日課となった朝の散歩復活!! ワクワクして散歩に繰り出す。B&Bから海岸へはすぐ近くです。こんなに目の前にありながら、海の匂いが余り感じられないことに気づきました。そういえばバンクーバーでも、そうでした。・・・???。日本の磯の匂いは独特のものなのでしょうか?
海に向かって右に行くと埠頭に行き、左に行くと何やら公園のようでした。ともかく、日の上がっている方向、左に進行方向を決め、海岸沿いに続く道を歩き始めました。ともかく、気持ちが良いです。空気は澄んでいて、雲と雲の間から差し込む陽の光と、陽に照らされる海の色、道沿いに生える芝生の緑。なんて幸せなんだーと、時々立ち止まっては深呼吸したり、溜息ついたり。
9時には朝食です。おはようと声を掛けてくる散歩する人々に挨拶しながら、来た道を急いで戻りました。皿を用意するぐらいの手伝いをせねばと台所にかけ込むと、ホストの男性がフンフン鼻歌を歌いながら、何かを作っていました。「おはようごうざいます。」と後ろから声を掛けると「おはよう」と彼が振り向きました。相変わらず裸足で、半袖のTシャツにジーパン。エプロンを掛けた大柄な男の人の姿も、結構良いななんて思いながら、何か手伝う事はないか聞くと、「いや、ないよ。ありがとう。」とにっこり微笑まれてしまった。
ふーん、ないのか。と一度は部屋に戻りましたが、やっぱり日の射す広い台所の方が居心地が良いので、また台所に戻ってイスに座って、ホストの鼻歌を聞くことにしました。ラジオから流れる曲はポップ・ミュージックで、ほとんど3年〜5年前にヒットしたもの。懐かしくも、「フラッシュ・ダンス」の曲が流れるとホストの首だけでなく腰まで左右に揺れ始めました。電気やかんのお湯が沸いたので、紅茶を作り、冷凍庫から取り出されたコップに、オレンジジュースを注ぎ、ダイニングへ運ぶ。いつの間にか朝食の用意は終わりました。
隣の部屋から、ドイツ人のカップルが出て来ました。よーし少しは話さなーあかんと、たわいのない話を始めました。(本当にたわいのない話だったらしく、日記の方にも「たわいのない話」としか書かれていませんでした。笑。気持ちだけは、話したいと積極的だったのは覚えていますが。)
朝食は、外国人の胃の大きさが違うとの先入観で、ドドーと大量に出てくるかと思っていると、牛乳・バナナと卵に浸したパンを焼いて、砂糖を散らしたものとソーセージ2本が皿の上に乗っていました。量は適量。そして、おいしかったです。
今日は、観光に行く前に、午前中にコインランドリーへ洗濯しに行くことに決定。コインランドリーはスーパーの近くにあり、隣は喫茶店で、コーヒーを飲みながら待ち時間を過ごせるようになっていました。また、コインランドリーの中は、情報提供の場らしく、料理を教えます・家庭教師をします・犬を差し上げます等、様々な紙が張ってありました。
朝の散歩をしているときから、曇ってはいましたが、市内観光へ行く途中から雨が降り出しました。町の中は小さく、どこへ行くにも歩いて行けます。観光客相手の大きい店もあれば、本屋やおかし屋・パン屋など小さい店もひしめき合っています。だんだんと雨が激しくなり、観光を諦めて、部屋に戻ることにしました。けれどもその前に、途中でおいしそうに並べられているパンとケーキ屋のショウウィンドウに惹かれて、買って行きました。
ビクトリア最初の日は雨で悲しくも、途中で観光を中止することになりました。B&Bに戻って、買ったケーキを食べるために、紅茶を作り、その後ずっと台所で過ごしていました。買ったハーレクインを訳したり、日記を書いたり、はがきを書いたり、女性同士でぺちゃくちゃ話している内に、もう夕食の時間になりました。今日の夕食は、米と鳥肉で簡単に作れる「親子丼」。やっぱり、おいしいのは日本料理ですね。
台所は、いつの間にか私たちの部屋と化していました。シャワーを浴びて戻ってくるのは、台所。シャワーの順番待ちも、お茶やビールを飲みながら台所。部屋に行くのは、寝に戻るときぐらいでした。
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