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汚染地帯を更新。 3月28日 それにしても、ノーザンについて書くのは楽だということに、今更ながら、気が付きました。日本語が理解できる人でノーザン聴いている人なんて、殆どいないでしょうし、ましてや、シングルまで買ってるとなったら、ほんと、いないでしょう。どうせ、何書いても分かりゃしないんですから、、、 THE CHARADES / THE KEY TO MY HAPPINESS (MGM / K13540)DEMO 前から欲しかった盤で、今年に入って100ポンドちょいで最近ゲットしました。イギリス相場からすれば随分安いのですが、その分盤質がちょい落ちましたが問題ナシ。ROBERT
MAXWELL作、HORACE OTTアレンジ、TOM WILSON & HOWARD FOWLESプロデュースのこのナンバーは、ルート音を8分で刻むベースとそれに絡むピアノが印象的な分厚いバックにリードとコーラスの掛け合いが格好イイヴォーカルが合わさって、超ストロングなサウンドを作り出しています。それに高揚感溢れるメロも素晴らしいのですから、基本的にポップ好きな私は何も言う事なし、です。CDではGOLDMINEのBIG
CITY SOUL VOLUME 3 (THE MGM STORY)に収録されています。 3月27日 今日帰って来て聴いた盤 THE ARRIVALS / THE GRAMMY DRESS / WOMAN AND CHILD (LUMMTONE /ANF-118) ロスのレーベルからのノーザン・ソウル。L.J.M FOWLER作、BOBBY
SMITHアレンジの'THE GRAMMY DRESS'は、1日のエンディング・テーマのよう。イントロの物憂気なホーンに続いてコーラスと、強くかつしなやかなリードが、小気味よいバックに乗って、素晴らしいノドを披露しています。ドゥ・ワップとか好きな方にはたまらない内容ではないかと思います。表と同じ布陣で作られた裏の'WOMAN
AND CHILD'は更に寝る前に聴きたくなるようなナンバーでこちらも良いです。表はCDでなら片山レコードのノーザン・コンピ='60'S
REVERSE HOLD LUNCH BOX'に収録紗れています。 昨日はクールとも言えるノーザン・ソウルを書きましたが、今日は反対にあつい、暑苦しいノーザンを聴いて書いてみます。 MAJOR LANCE / YOU DON'T WANT ME NO MORE / WAIT TILL I GET YOU IN MY ARMS (OKEH / 4-7284) メジャー・ランス? オケー? メジャー・アーティスト&レーベルじゃん、と思われるかも。実際60年代シカゴを代表するアーティスト、レーベルですが、この67年に出た7インチは、結構珍しい盤です(やっと手に入れました)。W.E.BUTLER
- C.H.DAVIS作、SONNY SANDERSアレンジ、TED COOPERプロデュースの'YOU DON'T WAN'T
ME NO MORE'はベース・リフとドラムのスネアがズンズン迫って来る感じで、そして、ホーンが炸裂する凄〜くタイトで濃いバックに、メジャー・ランスもテンション高く歌い上げ、それが一体となって、耳にというよりも体に直接感じるサウンド。対する'WAIT
TILL I GET YOU IN MY ARMS'は作者がV.McCOYという以外は同じ布陣で作られていますが、こちらの方は軽く流れるような軽快な歌、サウンド。どちらも素晴らしいナンバーです。CDで聴きたければ、この盤の裏表共にTHE
BEST OF MAJOR LANCE (LEGACY/EPIC E2K 66988)という2枚組のCDに収録されています。6、7年前に買ったCDですから、もう、廃盤かもしれません。表だけなら英KENTからのレーベル・コンピCDに入っています。 昨日はソフトロックのシングル盤について書きましたが、実際は、聴くにしても、探すにしても、ノーザン・ソウルが圧倒的に多い今日この頃。今日帰って来て聴いたノーザンについて書いてみます。 KENNY WELLS / ISN'T IT JUST A SHAME (NEW VOICE / 812) NEW VOICEはボブ・クルーがやってたレーベル、と書けばポップス・ファンも気になるかもしれません。G.NIGHT - G.GANT作、HERB BERNSTEINアレンジ、A GARY NIGHT PRODUCTION FOR BOB CREWE PRODUCTIONとクレジットを羅列すると、更に興味が湧くかも(そんなことないか、、)。抑制の効いたベース・ライン、四つ打ちのスネア、途中から入るオルガンが耳に残るバックに、やはり、抑制の効いたヴォーカルと相成って、エレガントな世界が広がる、1日の終わりに聴く為にあるような、シミるノーザン。 この盤、最近手に入れましたが、かなりのレア盤。CDならGOLDMINEの'ALLNIGHTER'っていうコンピに入っています。 昨日の続きになりますが、昨日レコを整理してましたら、年末に片レコで買ったソフト・ロックの7インチをソウルの箱の中から見つけて、ついでに聴いてみました。 JIMMY WEBB / ONE OF THE NICER THINGS / I DON'T WANT THIS MODERN RELIGION (DUNHILL / 4147) ジミー・ウェッブの70年代に入ってからのソロ作品は、個人的には全く良いと感じないのですが、この60年代中ごろに出したシングルの表は、曲、アレンジ、歌共に繊細な面がプラスに出ている素晴らしい盤。WILLAM F. WILLIAMSプロデュース。裏は、カントリー・ロックというか、ブルース・ロックというか、そういう感じの内容。 ETERNITY'S CHILDREN / BLUE HORIZON / LIFETIME DAY (TOWER / 498)DEMO これ、アルバムには入っていないかもしれません。S.OLDHAM - M.JAMES作の 'BLUE HORIZON'は泥臭い白人ヴォーカルで、ホーンも効かせたナンバー。S.DELL作の'LIFE TIME DAY'は、コーラス・ワークが心地よい、こちらの方がいかにもエターニティーズ・チルドレンっぽい。 THE FIFTH AVENUE BAND / FAST FREIGHT / ONE WAY OR THE OTHER (REPRISE / 0884) 言わずと知れた、作家集団のアルバムからのシングル。PETER GOLWAY作の'FAST FREIGHT'とKENNY ALTMAN作の'ONE WAY OR THE OTHER'この2曲あれば、アルバムは要らないと言えなくも無い。実際、アルバム聴く時もこの2曲しか聴いて無かった。。。(汗) THE LOVE GENERATION / LOVE AND SUNSHINE / MAGIC LAND (IMPERIAL / 66289)DEMO 裏表共に彼等独特のコーラス・ワークが印象に残ります。聴き始めは共にちょっとつまらんないと感じますが、途中で転調したり、メロディーがガラっと変わったりして、それなりに聴かせるのも、他の盤と同様。プロデュースとアレンジは、お馴染みのトミー・オリバー。 この4枚合わせて2800円だったのは、やはりラッキーということを久々に聴いてみて実感。 ここ最近はノーザン・ソウルの7インチ中心にレコードを探して買ってたりする訳ですが、それでも、単にポップスとして聴けるレコードに出くわすことも多いのが実情です。そんな中から何枚か取り上げてみます。 KELLY GARRETT / YOU STEP INTO MY WORLD / NOTHING LEFT TO GIVE (SMASH / S-2216) この人はSMASHからもう1枚出していて、そちらもノーザン・クラシックとして有名です。表の'YOU STEP INTO MY WORLD'はジャッキー・デシャノンも作家陣に加わっているポップ・ナンバー。ソウルと言えばソウル、フォークと言えばフォーク、ロックと言えばロック、と書けば中途半端なイメージを持たれるかも知れません。多分それぞれのジャンルのファンが聴けば自分のジャンルにいれてしまうのではないかと思います。 しっとりとしたイントロ、Aメロから徐々に盛り上がるBメロ、そしてサビでピークを迎える曲とバックも素晴らしいですが、何と言っても歌の強さが聴きもの。プロデュース&アレンジはマイク・ポスト。 YVONNE BAKER / YOU DIDN'T SAY A WORD / TO PROBE MY LOVE IS TRUE (PARKWAY/140)DEMO 'YOU DIDN'T SAY A WORD'は、ノーザン・ソウル・クラシックで、かなりレアで知られています。CDコンピにも入ってなくて、最近、やっと手に入れて聴く事が出来ました。アレンジ、プロデュース、作家陣に、ジェリー・ロス関連の盤のアレンジで、ソフト・ロック界では知られるジョー・レンゼッティーの名前が入っています。で、中身ですが、ジョン・バリーの「ジェームス・ボンドのテーマ」のパクリとも言える、陰うつなイントロ&Aメロで、ハズレか、と一瞬思わせますが、Bメロからフワっと高揚感あるメロディーに転じ、サビで軟着陸させる、素晴らしい展開でびっくりしました。エレガントかつストロングなバックとそれに負けないカマトト・ヴォイスがこれ以上ないガール・ポップ・サウンドを作り出しています。この手の60年代フィリー・サウンドはとにかく好き。 ALDER RAY / CAUSE I LOVE HIM / A LITTLE LOVE (WILL GO A LONG WAY) (LIBERTY / 55715) これは某ソウル・コレクターの方から頂いた盤です。表裏共にソフト・ロック界ではイエロー・バルーンのメンバーで知られるゲイリー・ゼクリーが作家に加わっています。中身はスペクター・サウンドそのまんまと言った感じですが、これはアレンジャーのロイ・ポールマンとプロデューサーのマーシャル・リーブの意向も働いているのかな、と感じたりします。3連ビートの表が特に素晴らしく、スペクター・ファンなら一度きいてみて損はないと思います。ポップスでは相当レアな盤の筈で、貰わないと聴く事が出来なかったと思いますので、超ラッキーでした。 汚染地帯を更新(3/21、22分)。 3月19日 汚染地帯を久々に更新。 2月20日 汚染地帯を更新。 2月19日 彼のファンはそれなりに富俗ということなのでしょう。 日刊スポーツに達郎のリマスターCD7枚すべて、オリコン誌のトップ30にチャート・インしたとの記事が載っていました。内容自体どうなってるのか、よく分かりませんが、彼自身がリマスター作業に加わっているようです。 どういうヒトが買ってるのかなあ、という事を考えると、彼のラジオで洗脳され、増殖したコレクター。あと最初に書いた昔からのファン。彼と同じ世代のアーティスト、例えば中島み○きでは同じ位の数のファンがいても購買能力はかなり落ちると感じるのは私だけではないハズ。ファンもそうですが、彼自身も昔を懐かしむようになって来た、ということの表れという気がしてなりません。売れた事に気を良くして、そのうち、制作活動もせず、レココレ誌のインタビューに対して『ロング・ヴァケイション』のリマスターの苦労話をこんこんと答える、というか自分で勝手にしゃべり続ける大滝○一のように、達郎もなってしまうのか、、と売れた凄さより、彼の未来に陰を感じたチャート・インの記事でした。 汚染地帯を更新(2月16日分)。 2月12日 汚染地帯を更新(2月10日〜11日早朝分)。 2月9日 汚染地帯を更新(2月6日分)。 2月3日 汚染地帯を更新(2月2日分)。 1月28日 汚染地帯を更新。 1月26日 汚染地帯を更新。 1月25日 1冊本を読んだら、他にも何か読みたくなって本棚を眺めてみましたが、「甘茶ソウル百科辞典」(ブルース・インターアクションズ刊)なんてのが出てきました。かつてソウルを聴くのに手掛かりが欲しくて、こんなのまで買っていたことを思い出し、ひとり赤面してしまいました。ほんと、今でこそ買わなくなりました(というかカネが回らなくて買えない)が、ガイド本は正に藁をも掴む思いで手当り次第買ってた時もあったんですよね。 で、パラパラめくっていたらヘジテイションズの項の中で関連してSOFT TOUCHの'IS THIS THE WAY TO TREAT A GUY'(SHOUT)が紹介されていまして、アレンジがBERT KEYSという説明がついてました。最近、私が捕獲した BEVERLEY HILLS / I DON'T CARE ANYMORE (AIR PLAY / 0001 D.J.COPY) もアレンジがBERT KEYSであることを思い出し、聴き直しましたが確かに同じ雰囲気を醸し出しているような。と、バックを聴きながらも歌が気になりますが、やはりSOFT TOUCHのヴォーカルのカマトト振りには適わないとも感じます。 という訳で少し勉強させてもらいました。「甘茶ソウル百科辞典」。隣のページには「ブリーフ」について図入りで詳細な説明がなされている1冊。 1月24日 レコードばかり買って、他のモノにカネを回さなくなる生活が続いておりますが、先週部屋の掃除をしていたら、会社のコンテストの景品か何かで貰っていた、図書券が何枚か出てきたので、新宿ルミネ2の青山ブックセンターに寄って「肩ごしの恋人」(唯川恵著 マガジンハウス刊)を買って読んでみました。 最新の直木賞受賞作なので、取り敢えず時代に着いていこうかな、くらいの気持ちで買ってみたのですが、思いの外、心動かされました。主人公萌の幼馴染みである強欲女のるり子とホモのリョウが新宿2丁目の文ちゃんのお店で、激突する箇所にジーンと来ました。リョウの「純粋っていうのは、あれもいらないこれもいらない、欲しいのはただひとつ。そういうことだろ」という言葉。痺れる。それに対してマトモに言い返せず泣き崩れてしまうるり子も愛しく感じるようになる。 生きる勇気を与えて呉れる1冊。 1月21日 汚染地帯を更新。 きょうは、更新をお休みできるかと思ったのですが、、って休めばいいんですが、取り敢えず勢いのある内に。 汚染地帯を更新。 汚染地帯を更新。 ちょっとしたことですが必要もあって、土曜も会社に少し出る事が多いのですが、ただ会社に出て帰るのも勿体無い気がして、ついレコ屋に寄ってしまうことに。そうした場合、当然、出費がかさむ訳で、その懐具合の寂しさを再確認するにつけ、心底、何やってるんだろうと思います。 会社の帰りに新宿ルミネ2の青山ブックセンターに寄って色々眺めていたら、今月のレココレはキャロル・キング特集。95年の1月にも特集組んだ筈だが、、編集者のネタ切れか、、買わなかったのでこれ以上あれこれ言いません。 で、便乗だけはさせて貰って、家へ帰ってキャロル・キング関連のシングル盤を何か聴いてみようと思い、久々に THE GROOVERS / I NEED YOU (T.C.B. / RI 2797) を取り出してみました。I NEED YOUはゴフィン&キングコンビの作品で、WANDからチャック・ジャクソンも出しています。と、言うかチャック・ジャクソンの盤の方が比較にならない程、有名だと思います。スロー・ミディアムのバラードでリードの声の歪み具合が素晴らしくこれぞ黒人のノド、と曲の善し悪しより、その声の素晴らしさに、つい耳がいってしまいますが、メロもシミる名曲だと思います。何度も言ってるような気がしますが、キャロル・キングの曲は本人が歌うより、他人が歌った方がその曲の良さが伝わる、この盤を聴いて、そんな印象をより強く持ちました。因にこの盤のウラの'HE'LL BREAK YOUR HEART'はBUTLER-MAYFIELD-CARTER作でシカゴ・スタイルの軽快なナンバーでこちらもソコソコ聴けます。60年代中〜後半の作品? ところで、この盤、レーベルのT.C.B.に釣られて、1年くらい前の片レコ・オークションでゲットしたものですが、T.C.B.と言ってもデイヴ・ハミルトンのあのデトロイトのT.C.B.ではなく、ヴァージニア州にあった別物のレーベル。また西海岸のMINITなどからシングルを出していた同名グループとも別者のようですが、ホント、リードの声は本物。なんか正体がよく分からず面映いですが、キャロル・キングファンのみならず聴いて損はないと思います。 昨年は仕事とレコを買う事に時間を取り過ぎて、HP運営が疎かになっておりましたが、今年は地道に更新していきたいと思います。 BACK NUMBER |
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