車という移動手段を持たない私たちは、まず町を観光することにした。泊まったB&Bは町の中心近くにあり、すぐ目の前は町一番に大きいスーパーがある。場所としては最高の場所だ。
バンフには、夜に着いたため分からなかったけれども、何て小さい町なんだろう? いや、町というより村。なんと言ってもメインストリートが一つだけなのだ。そしてもっと驚くのが日本人の観光客どころか、日本人店員だらけだ。外国人店員も「こんにちは」と日本語だ。店に張られている文書も日本語になっていたりする。なんか、違和感だらけ。
ここは、日本語でも大丈夫な観光地って感じ。でも、そういえば、外国のバンフ紹介サイトには、ベストシーズンには日本人が多く、町の中に日本語の表示が多いことに驚くだろうと書かれていた。
何か外国に来たのにその点はがっかりだ。 バンフのショッピングは良いのですが、日本人の店員達の私語がなければ、もっと印象は良いに違いないのに。
バンフでは他の都市でもしたように、まず観光案内所へ行く。ここで無料の地図を貰う。バンフの案内所は日本人に飽き飽きしているかも知れない。何か冷たさを感じたのだが気のせいか?
情報といえば、両替する場所でVISAカードを使う人用のクーポン券が置かれていた。これを使えば多少、安く何かが買える。
バンフの町は、買い物の町です。小物や雑貨、冬服、スキー用品、観光土産等、観光客が溢れています。アルバート州は税金が他の州に比べ、安いのでここで買い物を済ませようと、日本を出発する前から計画していた。
ちなみに「友達の為の おみやげ」は買わない私ですから、自分の為の おみやげや買物はここでする!です。自分以外のお土産は帰り際に買えば楽だと思います。
バンフでのウィンドウショッピングは楽しい。町は雪がちらほら降っていて寒く、売っているカッコイイ帽子やマフラーに自然と目が向く。服は大きくサイズが合わないことが分かっているし、帽子やマフラーはちょうど良い土産にもなるので、今日は迷いに迷ってマフラーを買うことにした。デザインもカッコイイし、暖かい。買って良かったと満足する。
スキー服など、冬商品がカッコいい!
店をハシゴしているうち、店の中でイラストを書いている女性がいました。見ると可愛い猫のイラストで「すごいね。かわいいね。」と言っていたら、新聞や雑誌に投稿していることを聞いた。机の中から今までに載った雑誌の切り抜きを見せて貰いながら、頭の中でピンと閃いた。先ほど画材道具の店で買った小さいハガキサイズのスケッチブックを見せて彼女の絵をねだった。彼女は嫌がらずにササッと鉛筆描きしてサインペンでなぞった。「
Hello! Have Fun in Banff!」と書かれていた。
端の店まで来ると、橋があった。そこに立って、周りを見回すと山・やま・ヤマです。雪化粧した素晴らしい山の姿が堪能できます。結構、長い時間を橋の上で過ごしていると、橋の脇に獣道のような散歩道を見つけ、川沿い(後で調べたらボー川)に歩いていった。
でこぼこした道や崖沿いの細い道を行くとスプリングスホテルの堂々とした姿が対岸に現れた。ふむ、お城みたいなホテルだ〜町から離れているなあ・・・が印象。もう少し歩いていくと、いつの間にかボー滝に行き着いた。マリリン・モンローの「帰らざる川」のロケに使われたとガイドに載っていたが、現実に目の前で見ると普通の小さな滝って感じです。
道の途中にメスのエルクを見ることが出来、写真をパシャパシャ取った。バンフでの夕方は、雪が舞っているためか、夕日の赤い色ではなく青白く夜になっていく感じでした。
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