 3.3万枚 78. 8. 1 DWQ-6057
ウーマン・イン・ラブ/バーブラ・ストライザンド 42位 13週 6.0万枚 80.10.21 07SP-506
ハートブレイカー/ディオンヌ・ワーウィック 59位 10週 3.4万枚 82.11.25 7RS-62

*「オリコンチャート・ブック アーティスト編 全シングル作品 昭和43年〜昭和62年」(オリジナルコンフィデンス発行)より


●Album Chart in JAPAN(by ORICON)

1970年〜1989年の20年間のオリコンLPチャートにランキングされたビー・ジーズ関係のものをまとめてみました。
ビルボードなどアメリカやイギリスのチャートとは違うので面白いと思います。
「小さな恋のメロディ」と「サタデー・ナイト・フィーバー」のサントラ2枚が売れたのは、当然として、「グレイテスト・ヒッツ」のランクが低いのが意外でした。
「グレイテスト・ヒッツ」はアメリカでは1位になっていますが、日本では、「サタデー・ナイト・フィーバー」と「失われた愛の世界」が売れすぎて、曲の重なる「グレイテスト・ヒッツ」はダメだったんでしょうか。

アルバム名 原題 最高位 登場 売上 発売日 レコード番号
●オリジナルアルバム
ロンリー・デイ 2 Years On 93位 1週 0.1万枚 71. 5.10 MP-2165
トラファルガー Trafalgar 57位 9週 0.9万枚 72. 1.15 MP-2215
ラン・トゥ・ミー To Whom It May Concern 53位 5週 0.6万枚 72. 9.10 MP-2274
失われた愛の世界 Spirits Having Flown 2位 33週 19.4万枚 79. 2.21 MWF-1058
リヴィング・アイズ Living Eyes 26位 13週 3.1万枚 81.11.10 28MW-0012
E・S・P 26位 7週 0.8万枚 87.10.25 P-13568
●ベストアルバム
イン・ザ・モーニング 27位 24週 2.9万枚 71.11.10 MP-2203
マイ・ワールド 5位 26週 5.7万枚 72. 3.21 MP-9403/4
パーフェクト 97位 1週 0.1万枚 72.11. 5 MP-2263
グレイテスト・ヒッツ Bee Gees Gratest 72位 1週 0.2万枚 79.11.10 MWZ-8109/10
●サントラ
小さな恋のメロディ Melody 1位 60週 16.9万枚 71. 6.10 MP-2172
サタデー・ナイト・フィーバー Saturday Night Fever 1位 51週 49.9万枚 78. 2. 1 MWZ-8105/6
ステイン・アライヴ Staying Alive 2位 36週 21.9万枚 83. 7.10 28MM-0416
グリース Grease 1位 47週 30.5万枚 78. 7.21 MWZ-8107/8
タイムズ・スクエア Times Square 58位 5週 0.8万枚 80.10.28 MWZ-8115/6
●オムニバス
ワン・モーメント・イン・タイム 17位 10週 0.7万枚 88. 9.18 A23L-23
ユニセフ・コンサート 38位 8週 1.6万枚 79. 8.10 MWF-1068
●ソロアルバム
ナウ・ヴォイジャー/バリー・ギブ
Now Voyager / Barry Gibb
53位 6週 0.9万枚 84.10. 1 25MM-0385
シャドー・ダンシング/アンディ・ギブ
Shadow Dancing / Andy Gibb
54位 11週 1.7万枚 78. 8. 1 MWF-1045
●他アーティスト
ギルティ/バーブラ・ストライザンド
Guilty / Barbra Streisand
9位 30週 13.8万枚 80.10.21 25AP-1930
ハートブレイカー/ディオンヌ・ワーウィック
Heartbreaker / Dionne Warwick
31位 14週 3.4万枚 82.11.25 25RS-176
イートゥン・アライヴ/ダイアナ・ロス
Eaten Alive / Diana Ross
24位 9週 2.2万枚 85.9.28 ECS-91128

*「オリコンチャートブック LP編 昭和45年-平成1年」(オリジナルコンフィデンス発行)より


●Billboard Top40 Hits Written by Gibb Brothers

 77年から78年はビー・ジーズ一色。特に、78年2月4日から5月13日までは、「Stayin' Alive」が4週、アンディ・ギブの「Thicker than Water」が2週、「Night Fever」が8週、イボンヌ・エリマンの「If I can't have You」が1週と、ギブ兄弟が作った曲が、15週連続で1位を独占。 
 「Too Much Heaven」初登場35位、「Tragedy」初登場29位、「Love You Inside Out」初登場37位と、この3曲は初登場でTop40に入っている。

Title Ranking Weeks Date Lavel Number
New York Minning Disaster 1941 14位
67. 7. 1 Atco6487
To Love Somebody 17位
67. 8.26 Atco6503
Holiday 16位 2週 67.11.11 Atco6521
Massachusetts 11位 2週 67.12. 9 Atco6532
Words 15位
68. 3. 2 Atco6548
Jumbo 57位 4週 68. 4.20 Atco6570
I've gotta Get a Message to You 8位 4週 68. 9.28 Atco6603
I Started a Joke 6位
69. 2. 8 Atco6639
First of May 37位 2週 69. 4.19 Atco6657
Tomorrow, Tomorrow 54位 2週 69. 6.14 Atco6682
Don't Forget to Remenber Me 73位 2週 69. 9.27 Atco6702
If Only I had My Mind of Something Else 91位

70. 4. 4
Atco6741
I.O.I.O. 94位
70. 7.11 Atco6752
Lonely Days 3位
71. 1.30 Atco6795
How Can You Mend a Broken Heart 1位 4週 71. 8. 7 Atco6824
Don't Wanna Live Inside Myself 53位
71.11.20 Atco6847
My World 16位 2週 72. 2.26 Atco6871
Run to Me 16位 2週 72. 9.23 Atco6896
Alive 34位
72.12.16 Atco
Saw a New Morning 94位
73. 4. 7 RSO401
Mr. Natural 93位
74. 3.23 RSO408
Jive Talkin' 1位 2週 75. 8. 9 RSO510
Nights on Broadway 7位
75.12 13 RSO515
Fanny (be Tender with My Love) 12位 2週 76. 3.20 RSO519
Come on Over / Olivia Newton-John 23位
76. 5. 8 MCA40525
You Should be Dancing 1位
76. 9. 4 RSO853
Love So Right 3位 4週 76.11.20 RSO859
Love Me / Yvonne Elliman 14位
76.12.25 RSO858
Boogie Child 12位
77. 3.12 RSO867
I Just Want to be Your Everything / Andy Gibb 1位 4週 77. 7.30
RSO872
Edge of the Universe 26位
77. 9. 3 RSO880
How Deep is Your Love 1位 3週 77.12.24 RSO882
Stayin' Alive 1位 4週 78. 2. 4 RSO885
(Love is) Thicker than Water / Andy Gibb 1位 2週 78. 3. 4 RSO883
Night Fever 1位 8週 78. 3.18 RSO889
Emotion / Samantha Sang 3位 2週 78. 3.18 Private Stock45178
More than a Woman / Tavares 32位
78. 5. 6 Capital4500
If I can't have You / Yvonne Elliman 1位
78. 5.13 RSO884
Shadow Dancing / Andy Gibb 1位 7週 78. 6.17 RSO893
Warm Ride / Rare Earth 39位
78. 6.24 Prodigal0640
Grease / Frankie Valli 1位 2週 78. 8.26 RSO897
(Our Love)Don't Throw It All Away / Andy Gibb 9位

78.12.16
RSO911
Too Much Heaven 1位 2週 79. 1. 6 RSO913 初登場35位
Tragedy 1位 2週 79. 3.24 RSO918 初登場29位
Oh! Darling / Robin Gibb 15位
78.10. 7 RSO907
Love You Inside Out 1位
79. 5.19 RSO925 初登場37位
Desire / Andy Gibb 4位 4週 80. 3. 8 RSO1019
Hold on to My Love / Jimmy Ruffin 10位
80. 5. 3 RSO1021
I can't Help It / Andy Gibb & Olivia Newton-John 12位
80. 5.24 RSO1026
Guilty / Barbra Streisand & Barry Gibb 3位 2週 81. 1.10 Columbia11390
Time is Time / Andy Gibb 15位
81. 1 24 RSO1059
What Kind of Fool / Barbra Streisand & Barry Gibb 10位
81. 3.21 Columbia11430
Heartbreaker / Dionne Warwick 10位
83. 1.15 Arista1015
The Woman in You 24位
83. 6.18 RSO813173
Island in the Stream / Kenny Rogers & Dolly Parton 1位 2週 83.10.29 RCA13615
This Woman / Kenny Rogers 23位
84. 3. 3 RCA13710
Boys do Fall in Love / Robin Gibb 37位
84. 7.21 Mirage99743
Shine Shine / Barry Gibb 37位
84.10. 6 MCA52443
One 7位
89. 9.30 Warner22899

●Billboard Top40 Albums by Bee Gees and ......

 1986年までのビー・ジーズ関係のトップ40にランクインしたアルバムについて、最高位とその日付、トップ40チャートイン週数を掲載。

Title Ranking Date Top40 Lavel Number
Bee Gees' 1st 7位 67. 9.16  18週 P28W25032
Horizontal 12位 68. 2.24   7週 Atco233
Idea 17位 68. 9.28   7週 Atco253
Odessa 20位 69. 3. 8   7週 P28W25031
Best of Bee Gees  9位 69. 8. 2  16週 Atco292
2 Years On 32位 71. 2. 6   5週 Atco353
Trafalgar 34位 71.10. 2   6週 Atco7003
To Whom It May Concern 35位 72.12.16   3週 Atco7012
Main Course 14位 75. 8.16  22週 P33W25017
Children of the World 8位 76.10. 2  28週 RSO3003
Here at Last...Bee Gees...Live 8位 77. 6. 4  31週 RSO3901(2)
Saturday Night Fever 1位(24週) 77.12.10  54週 P58W20010-1
Spirits Having Flown 1位( 6週) 79. 2 17  26週 P33W25015
Bee Gees Gratest 1位( 1週) 79.11.17  17週 RSO4200(2)
Staying Alive 6位 83. 7.30  14週 P33W20012
◆他のアーティスト
Flowing RIvers / Andy Gibb 19位 77. 8.27  18週 RSO3019
Shadow Dancing / Andy Gibb 7位 78. 6.24  15週 RSO3034
After Dark / Andy Gibb 21位 80. 3. 8   7週 RSO3069
Eyes that See in the Dark / Kenny Rogers 6位 83.10. 1  24週 R28P1117
Heartbreaker / Dionne Warwick 25位 82.11.27  10週 A25D3
Guilty / Barbra Streisand 1位(3週) 78.12. 2  33週 35DP7
◆他のサウンドトラック
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 5位 78. 8.12  12週 RSO4100(2)
Grease 1位(12週) 78. 5.27  39週 RSO4002(2)
Times Square 37位 80.11.15   4週 RSO4203(2)

●=ゴールドアルバム(50万枚)

▲=プラチナアルバム(100万枚)


Bee Geesの目次The Pigeon Postの表紙