Original Ogre Battle Tarot
 
XIX
THE SUN
 
  XIX THE SUN 〔太陽〕
 
  ◆騎士ギルダス&騎士ミルディン
 
  ■作成者名   銀さん
  ■作成者サイト Silver Box
 
  ■作者コメント
     タロットの意味するものとは大分違いますが、その辺は大目に
     見てください。。 ギルダスやミルディンがデニム達の成長を太陽の
     ようにそっと見守っている‥そんなイメージでしょうか(^-^)
     両隣にきっと聖騎士ランスロットやカノープスも居るはずです!
     「太陽」のカードといえば「伝説のオウガバトル」では随分お世話に
     なった覚えがあります。強力だけど諸刃の剣なところが個人的に
     グッと魅力を感じたものです。。
     今思い出してもオウガシリーズ(個人的には最初の二作品のみ)は
     名作と言わざるを得ませんね!!うんうん。
     この度は参加させていただいてありがとうございました!

愚者〕 〔魔術師〕 〔女教皇〕 〔女帝〕 〔皇帝〕 〔法王〕 〔恋人たち〕 〔戦車
〕 〔隠者〕 〔運命の輪〕 〔正義〕 〔吊し人〕 〔死神〕 〔節制〕 〔悪魔
〕 〔〕 〔〕 〔太陽〕 〔審判〕 〔世界〕 〔魔法の杖〕 〔〕 〔〕 〔五芒星
 
正位置と逆位置 〔ウェイト版より The Rider Waite Talot Deck〕
このアルカナのテーマは、光です。
このアルカナは、正位置が良い意味を表します。
正位置では、展望が開けて、あらゆることが充実してくる状況を表します。
逆位置は、ちょうど太陽の上に一時、雲がかかって暗くなるように、展望が曇り、好調だった状況に少し水がさされることを表します。
 
 
●正位置のキーワード
  人々、世間、社会、公のもの、魅力、自分のイメージ、体面を取り繕うこと、恩恵、慈善、精神的探求、
  啓蒙、主張、達成、完成、成就、勝利、成功、満足、信頼、幸福、結婚、共同、合弁、愛情、友情
 
 
●逆位置のキーワード
  行き当たりばったりで計画性がない、一時中断、計画に翳りが射す、婚約破棄、中絶、流産、わがまま、
  続かない趣味、活動力の衰え
 

タロットの解説 〔ウェイト版より The Rider Waite Tarot Deck〕
子供が白馬にまたがって、旗をなびかせながら行進しています。子供の後ろには塀があり、前景と背景を分断しています。
背景にはひまわりが咲いて、頭上には太陽が光を放射しています。
死神、節制、悪魔、塔、星、月と、闇か夜の風景が続いて来ました。それがこの太陽ではじめて明るくなります。
夜を舞台としたアルカナは、内面的なことを中心的なテーマとしています。
昼のアルカナは、自分の方から外部に積極的に働きかけることが主要なテーマになります。
子供は白い馬に乗っています。子供は可能性の象徴です。馬は潜在的な可能性を象徴します。白はそれが良い結果を生むことを暗示します。
子供が旗を持って乗っていることから、この可能性はうまくコントロールされて、順調に成長することが分かります。
旗は何かの理想を象徴します。ですから、この成長は何かの理想に向かっての成長を意味しているわけです。
子供は旗に向かって進むのではなく、自分が旗を持っています。
これは与えられた目標に向かって進むのではなく、主体的に自分の望む方向に進んでいることを意味しています。
子供いる場所は、塀で仕切られています。これは安全な場所で、これから新たな創造が始まることを意味します。
太陽の光は、理想の光です。太陽の光は、子供に遠くまで見渡せる展望を与えています。理性の光で照らし出すことによって、物事の見通しが立ってくるさまを表しています。
塀の向こうに見えるひまわりは、小さな太陽です。
これは星のアルカナでは、小さな星として描かれていました。
小さな星がひまわりに変わったのは、他の願いも実現し、花を咲かせ始めたことを意味しています。
塀はここでも、問題を分割して、一つずつ片付けていくことが、勝利への近道であることを教えています。
 
光と闇の神話 〔古代ペルシア神話より〕
光の船に乗り込んだ魂達は、もはや安全であった。
光の船は太陽に向かって進んで行った。
 
副将ガブリエルが魂達に説明を始めた。
「太陽は、ただの燃える火の玉ではありません。太陽はコスモスからの脱出口なのです。みなさんはこの通路を通って、光の国へと帰還することになります。トンネルの向こう側の出口には、シェキナーと呼ばれる熾天使達が迎えに来ているはずです。」
魂達は驚いた。そして次の瞬間、喜びに湧きかえった。
 
太陽に近付くにつれ、太陽を通って、無数の天使達が行き来する姿がはっきりと見えてきた。ガブリエルが説明を続けた。
「太陽系の中の全ての光が、この出口を通って光の国へ帰還した時、この通り口は閉鎖されるのです。それまでには、まだ数億万年の時間がかかります。」
 
光の船は、太陽に近付くと静止した。
「私達の役割はこれで終わりです。ここから先は、別の天使がみなさんを案内して行きます。」
 
ガブリエルにうながされて、魂達は光の船を降りていった。
魂達は傷が癒え、本来の姿に戻っていたので、天使達と同じように、見事な翼が生えていた。
 
彼らはガブリエルに別れを告げ、案内の天使に連れられて、コスモクラトール=ミトラと共に、太陽の中へと進んで行った。
太陽の中は、ちょうど巨大なトンネルのようになっていた。
この大トンネルを通って、無数の天使達が飛び交っていた。
 
トンネルは先に進めば進むほど、ますます明るくなっていった。
全てのものが、まばゆい光芒を放っていた。
あふれんばかりの光の中を、天使達の合掌の歌声が流れてきた。
全ての天使達が、彼らの帰還を熱狂的に歓迎していた。
「ミトラ万歳! 新しき光たち万歳!」
 
案内の天使に導かれ、コスモクラトール=ミトラを先頭に進んで行く彼らに、両側から喜びにあふれる歓声が浴びせられた。
「あれは、新しい同志を迎える時に使う聖なるあいさつの言葉です。みなさんの帰還を喜んでいるのです。彼らの多くは、あなた方のように、私達やコスモクラトール=ミトラに救われて、帰還した者達なのです。」と案内役の天使が教えてくれた。
 
「ミトラ万歳! 新しき光たち万歳!」
再び、歓声が高まった。天使達が、コスモクラトール=ミトラの勝利の帰還をどれほど待ち望んでいたかが、若者の魂にも伝わってきた。
同時に、自分達の帰還が、あふれるばかりの喜びでもって歓迎されていることを感じて、嬉しくなった。
若者の魂は、コスモクラトール=ミトラと並んで行進していることが、少し誇らしくなった。
 
やがて、前方、遥かに高くそびえる光の雲の重なりの上に、壮大な宮殿が見えてきた。その中に入って行くと、大きな広間があった。
広間の玉座には、たくさんの天使や熾天使達に囲まれて主が座していた。その脇には、女教皇ソフィアや、コスモスの母である女帝や、法王達が立っていた。
彼らはみんな喜んで笑っていた。天使達は主を讃え、合唱していた。
魂達は、主への感謝の気持ちでいっぱいになった。
 
魂達は、自分が故郷に帰ってきたことを知った。
喜びと感謝が湧き上がり、魂達は、いつしか声を合わせて歌っていた。
 
ロー!
讃えあれ、ズルワン! 万有の主。
讃えあれ、主。 永遠時間の支配者。
讃えあれ、主。 その四重の光輝。
慈悲深く、慈悲あまねくお方!
時間、空間、英知と力よ!
遣わしたまえ、光の使者、コスモクラトール=ミトラを、
我ら光の子らの救済のために!
ハレルヤ!

 
 
 
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