今日はビクトリアへの移動日。素晴らしく居心地の良いホテルから、次は初めてのB&Bに泊まります。バンクーバー観光局のお兄さん紹介は大丈夫かな、なんて思いながらタクシーを呼んで貰う。ビクトリアへはコーチラインのバスを使うと良いとガイドブックに書いてありました。よって、行き先はコーチラインのバス停場。ところが、タクシーの運転手が3人で分け合えば、タクシーでフェリー乗り場に行った方が安いよとアドバイスを頂きました。「安いですか?」「おう! 安いともさ。ビクトリアに着いたらバスを使えば安くなる。」と言いました。そうか、安いのかとそのままタクシーを使ってフェリー乗り場へ。
空の状態は、今にも泣き出しそうな雨の予感。フェリー乗り場に着く頃には雨が降り始めていました。1時出発のフェリーには、後1時間半も待つことになりました。フェリーに乗るときは、まず出発と書かれた入口に入り、切符を買います。それから手荷物以外はポンと荷物置き場に置いて、待合い所へ行きます。荷物を置くとき気をつけることは、行き先別になっているので間違えないことです。この荷物はフェリーの中に運ばれ、行き先別に到着地で戻ってきます。
帰りのコーチラインで気づいたことですが、フェリー乗り場からもコーチラインに乗り入れできるようです。荷物置き場のところにコーチラインと書かれた看板もあり、フェリーの中で切符売り場らしきものがあったからです。
さて、コーチラインを使わずして私たちは本当に安く行けたでしょうか? 答え:いいえ。 実はビクトリアでバスを使わないでタクシーを使ってしまいました。実は泊まるB&Bの場所が分からなかった為に、タクシーを使った方が迷わずに行けると思ったからです。確かに、その選択は正解でした。が、結局、交通費は高くついてしまいました。泊まる場所がはっきり分かっている方は、コーチラインを使った方が安いです。
しかし、一番安いのはバンクーバーからバスを使ってフェリー乗り場に行き、ビクトリアに着いたら、やはりバスを使って市内に入る方法が一番安いです。ただ、バンクーバー市内から直通のバスはないので、乗換えを何度か必要になります。けれども、バスの運転手にフェリー乗り場に行きたいからと頼めば、乗換地点を親切に教えてくれると思いますので、冒険したい方・経済的にきつい方はバスをオススメします。
ところで、フェリーは快適でした。中には食べる場所があり、または、サンドウィッチなど買ってイスで食べることが出来ます。外に出ることも出来ます。ここでアドバイスは、フェリーの中は冷房が効いてて寒いことです。薄くても構いませんので長袖の上着を手荷物に加えた方が良いです。
やっと、ビクトリアの市内に入ると周りはイギリス調の町並みで小さい綺麗なところでした。B&Bの家の前に着き、「本当に普通の家だー。」と感心しながら、ベルを恐る恐る鳴らしてみると、2つあるドアの右側が開きました。初め、私には真っ白いTシャツしか見えませんでした。ふえ?と目線を上げてゆくとニコニコ笑う男の人が立っていました。なんて大きい人なんだーと、しどろもどろ今日予約をとった者ですがーと伝えると「やあ、いらっしゃい。待ってたよ。」と気さくに返事が返ってきました。
初めてのB&Bで、勘違いしていました。てっきり私は、一般家庭の家の中の部屋に通されると思っていました。ところが、ホストの彼はもう一つのドアを開けて「こっちだよ。」とドアからドアへ飛び移った。足下を見ると彼は裸足でした。彼に続いて階段を上ると目の前に大きいダイニング用の机が置いてあり、脇に3つのドアがありました。その内の1つのドアを開け、この部屋だよと通されました。
トイレはここ、タオルはこの中、台所はここ、あっ、このケーキ食べても良いよ。冷蔵庫に入っている物は自由に使って良いし、飲み物もどうぞ、朝食は朝の9時だから、はい、これが部屋の鍵。何か聞きたいことある? えっ鍵を2つほしい?分かったよ。スーパーはどこだって?近くにあるよ。隣にドイツ人のカップルが泊まっているからね。何かあったら僕の家のベルを鳴らしてね。じゃ ごゆっくり。
はあ、無事着きました。ビクトリア。最初にしたことは、広い台所でお湯を沸かして、お茶を飲むこと。部屋は少々少女趣味的。けれども清潔で、本当に一般家庭の家の中って感じです。部屋の様子は、ビクトリアの宿泊情報に画像を張ってあるので見てみて下さい。しかし、部屋は2人用です。3人目はシングルをとるか、ソファーで寝ることになります。
今日も夕食は手作り。外食はなるべくしない事が今回の旅行の目標。観光案内所で情報と地図を手に入れるべく、市内まで歩いてゆきました。ここから、市内まで徒歩で15分くらいかな。よく、観光案内所で日本語ガイドがあります。と書かれていますが、期待するのは辞めましょう。それともベストシーズンにはあるのかもしれません。目的の市内地図を3枚とって、帰りにスーパーによって夕食の食材を買ってゆきました。そろそろお米を食べたいとのリクエストにより、今日はお米を買って「鶏ワイン蒸しマヨネーズあえ」用に白ワインと鶏ちゃんを買う。
台所でポケーと座っていると、(部屋にいるより、台所は居心地が良いのです。ベランダに続いていて、大きい窓から夜空が見えます。)隣の部屋のドアがカパッと開き、ドイツ人カップルのうち、女性が台所に入ってきました。「こんにちは。」と声を掛け「もしかして、夕食作るの?」と聞くと、コーヒーを作りに来たことと、夕食は作らないと返事が返ってきました。そして、ススッと部屋に戻っていきました。くうっ。もっと英語が話せたらもっと話しかけるのに、くやしい。
思ったより、お米による夕食は好評。フェリーは快適だったし、町並みはかわいいイギリス調。ホストの人も良い人らしいし、ともかく、バンクーバーの観光局兄ちゃん、ありがとう!あたりはオッケ〜って感じです。雨が降ってて悲しいけれども、明日はビクトリア市内観光です。
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