ついに梅雨明けですね。もっとも北海道は“梅雨はない”ですよね。
ともかく夏!です。デジタルカメラも外にでる機会が多くなります。腕を上げる絶好のチャンス!
デジタルカメラならではの気軽さで、ガシャガシャ撮りましょう。
カメラに慣れる、感(センス)を磨くには“数多く撮る”が大事ではないでしょうか。
なにせ、8MBのメディア(メモリーカード)でサイズ640×480ピクセル、標準(NORMAL、カメラによって呼び名が違う)画質で
100枚以上撮れます。
デジタルカメラは概ね3〜4段階の撮影画質があると思います。
HI(最高画質)・・画像を圧縮しない。
FINE(高画質)・・4分の1に圧縮。
NORMAL(標準画質)・・8分の1に圧縮。
BASIC・・画像を16分の1まで圧縮。
(お手持ちのカメラの説明書でお確かめください)
ホームページの素材、メール添付、はがきサイズ程度のプリント用等でしたら先にも言いましたが、
サイズ640×480ピクセル、標準画質位で撮影した方が、
加工するときも(パソコンのレスポンスが早い)扱いやすいのではと思います。
夏〜夜〜涼風に誘われて、カメラも夜の街に出て夜景に挑戦してみませんか。
三脚がな〜い。そう三脚は必需品ですね。でも、ないから諦めるではあまりにも芸がなさすぎます。
ぶらっと出かけて、ぅわぁ〜すごい夜景!!思いもよらない風景に出会うなんてこともあります。“バッグの常備品”デジカメですから、
偶然出会った風景こそ見逃したくないものです。
目の前にある木の枝、大きな岩、海岸や川なら堤防、街の高台なら手摺り、の上にカメラを置いて。なんにもな〜い!
まだ諦めるのは早い、連れの人がいればその人の肩を借りましょう。立ち姿勢の片方の肩に両手をしっかり置いてカメラを構える。
二人とも息を止めてシャッターを切る。少し熟練は必要ですけれど、しっかりした写真が撮れるものです。
夜景は、完全に暗闇になる前の空が薄明かりの頃が、絶好のシャッターチャンス!美しいスケールの大きい写真をものにしてください。
そうそう、この季節花火の季節でもあります。最近は至る所で花火大会が開催されるようになりました。
デジカメで花火撮影〜お手持ちのデジタルカメラの撮影モードが、フルオートカメラ(マニュアルモードのない)だと花火撮影はきびしい!
でもでも、ここで諦めてはいけません。人の肩を借りても撮りましょう。
まず、ピント合わせを遠景モードに設定しましょう。確か山のマークがついてるはずです。
遠景モード(山▲▲マーク)・・風景や建物など、遠くにある被写体にピントを合わせた撮影ができます。
撮影レンズはピント検出を行わず、遠景撮影に適した位置に自動的に駆動され、固定されます。
マクロモード(花のマーク)・・ごく近くのもを撮影するときセットします。ピントの合う距離はカメラによって違いますが、
レンズの前数センチ〜無限遠です。
オートフォーカスで花火を撮影すると、ピントがうまく合わず、俗に言うピンぼけ写真になってしまいます。
デジタルカメラ特有の、タイムラグ(シャッターを押してから切れるまでの時間差)にも気をつけましょう。銀塩写真との決定的に違う点です。
僅か10分の2〜4秒だと思いますが、明るい被写体なら数百分の1秒がシャッター時間ですから、この時間差は十分計算に入れて、
天空の花火が満開になる直前にシャッターを切ることが、いい花火写真の条件でしょう。何枚か撮影してタイミングを身につけましょう。
このデジタルカメラの弱点?を補う意味?で、たいていのデジカメに付いてる機能に連写があります。
シャッターボタンを押し続けると、1〜5コマ/秒位の速度で撮影動作を繰り返すものです。この機能を使うのもいいかもしれません。
カメラによっては、設定をしてシャッターボタンを全押しすると、一定のコマ数(16コマ位)を撮影する機能もあります。(マルチ連写)
スポーツや、こどもの激しい動きの撮影にもいいでしょう。この機能は、AF(測距、ピント)AE(露出)等は撮影1枚目の条件に固定されます。
夜の遠景撮影にはストロボは、発光禁止に設定して置いてくださいね。
ズーム付きのカメラで撮影される方、デジタルカメラには“光学ズーム3倍”“電子ズーム4倍”等表示されています。
光学ズームはレンズの焦点距離を変えて望遠にするのですが、電子ズームは、撮影画面の中央部を電子的に拡大する機能です。
倍率が高くなるにつれて画像は粗くなります。
風景を撮影するとき、電子ズームを併用して撮影すると思いのほか画質の落ちた画像になることがありますので気をつけましょう。
さてもう一つ頭に入れておきたいのが、ホワイトバランス・・・
ホワイトバランス・・人には、照明する光が変化しても、白い被写体は白に見えるという順応性がありますが、デジタルカメラ等には、
被写体周辺の照明光の色に合わせてバランス調整を行わないと、「白い被写体」が「白」には撮影できない。
この調整を、ホワイトバランスを合わせるといいます。
これもオートで撮影すると、カメラによって白の写り具合が違います。自分の感じた色より青っぽく写ったり、白っぽくなったり。
夜景でも、何となく暖かみのない色になることがあります。もっとも最近の都会は、街路灯に水銀灯などが増えて、
夜景自体が白っぽくなっていますが〜〜〜
屋内や、ショーウインドウなどを撮影するときに、極端に冷たい色になるときがあります。
撮影者の好みによるところ大ですが、強引な方法ですが、太陽光(太陽マークの)に設定して、
照明された被写体を撮影されてみてはいかがでしょう。赤みがかった暖かみのある写真に変身しますよ。
撮影条件を変えて、同じ被写体を何枚か撮るのも大事なことでしょう。デジタルカメラは、後で撮影データがきっちりと表示できます。
それらを後から検証すると、たいへん参考になります。

太陽光にセット |
← クリック!→
大きな写真と
撮影データが出ます
ホワイトバランス
作例 |

AUTOで撮影 |
人物を配して、花火を遠景に〜〜そんなときカメラにスローシンクロ(後幕シンクロ)の機能がありましたら、忘れずに使いましょう。
近くの人物も、背景もきれいに表現できます。シャッタースピードが遅くなりますので、ここでも手ぶれには注意が必要です。
さてさて、前回お話ししました、半押し(半押しでピントと露出がロックされる)→構図を決める は忘れないように〜〜
ステキな“夏の夜”の映像を期待します。
“写真は、感性で、心で、撮る” 私、そう思います。心を込めてシャッターを切りましょう。
デジタルカメラならではの、映像はまだたくさんあります。マクロモードなどもデジカメの得意分野でしょう。
これからもみなさんと一緒に考えていきましょう。
写真に関して、感想、疑問、どんなことでもお寄せください。
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