Evangelion Genesis y:x 更新日誌(1997 年 12 月)


12 月 31 日。
Genesis y:x 外伝(y:5.1) 意思 "Pray for you."
を載せる。

つまりは「あけましておめでとう」、な話。 明日載せるべきだが、はっきりいってすでに 12/31 22:00 を回ってるし、 あと 2 時間ないし、読む時は新年だろうから。

ところで、この話、非常に同人誌色の強い、というか内心文ばっかりで、 最近の私にしては珍しい。 こーすると書きやすいってのは知っていて、だからえらく筆が進んでもとくに 不思議には思わんかったけど、だからまあ、ほんとに挨拶な話ではある。

ほんとはプライドにかけても新年までに y:24 を、と思ったのだけど、 今日たまたま(というかメールで名が挙がってたので)読んだ話のインパクトが強く、 せめてその水準には、と思ったら今日中に終るはずもなかった。
どんだけインパクトがあったかといえば、y:5.1 の文体に影響が残るほどだったりする。

さあ、今年もあと 1 時間ほどだ!


12 月 30 日。
今日、linux の 2.0.x 移行テスト。
現在の version 1.2.13 を使いはじめてからも 1.3.5x, 2.0.1x と二度ほど テストしたけれど、ありがたみがぜんぜん無く、 私的パッチがけっこうあって、その移行が面倒いばかりだったので今も 1.2.13 だった。
2.0.29 以降、圧縮ファイルシステムの自由度が上がって来たということと、 いいかげんディスクが満杯になったきたので、久しぶりに移行評価。
で、サウンドドライバの中身が付随して更新されて mpeg viewer で音声トラックの再生ができるようになったくらいで、やっぱりありがたみはなかった。
こりゃ圧縮ファイルシステムの出来次第だなあ、 というところで圧縮ファイルシステムをごちゃごちゃとインストール、 なんでかご機嫌ななめでうまくいかん、 ... というわけで三連敗のカーネルヴァージョンアップとあいなった (^^;

本日のこどちゃ。
本日のこどちゃは特別編、2 本立て。
うるさいだけでつまんなかった。メリハリも無し、 絵もシナリオも手抜きは激しく、 なんでわざわざ朝に時間を確保してまで放送したのかぜんぜんわからんかった。

私信、那由他さん宛て
いやあ、わざわざどうもありがとうございます、 マックで問題ないなら、多分、他(Windows95 etc.)でも大丈夫でしょう(圧縮ファイルの件)。
... へ? うわ、わわわわ *^_^* (トップページの件)
なんて謙虚なんだボクって < 嘘ばっか


12 月 29 日。
本日の大運動会。
これぞあかりハウス! それぞあかりハウス、どれぞあかりハウス? あかりハウスふっかーつ!!、.... というほどギャグな回ではなく、 タイトル(「続・三匹が行く」、「新・三匹が行く」; 前回の「三匹が行く」はほぼギャグオンリーな回だった) のわりにはシリアスな回だった。 「続」や「新」の文字と内容の一致も良い。良くできたタイトルだと思う。
足をひっぱるチームメイトに嫌気がさす、ってのはけっこーあったりするので、 なかなか視ててしんどかった(逆は数えるのもバカバカしい ^^;)。

さて。 痩せても枯れても月と地球のエースがチームなんだから、 チームコンディションさえどーにかなれば勝てるという訳で展開に不自然なところはなく、 くらいの意味で 12/5 のあかり対ジェシー よりもシナリオが丁寧、クリスもアンナも校長も良い味だしてる。 クリスが足をひっぱり、あかりが嘆く展開は予想外。けっこしっかりしてきたなあ、あかり。 ここでも出てくる御堂巴の影、でも血統主義は影をひそめ、全体にソツのない話だった。 ただし、クリスとあかりの友人関係、前回から 2 ヶ月という時間を感じない。 そういうとこ、もっと練って欲しい。

「なにがそんなに悲しい? 最近 ...、おまえはいつも悲しんでいる。 どうすればおまえは笑ってくれる ...? 私にできることはなんでもする」
「... うそ」
「うそではない」
「うそだよ、クリス、訓練休んだり、 試合を途中で放りだしたり、... ぜんぜん言うこときいてくれないじゃない、 勝とうという気がちっともないじゃないっ!」

12 月 28 日。
10 万ヒット突破 \^_^/ だからという訳でもないけど、 y:x トップページをちょっと改装、表側はおおむね最新話のみとした、 ... のはいいけど、新しく来た人の場合、例えば外伝は 19.1 しかない、 なんて誤解があるかもしんない。
それと、圧縮ファイルを y:1 - y:22 と y:2.1 - 2.11 について用意した。 *.html をそのまま unix の lha (オプションは atg) で圧縮したものである( テストしてないのでうまくいかなかったら連絡していただけると嬉しい)。
y:10 で分けてあるのは、y:x ver. 2.0 計画(よーするに書き直し)のためだけど、 しばらくは手がつかないだろう。

ところで。
ねえ、ベクターデザインの CDROM 19000、誰か貰ってあげて? mOm


12 月 26 日。
Genesis y:x 外伝(y:25.1) 昼下がり "Tea time"
Genesis y:x 外伝(y:25.2) 夜明け "Good morning!"
Genesis y:x 外伝(y:25.3) 約束 "Telephone call at midnight"
を載せる。

ワンシーン劇場三題、みっつあわせても普段の外伝一話分にも足りない。
いわゆる「誰にでも書ける」というタイプの話、 7 つ揃えようかと思ったけど、ぱっとは出て来なかった。朝昼晩そろっての 3 つでもいいかなと。 どーせ y:24 書きの反動だ。

y:24 さえ載せてない段階での y:25.x で、 25 話の頃の状況がちょっと読めてしまうだろうけど、まあいいか、 というか、そんなに設定を突っ込んで読むような話じゃないから。

話数で外伝系が本編を圧倒しつつあるので、さすがに次は本編、だといいなあ。


12 月 25 日。
本日、秋葉まで行って UPS (無停電電源装置)購入。つないで電源を入れ、 しかるのち電源ケーブルをひっこ抜く。..... 落ちた ;_;
なんやねんこれ、不良品かいと八当たりすること数秒、 もちろん購入直後はバッテリは空になっているにきまっていた。 使えるシロモノかどうかは明日になってからだろう。

UPS などという、秋葉でもそうそう置いてなさそうなものを買いにいくんだから、 一応雑誌で調べておいた。 まあ、LaOX にあるのは当然として、TwoTop にもあるらしい、多分(めったに行かない方の) 2 号店だろーなとあたりをつけると 2 階にあり、ハコを眺めれば亜土電子あての紙が 貼ってある。てーことは T-ZONE にもあるなと思ってそっちを見れば、同じものが TwoTop より高価く売っていた :-) オムロンの 352 がけっこ気に入ったけど、結局は UPS を妙にたくさんおいてある パソコン工房でノーブランドの安いのを購入、180W(320VA) 級で 15800 円ナリ。

UPS だけを切ることができない(切ると全部切れる; 前持ってたサンケンのやつは UPS を切るとスルーになった)という割り切りがアメリカな設計だなあ、と関心する。 ついでに、見本に置いてあったやつと製品が違うってあたりが大雑把で良いぞ > パソコン工房。 見本は 100V 60Hz を受け、3P のコネクタ 2 つだった。製品は 100V 50Hz を受け、 ユニバーサルコネクタとでもいうのか、丸ピンやら 3P やらぜんぶに対応するタイプの コネクタが 2 つ、製品名は同じだったし、50Hz 区域に住んでんだから手もとの奴 の方が都合がよろしい、ということで別に苦情を言うつもりはないのであった。

UPS もパソコンの 5inch ベイに内蔵するやつ、 専用電源と一緒のやつ(論理的に非常に正しい形態だな:-) などいろいろ出て来ているようだったけど、なにぶんミニタワーに Silencer をつっこんでるから電源を換える訳いかんし、5inch ベイは将来 MO が入る予定だから、 いままでと同じ外置きになった。

ところで静穏型の電源 Silencer は T-ZONE にも置くようになったのだな。 これの普及はたいへん喜ばしいことである。 キーボードは Northgate の OmniKey 101 を使ってるんだけど、もう手に入らない。 代替で使えそうなキーボードは今はどこにも売ってなくて、 壊れたらどないしようかとビクビクもんだったりするけど、 電源の方はこれからさきも大丈夫そうだ。

いまごろな私信、高橋(12/19)さんあて。
桶屋な例を挙げたかっただけなので、 事実かどうかに興味無かったためいちいち確認は取らなかった(そういう話があったよーだと耳にした)。 不用意な例だったということは認めるものであります ...mOm


12 月 23 日。
Genesis y:x 外伝(y:19.1) 傍観者 "OUTSIDE"
を載せる。

どーせ LAS や LRS なクリスマス話が世の中に溢れるんだろーから、 ってんで子供達は無視した。
ハンブルグステーキ(ハンバーグ)の話はかなり実話である。 神保町の某のハンブルグステーキ、店の改装前と後ではおもいっきり変わってしまった。 現在の味は以前を知っているとかなり許しがたい。 東京駅地下街の某のビーフシチューもしかり、いや、こっちの店はつぶれてしまったが ...

ところで、これを書いている時に停電があった。 引っ越してこれで 3 度目、引っ越す時に寿命が来ていた UPS (無停電電源装置)は 捨てたのだけど、... やっぱ要るなあ。


12 月 21 日。
どこぞの掲示板に居ついてしまって日誌さえ疎かになっとるな。 反省反省。

書き掛けの話はけっこあれど、いっこーにすすまん。... のは、多分、同じ理由だなあ。
メールの返事さえ、書いてない mOm
ん、次の一話上げたらかこーと思ってるから ...
年表のデバッグとかもあるのにぃ。


12 月 19 日。
本日のこどちゃ。
風花-羽山ステージの最終回、 まだギャグが滑ってるし、シナリオに人為的なにおいが強いのと やや登場人物の思考が歪んでいるのが気にかかる - たとえば「私が悪いの?」と悩む紗南、 「俺を傷つけないために」と独白する羽山、 説明のしつこい剛。
けど久しぶりに面白かった。羽山の呼びかけもさりげなく「倉田」に戻ってたし。 直澄もワンシーンながらかっこよかったし、涙をうつさない演出はよかった。 雪合戦、羽山の最初の一発は紗南の口にはまるのかと思ったんだけど、違ったな。
「突然ドラマ降りるなんて、あいつらしくねー ...
あいつは訳も無くわがままする奴じゃねーから ... と思うけど、
わけもなく、訳の分からんことする奴だから、.... わけわかんねぇ!」

本日の大運動会。
人外魔境とは聞いていたけれど、.... なるほど鈴花くらいでは戦えまい、 というほど変人ばっかりの大学衛星。 今日は久しぶりにこどちゃの勝ちか? と思いきや大運動会の追い上げも物凄く、 今日もまた大運動会の勝ちだったのは、教官のインパクトが強かったから。
ただ、教官があかり達を教えることになる経緯が弱い。 「命」がかかってんのにそんなに安易でいいのか? それに大人達がこんなに血統にこだわってたらストーリー展開が弱くならないかな?
初日の自由時間のうちに自主トレ始めるかどーかという(やる気の表現の)定石の使い方は、 あまりにも定石どおりな使い方、ちょっと白けた。
結論として、今日の大運動会はキャラと演出だけでもっている。ストーリーはペケ。
でもラストの競技、面白かったぞ。オチに至るまで。

「え、あ、見学しようと思ったから。ターニャは?」
「ターニャは走る! ここで見てたらなんだか走りたくなったんだ!
明日まで待ってらんないっ、バ、ビューン!」

12 月 18 日。
世の中ポケモン騒ぎ一色になりつつあるなあ。 まあ、マスコミの過剰反応はいつものこととして、
ポケモンそのものは紅白の出場停止などを含め、ある程度の処罰は仕方ないと思う。

どんな表現が観ている人にどんな影響を及ぼすか、 それは放送してみないとよく分からない。 今回の一線を超えたのを基準にするとか、いくらかデータはあるだろうけど、 そんなおおざっぱなデータで 表現上の、(あんまり根拠のない)自己規制をするのよりは、 許容範囲を超えたのが明らかになった時、それを放送中止にするという 現行の形式のがまだマシだと思う。
特にそれが個人の人権に絡まない場合は。

恐いのは「自己規制」によって これにひっかかる過去の作品が放送できなくなることであって、 倒れる人がでるような表現を使った作品自身が放送できなくなることではないから。

朝日ソノラマからまもなく出るはずの「火の鳥」望郷編の復刻版、 角川版ではおもいっきり削られた登場人物が復活するはずだけど、 これも変な自己規制の犠牲になったものだ。


12 月 17 日。
めぞん EVA は読んでないとのたまう某氏に、 302 号室の『26 からのストーリー』 と 601 号室の 『Project E』 を挙げておいたのだけど、 それらを読み返していちおー人に薦められるものであることを確認。
まあ、論理ミスから誤字脱字に至るまでてんこもりで、 推敲どころか一度書いたら二度と読み返してないだろう文章はなんとかしてほしいものだけど、 表現力はハンパでないし、感情的裏打ちも良質のもの。

もちろん好きな話は二つだけじゃないし、 逆にブラックリストに入れたくなるような話もあるけどね。


12 月 15 日。
PACK for WIN GOLD 19000 ベクター 6800 円、未開封
ISBN4-900952-21-4
が一つあるんだけど、 代金引き替え郵便の輸送料込み、5000 円 で誰か買って ...
手渡し、値段の交渉可。
Windows95 使わないから余ったです。

1 周年のお祭り、いつまでやるか決めてなかったけど、 記念募集の終りは 10 万ヒットと λ:13 のどちらか早い方にしよう (てーことは 10 万のほう、正月明けか? 今年中に来るか?)。 で、λ:5 あたりがたぶん後夜祭だろうな。

3 日遅れの私信、那由他さん宛て。
いや、説明せい、ってんじゃなくて、 分かるわけないし、わかるよーには書けないネタを日記に書くなよぉ、って意味だったんだけど。 まあ、いいか。
裏読みしてもいいけど、あんましえげつない読み方はせんでね(泣)
裏読みのススメなんて以前、この日誌でやったからあんまり言えんけど ...


12 月 12 日。
今日のやつはどこでもマイクロソフトへの判決の話がでてくるんだろうな。 ちなみに私は IE の普及を妨げる判決ならどんなもんでも賛成だけど、 それを別にしても、 「抱き合わせ」そのものをちゃんと問題視する今回の判決は歓迎するなあ。 そして蟻としましては、象がコケてくれる分には常に大歓迎でもある。

それにしてもいいかげん λ:5 も、y:24 もあげんと。とくに 24、来週てのは来年か? という冗談が冗談でなくなってきているぞっと。
λ:x で描きたいコト、表現したい感情はある。細部のネタもある。 書きたいという内側から立ち昇る気力もある。 しかし、話の骨格を決めないと一歩も動けんのだな。 単なる殴り書きよりはマシなもんにするために ....

本日のこどちゃ。
引用がすべて。でも、こう持ってったのは上手かったかも。 直澄-紗南側の話、はたして 1 分あったんだろうか、おもいっきり傍系な扱い。不幸な奴 ...

「好きでもないやつに優しくするのが優しいとは思わない、あんた、 前にそー言ったの覚えてる?
うちは、そんなあんたが好きになったんや。 だから、もう、これ以上、うちに優しくせんといて。 あんたが優しくすべき相手はうちとちゃう。.... せやろ?」

本日の大運動会。
宇宙船の落下を素手で受け止める校長、AT フィールドまで展開して EVA だなあ。 初期のギャグ調もどってきたかな? テロリストから連絡があった後でさりげなく EMERGENCY A が EMERGENCY B になったのは .... つまりそーゆー意味(へっぽこ)なんだろーな。

「あかり」
「うひゃうぅぅぅぅ!!」
「何故おびえる? おびえられると .... 悲しいぞ」

12 月 11 日。
M. Z. ブラッドリー 「宿命の赤き太陽 (原題: "The Bloody Sun" )」 創元文庫
を読み終え、 これで ダーコーヴァー年代記 の既訳分は全部読破。 絶版なだけに、長いことかかった。 未訳分は手に入る気配もなく、全踏破はまだまだ先のことになりそうだけど。

「剣と魔法の世界」と一口に言う。 まず最初に問題になるのは、世界はどうして科学技術に頼った「銃と機械の世界」では 無いのか、といった由来だろう。
ダーコーヴァー年代記の場合は、

「我々は彼ら(地球人)の機械を必要としない。 それは、殺戮に溢れた、あの混沌の時代のことを覚えているからだ ──」
という形で、科学文明、あるいは飛び道具(銃)を拒否する。 これは中世的頑迷さとは別物で、 一見、中世的な剣による決闘が存在する世界だけど、 「ストームクイーン ("Stormqueen!")」や「キルガードの狼 ("Two to conquer")」 で描写された ESP 戦争の物凄さの記憶があるならば、 武器に関する厳しい制約 ── 飛び道具の禁止; ダーコーヴァーでは飛び道具といえば、 必然的にサイコキネシスによる攻撃を意味した ── も然りだし、 ESP による通信システム、テレポート、気象制御、治療、 鉱山採掘まで行なう(行なった)経験をもっていれば、確かに機械は「必要ない」。 ... たとえ、そのシステム全体が衰退の危機に瀕していようと。

地球の機械文明と、 一度は地球から切り離され独自の ESP 文化を押し進めて来た植民星ダーコーヴァーの文明の衝突の中、 ESP のシステムが地球から限りなく魅力に見えることを知っているダーコーヴァー側の、 自らの衰退を知りつつもできるだけ対等なままで地球と付き合っていこうとする あがきを主筋として、その中で、 テレパスの存在による、プライバシーの考え方あるいは性的タブー等の違いによる、 地球人とダーコーヴァー人の間の戸惑いが描かれる。

そして、テレパスとして成り立つための男女の条件の差に由来する男女差 ── フェミニズム的な視点がこれに織り込まれる。

書評 にもあるように、「ハスターの後継者 ("The Heritage of Hastur")」 が最高の完成度を誇り、そして面白かった。

作者、ほんとにフェミニズム論者か? という「カリスタの石 ("The Spell Sword")」 の印象も良い ── というか、ヒロインのカリスタが可愛い。 訳者もそう思ったことは間違いない、なにせ原題にはカリスタのカの字も無い :-)

「ハスターの後継者」の続編にして年代記のカナメをなす "Sharra's Exile" が未訳なのが痛く、これの初稿にあたる「オルドーンの剣 ("The Sword of Aldones")」 は読んだけど、初期の時期に書かれたものらしく、 それ以降の年代記との矛盾が多いのが悲しい。

ただ、もっとも印象深かったのは、先の 2 冊ではなく、 作者のフェミニズム論者としての意見がはっきりと表にでてきた 「ヘラーズの冬 ("The Shattered Chain II, III")」 の、

「代償無しには何も手に入らないわ」
「何を手にいれたの?」
「自由以外はなんでも。
.... 自由は、私にはあまりに高価かったの ...
でも、あなたは?」
(記憶頼り)だった。 そして、この会話を先に読んでいないと「オルドーンの剣」の迫力は半減することになる。 本ごとに主人公がまったく違い、それでいながら登場人物のかなりが重なり、 そして、ある発言は、その人が育って来た経歴から必然的であり、 しかもその経歴は別の本の中で語られる、といった網の目が組まれている。 私が最初に読んだのは「ハスターの後継者」だったけど、 今、登場人物紹介のところを読み返せば、当時はただの脇役だった人達 一人一人の経歴のいくつかが思い浮かぶ。.... もう一度読み直すことになりそうだ。

ところで、 先の書評 は実に率直で、
「すばらしい!」とか「最高の完成度!」
はともかくとして、
「読むの? そう。好きにすれば?」、 「たいしたこたーないけど、読まないと歴史が分からんもんね ...」
などという、なんてストレートな言い方、という言葉がついていたりする。 書評のお手本のようなページで、ダーコーヴァー年代記そのものはともかく、 書評の部分は一度、読んで笑っておくことをオススメします :-)

... さて、問題はどうやって年代記の本を手にするかである ^^;

私信、那由他さん宛て。
自爆ってふつー他の人はなんのことか分からんのでは ...

更新日誌部分。
年表の修正、 「Confession...」 の修正。


12 月 8 日。
The First Anniversary Special(一周年記念投稿のページ) に、
夢の中の私(by 高嶋 さん)
を載せる。

かくし EVA ルームの高嶋さんの寄稿です。

私の WWW EVA 小説への感想メールは、彼へのそれから始まりました。 えーと、去年の 10 月ですね。 作者コメント(10/17)で 「この部分、賛否両論あるんじゃないかな〜」と書かれていたのにたいして、 「否論があるとは思えませんが ...」という内容のメールでした。
こういう誘うような言葉があると感想メールって書きやすいっすね。

で、それ以降の膨大な かくし EVA 世界に関するメールのやりとりから ひとつ私も書いてみるかなー、と思うようになっていったので、 お世話になった、という言葉では言い尽くせません ...
そもそも文章の書式(会話と地の文の一行空け)さえ「私立第三新東京中学校」 からのものだったりしますから。 トップページデザインの単純なのも、もちろん「かくし EVA ルーム」 (と「機動新世紀エヴァンゲリオン」)の影響、 というか、当時はそんなにトップに凝る人って居なかったような気もする ... ^^;

逆に、子供達の性格を創るのに、 かくし EVA からの影響を消すのにえらく苦労した覚えもあります。 「条件設定が違うのに同じ性格の訳あるかあ!」と叫ぶこと数回、 当初は試行錯誤の連続でした ... 特にレイ。

更新日記部分:
y:2.15 の作者コメントをちょっと修正。


12 月 5 日。
The First Anniversary Special(一周年記念投稿のページ) に、
消化試合(by 佐藤 さん)
及び
Confession...(by 神笠 那由他 さん)
を載せる。

物書き人でない人からの寄稿。
ものすご〜〜く嬉しい。
最初の一つ目って敷居高いしね。

ところで、 投稿募集に絡み、マルチパートメールや、日本語サブジェクトメールが舞い込むようになった。 metamail や nkf -m を使って平文に直していたのだけど、めんどくさくなったので tm (tiny mime) パッケージをいれようとして、あちこち探した。 'tm' のように短い名前を Internet 上で検索するのは容易でなく、 今まで面倒くさくてやってなかったんだな。 もっとも、ためしにアルタビスタで tm, emacs, mime の and 検索で捜したら すぐに出て来て、案ずるより産むが易し、の典型例だった < バカ ^^;
... が、コンパイルに成功せず。なんでや。

本日のこどちゃ。
三流トレンディドラマ...
漫画版の方では最強のネタんとこをなんてもったいない。 羽山の荒れ方も不自然。 ギャグも滑りまくっている(バビットも自覚している:-)
ベストシーンは羽山が病院の窓から帰るところで、セリフがぜんぜんないので引用は省略。

本日の大運動会。
ネタは平凡でも調理の仕方でここまで感動できるという見本。 話の流れも、絵も、カメラワークも凄かった。 前半、走ってるだけで退屈させないのはたいしたカメラワーク。 CM に移った時、まだ半分か!? と驚いた。
先週が手抜きでどうなることかと思ったら、今日の後半にもう一度、葛藤おいてまとめて来た。 ということはそこまではアスカみたいな偽りの復活だったと。 うん、顔もちょっとイっちゃってたし。
ところで、前半に主役をはったターニャの扱いが後半で 軽くなりすぎてバランスが悪くなったのがちょっと気に掛かった。

「抜かれたぁ! 悔しいぞぉ、
ウンガラドレドレうんがらどれどれ、悔しいったら悔しいぞぉ
ん? ..... 来る? 来る .... 来るっ!」

私信モード。
蘭間林さん宛て:
(いまごろだけどmOm)あっりがとー

漣さん:
どーしたのかな、と思ってたら風邪ですか?
おだいじに〜
私もセキが止まりません ;_;


12 月 4 日。
Genesis y:x 外伝(y:2.15) 14 年前、この日に "The Reason why I celebrate" (アスカ version)
を載せる。

もちろんアスカの誕生日記念。 公平を期すために白状すれば、シンジの言葉は私のオリジナルでない。 初めてこれを耳にした時は感動したもんだけど、出典はどこだか知らない。 アスカみたいに言う人は多いけれど、それの反論としてこれが挙がってくることは少なく、 いままで少し不満に思って来た。
去年の 12/4 の時点では書く余裕なんかなく、 6/6 のシンジの誕生日にかこつけて書こうにも 2015 年のも 2016 年のも 時期的に都合が悪くて書けず、ようやく機会がめぐってきたという形。

2.14 はどーした? と言われると弱いが、2.14 や 2.15(本来ならシンジ版の予定) には手が回らなかった。2.14 の枠は予定で空けておくとして、 だから、2.12, 2.13 の [次へ]のリンクも張り変えるハメになった。

y:x も一昨日 1 才を迎えたわけだけど、 こちらは 1 年前に y:x のページが出来たことと、 1 年経ったことの両方をお祝いしているんで、 お祝いメールの内容に対してガンつけてる訳ではないです。念の為。
素直に読む(んで、できれば感動してもらえると嬉しい)ように ... mOm

ところで、 お祝いのメールもちらほら舞い込んで、けっこ嬉しい。ありがとう。

私信、S 氏へ。
寄稿載せるのは明日ということで。 mOm
2.15 を明日に回す訳にはいかないので ...

更新日記部分:
λ:3 を一か所修正の他、 λ:1 の誤字、λ:4のリンク、 y:2.12, y:2.13 のリンクを修正。


12 月 2 日。
The First Anniversary Special(一周年記念投稿のページ) に、
終わりだけの物語(by しのぱ さん)
及び
いつか、世界が終わるまでに(by 漣 たきをん さん)
及び
Genesis y:r:2.?? おもちゃ、誕生(by 蘭間林 さん)
を載せる。

\^_^/ 祝! y:x 一周年! \^_^/

そんな訳で、y:x も一周年を向かえました。
しごく飽きっぽい人間が、よくもまあ 1 年も続けてこれたもんです。 実際、かなり長い空白の期間もあって危機的な状況の中、見捨てずにくださった皆様のおかげです。 更新再開直後のカウンタの反応の良さは、 ずーっとチェックし続けていた人達を想像させるのに十分でした。

この一年でモノの見方はかなり変わりました。
初期のころ 雪山のラッセル とまで形容していた話書きが、ネタの二つ三つで 200k の話(λ:x)を起こしてみようという気になる、 まあ、質の方はともかく ^_^; 書くということについて、確かに壁は低くなってきています。 小説を読んだり、TV をみたりする時の姿勢も少し変わって来ました。 私ならこう演出する等といった姿勢は y:x を書き始めて以降のものです。

ただ、振り返ってみれば反省事項も多々あります。
文章表現では、当初から問題になっていた形容句語彙の少なさは今もまだ課題に挙がっていますし。 まあ、視点の混乱は最近ようやく減ってきたような気がしますね。 キャラクタの扱いにもまだ試行錯誤が残っていますね。 最新の λ:4 でのアスカの扱いの酷さに読み返してみてゴミバコになげ捨てたくなりましたし。

他のもの書きさん達との交流の少なさ、といったこともそうですね。 まあ、7 月までは掲示板に書くこともできなかったとか、いろいろあったのも確かですが。 リンク要求を三か所にしか出していないなど、自分から行動することは少なかったですし。 今回の投稿募集は、そういう意味、いろいろと知ることがありました。
.... モノ書き人にとっては感想メール書くより投稿一本書く方が精神的にラクであるらしい、 とか :-)

んでは、これからもよろしく!!


12 月 1 日。 一周年記念前夜祭! 「新学期エヴァンゲリオン」
λ:4 「瞬間、心、重ねて」 を載せる。

記念特需かカウンタのペースは速く、 昨日に 9 万ヒットを通過する \^_^/ そのわりにメールは来んけど ;_;
得意技の λ:13 はともかくとして、それ以外では λ:3 の出来が一番良い、 ってのは最初から分かっていることである。 よーわからへんのは、 じゃあ 1, 2 あたりはどーすれば 3 みたいに出来るんかいな、ってあたりである。
λ:3 とそれ以外の差ってなんだ? ってあたりの感想求む mOm

更新日記部分:
λ:1, 2, 3 の誤字修正。
あは、書き上げて即日公開でロクに校正してないもんだから。


[目次へ] [前へ] [次へ]