*すったもんだと病院にも大変ご迷惑をかけました。自己導尿もなかなかうまくいかず最終的に使い捨ての14frのカーテルが一番あっているのでこれにしなさいと言われこれに決めました。この時点で装具は膝から上は両方ともはずしました。
廊下に出て手すりにつかまり少し歩いてみるのですが?え〜〜自分は健康な時どんな風に歩いていたのかどうしても思い出せません。息子に「お前歩く時どうして歩いてる」と聞くと息子は二三歩歩いてみて「足を互い違いに出す」「馬鹿者足そろえて歩けるか!」息子「そんなこと考えた事ないわ」そうですよね!でも自分は杖をづいていても歩きずらいのです。
*今日は朝のうちにリハが終わったのでお昼からは外の道路を歩いて見ることにした。病院のすぐそばに小さな川が流れている。今日はあそこまで行ってみよう。両方の手に杖を持って何とか行ける距離だと思っていたのだが?これが廊下を手すりにつかまって歩くのとは全然感じが違う。道路と言うのはこんなにごつごつしてたかな?歩道はこんなに段差があったんだな!歩くというより足を引きずっているのです。これは大変だ
!
帰る距離も計算に入れとかないとと戻れなくなってしまう。そんなことを思いながらやっと川の近くまでたどり着きました。(玄関から50メートルぐらいと思うけど汗だくです)前を見るとかなり登り勾配がきついです。駄目だ今日はこれで帰ろう。一休みして大きな石に座り足を前に出すと両方の足が小刻みに震えている。膝から下は装具を付けているので膝から上の方を一生懸命マッサージしてみたら少し落ち着いてきた。
*今度は必ずあの橋を渡ってみよう。健康な時ならば何でもないであろう堤防の勾配である。それが険しい山のように見えます。若い頃に白山登山の経験があります。♪〜「越中で立山、加賀では白山、駿河の富士山三国一だよ!」民謡に歌われている様に大変美しい山です。しかし今現在堤防を前にして恐れをなしているのです。
あの登山のときはどのようにして足腰に力を入れて登ったのだろうか?思い出せないのです。人間というマシーンは、生まれてから6年ぐらいで五体の運動機能すべてを学習しながら完成して、小学1年生の運動会には、全校生徒が走ることが出来るのです。凄いことです。それが一旦停電ではなく病気をすると、所々リセットされてしまいます。あわてて回復機能アイコンをクリックしますが、フリーズ(@_@;)やはり伝い歩きから学習のやりなをしです。
今日は一日リハも無く、フリーです。なんとなく外に出てみると暖かあくいい日和です。杖を持って病院の裏の道の方に回って見ました。なんとこちらの橋は道も広く、なだらかなスロープ状態です。これなら渡る事が出来るかもしれない!行ってみよう!でも車が通るので怖いものが有ります。
もたもたしているとまた(お宅の患者さん外でうろうろしてますよ)住宅街ですので子供が怖がるそうです。やっと中ほどを過ぎ下りに差し掛かります。登ってきたより下りのほうが怖いです。やっとの思いで降りてきました。小さな交差点に出ました。
交差点をわたった右の角に小さな公園があります。ベンチに座って汗を拭きながらこんな所まできてしまった帰りも大変だと思いながら公園の緑が気持ちがいい外の空気は美味しいなんて思っていました。ガヤガヤ~〜ワ〜ワ〜30人ほどの子供達がパンツ一つで公園になだれ込んできました。
驚きました!私の目は子供たちの裸で公園を走り回る姿を見てすごい発見をしたのです。(子供の裸を見て興奮したのではないです)どの子もどの子も歩くとき、走るとき、膝を曲げながら足を出しているのです。私のようにすり足で膝を曲げないで足を出すから歩きずらいのです。それなら私に出来るのだろうか?早速試してみました。
出来ないのです。膝を曲げようとすると、ふにゃりと膝が曲がって前に転んでしまいます。だから反射的に曲げようとしないのです。大発見です。これを回復させるには、膝の筋肉の強化スクワットしかないと思い公園の端のほうに鉄棒があります。
それに目をつけました。一番低い方の鉄棒を握り恐る恐る膝を少し曲げてみます。怖くて深く曲げることは出来ませんが、鉄棒につかまっていれば大丈夫です。時間も忘れて夢中でした。おちんちんの辺りが変な感じです。あらら!おしっこが漏れている!早く帰らないと!あせるあせる。導尿するのを忘れていました。
|