夏も深まりました。全国的に猛暑?の夏ももうすぐ秋を迎えます。
もう赤とんぼが乱舞し始めました。
前回、チョットお話ししましたマクロ(接写)写真を少し考えてみましょう。
そして、秋から冬にかけては、空気が乾燥して澄んでくるので、風景写真の季節です。
空、雲、も撮影してみましょう。
マクロ写真は、専門的に撮影しようとしたら高価なマクロレンズやら、専用のストロボやら
長大重厚な三脚やら、その他専用の用具がたくさん必要になります。それにかなりな写真の知識も〜
でも、手持ちのデジタルカメラのマクロモードを使って、かなりなマクロの世界に踏み込むことは可能です。
ほとんどのデジタルカメラにある
マクロモード・・ごく近くのものを撮影する機能です。
ピントの合う距離範囲はどのカメラも数センチ〜無限遠の筈です。(最近距離範囲はカメラによってマチマチ)
マクロモードにセットするには、花のマークを選択するようになっていると思います。
フォーカスモードを花のマークにセットして、普段あまり気にしてないような被写体に迫ってみてください。
足下に咲く2センチほどの花、可能は限り(ピントが合う限界まで)レンズを近づけると、
見たこともない世界が液晶モニターに現れると思います。
望遠撮影と同様、非常にブレやすいので、シャッターを押すときは十分ご注意下さい。
光の回り込みや、構図を入念に考えて被写体中心部のピントをきっちりと定め、愛を込めてシャッターを切ってください。
カメラにマニュアルモードがあれば、絞り優先にして(絞りをあけて)撮影すると周辺がボケた見栄えのいい写真になるでしょう。
何枚か撮影して、プレビューしてみると想像以上に幻想的な世界がみえてきます。
【Gallery31】「むしの眼〜」で紹介してる写真は、デジタルカメラで三脚もなし、特別なレンズもなしで
私なりに撮影してみました。簡単なデータもご紹介してますのでご参考にしてください。
空は青く雲は白く
真っ青な空に真っ白な入道雲、やがて乱舞する赤とんぼ、一面のいわし雲。
みどりの芝生に寝転んで、見上げる空は雄大です。
「このままを写真にしたい」とつい思います。そう空はいつも最高の背景〜美しい花も、
野に遊ぶ可愛いこどもたちも引き立ててくれるのはいつも空の青さ・・・
時には、その空を主役に撮影してみませんか・・・・
鮮やかな空の青、雲の白をくっきりと撮るにはPL(偏光)フィルターを使うのが一般的です。
この項は手持ちのデジタルカメラで、特別な用具を使わないで〜でした。
寝転んだまま、フォーカスを山のマークに合わせて気に入った形の雲を入れて撮ってみましょう。
プレビューすると、小さな雲に見た目より鮮やかさのない空・・イメージどおりではないですね。
そこで、露出補正をマイナス側に補正して撮ってみましょう。
画面は暗くなりますが、空の青さが濃くなり白い雲とのコントラストも増して、引き締まった写真になります。
さらに、中景に緑濃い丘や山を入れたり、近景にいつもの主役、花などを撮し込んでみてください。
今日の主役空を、見事に引き立ててくれることと思います。
露出補正をマイナスにしてるので、近景の花にストロボを(強制発光)当てると、
鮮やかな花に引き締まった空・・のステキな写真が〜
日の出・夕日にも挑戦してみましょう。
朝焼け夕焼けの空は、刻一刻とドラマを見てるようにその形相を変化させていきます。まさに自然の芸術・・・
自分の感性を、デジタルカメラの機能を、駆使してイメージにあった映像を得るまで、たくさん撮影してみてください。
前回お話しした、夜景の撮影、ホワイトバラスの項もご参考に・・・
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こんな“空の表現”も〜 |
【1】 デーンと風車・・でも抜けるようなスペインの空を表現したくて・・
【2】 カメラは足下に鮮やかな空を見た
【3】 ヨーロッパ最西端の夕陽
【4】 少年・・夏空へ
さて、ここでも半押し(半押しでピントと露出がロックされる)→構図を決める は忘れないように〜〜
“写真は、感性で、心で、撮る” 私、そう思います。心を込めてシャッターを切りましょう。
写真に関して、感想、疑問、どんなことでもお寄せください。
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