ごんずい水中アイテム開発の歴史
1989年 10月
初めての水中アイテムである水中釣竿:赤間1号が八丈島で誕生する。当時、
ショップで流行っていた水中釣り(主にアカハタ)で釣果を上げる。尚、八丈島の
サービス:赤間ダイバーズインの裏の竹薮で採取した材料で制作された。
12月 小魚捕獲網:ごんずい1号が伊豆山で登場。当時、ショップには水槽があり、
小魚の生捕りが流行っていた。手網を改良して、一度魚が入ると二度と出れなく
なる仕組み。これがその後延々と続くごんずいシリーズの幕開けになろうとは誰が
想像しただろう。
1990年 8月
メモリアルダイブ用の水中フラッグ:おめでた1号が沖縄・西表島で公開される。
ショップメンバー3人が同時に200ダイブを達成するというイベントを記念したもの。
布切れに赤いスプレーで祝200本と書かれた族バリの作品。
10月 新型の水中釣竿:玉砕1号、リールの玉砕2号
大島にて登場。金かけた割には
デビュー戦で水中分解。玉砕!!
11月 ごんずい史上に残る平成絶叫マシーン:ごんずい2号
伊豆山に登場。ヨウジウオ、
ミノカサゴ幼魚と死闘を演じ、激勝する。非力なヤツ、無抵抗なヤツにはめっぽう
強さを発揮した。
11月 ごんずい2号−KS
大瀬崎に登場。KSはこませスペシャルの略。2号の吸引口に
こませ袋を付け魚を寄せるバージョン。こませ袋には朝食で出た残飯を入れ、魚は
匂いで翻弄された。ウツボが寄ってきて恐怖を覚えるものの、ウミウシ撃退。
1991年 8月
100本ダイブ記念フラッグ:おめでた2号
八丈島で初登場。フェルト生地で名前を
縫い付ける手間のかかる代物だが、名前の部分を変えれば何回も使えるタイプの
フラッグである。そこれ以後、5〜6人のメモリアル・ダイブに登場する。
10月 大幅に吸引力を増やした新型の魚吸込み器:ごんずい2号Type−2の開発に着手。
が、諸事情によりヘッド部分を完成させた30%の完成度で開発中止となる。その後
新規の水中アイテム作成は約4年間の暗黒期に入る。
1995年 9月
長い暗黒時代が開け、新作の水中蛍光ライト:あかりちゃん
大瀬崎でデビュー。
能力は4Wで小型。が、僅か17分で水没する。ごんずい史上、初めて電気を水中に
持ち込んだアイテム。
10月 世界初??のシビレエイ発電確認装置:ビビるんです登場。が、直後よりシビレエイに
嫌われたのか全く遭遇できなくなる。
1996年 2月
水中蛍光ライト:あかりちゃんspec2登場。初代のあかりちゃんより大幅にワット数を
上げ、80Wの実力。が、無残にも水中分解して水没する。¥5000円以上かけた
制作費、2ケ月にも及ぶ制作期間が台無しになった史上最悪の惨事となる。
2月 一方、10月に無念の水没をしたあかりちゃんは防水機構を見直し、更に不便だった
点灯スイッチを改良して外部スイッチを付け、あかりちゃん−pikodollとして完全に
復活した。
3月 シビレエイ発電確認装置の第二世代機:ビビるんです.フラッシュ登場。成功すれば
発電時に点滅する。が、未だシビエエイに遭遇せず。略称BBF。
4月 新型の水中フラッグを作成する。なんとくす玉付きフラッグであった。一般に垂れ幕で
メモリアル・ダイブをお祝いするのは珍しくもないが、くす玉を用意したのは恐らく史上
初の快挙だろう。ごんずいは不参加だったが、パラオのカヤンゲル環礁で公開。
5月 大瀬崎 湾内ナイトで遂にシビレエイと遭遇。4人中2人が『光った』と証言。真実は
如何に?
6月 密かに開発を再開していたごんずい2号Type−3
伊豆山にてデビュー。5年前に
開発を中止したType−2の残り70%を仕様変更してスリムに完成させた。港では
巨大な円筒状の謎の器具を持つオレに冷ややかな目が集中する。ネコザメの子供に
果敢にチャレンジするが惨敗。
9月 5月のシビレエイ遭遇事件からの教訓で、更に簡単に発光が確認できる様に改良
した第三世代:ビビるんです.すぐつく.フラッシュ登場。略称BBSF。
11月 流氷の天使クリオネ型の水中ロボット:オネクリM−6
大瀬崎に登場。見事に水中で
乱舞した。が、その直後に水没。カワハギとキタマクラに餌だと思われ、つつかれる。
(オネクリ、海の洗礼を受ける・・・)
1997年 3月
本番の流氷ダイブに クリオネ型の水中ロボット:オネクリM−7登場。M−6同様に
最初は動いたが、その後水没。重過ぎて中性浮力がとれず、オネクリフロートも登場
するが無情に沈む。
10月 2月から密かに制作を開始していた夢のマシーン:ごんずい3号が完成する。電気の
力で海水を吸込む。通称:GT−バキューマー。
1998年 1月
遂にごんずい3号 大瀬崎でデビュー。GTとはごんずいツインの意。2機のモーターが
ある事からネーミングされた。明らかに異様な水中器材に見える。が、絶対の自信を
持っていたこのデビュー戦にて屈辱の水没。最初は非常にいい調子で海水を吸い
込んでいたのだが・・・ ごんずい史上2回目の大惨事となった。
1月 98年流氷型のオネクリM−10完成。M−7と比べ、重量は2/3,全長は1cmも
小さい4.5cm。史上最小軽量化に成功した。磁力結合アンバランス型テクノロジを
採用した。
2月 逆境にめげず、諦める事をせず、最後まで自分を信じて、夢はまだ続く・・・・
ごんずい
3号Type−2Jesus(ジーザス)試作を開始する。
3月 流氷ダイブでオネクリM−10登場。Tシャツまで作ってキャンペーンを展開した割に
水中ではまるでダメだった。が、初めて天使:クリオネとのツーショット写真の撮影に
成功した。
6月 オネクリM−11(仮称)制作開始。今までの失敗を反省し、99年での逆襲を誓う。
超小型モーター、新防水素材を採用する。
10月 ごんずい3号Type−2
Jesus 8ケ月の開発期間を経て遂に完成。史上初の水量
切替え型で、初代ごんずい3号の2倍の吸引能力を持つ。
11月 ごんずい3号Type−2
Jesusが大瀬崎でデビュー。初代ごんすい3号の雪辱をかけ
臨んだが、事前の自宅お風呂場チェックで浸水!水没覚悟で海中投入し、散る・・・
水中では白い貝殻1ケを吸入した。ハオコゼと激闘するも敗北。
1999年 1月
オネクリ制作に没頭。転勤で三重に来てしばらく開発が進んでいなかった分を挽回
すべく奮闘。何と今回はモーターに携帯電話のバイブレーション用を使用し、更なる
小型化を進め、遂にM−13で夢の3cm台へ突入!・・・するも完成目前で新素材:
シリコン・ゼリーの使い方を失敗。
1月 急遽、神奈川の堤君から新しい携帯電話を取り寄せオネクリM−14制作に突入!
小型化したモーターにより夢の3cm台を目指す。
2月 遂にオネクリM−14完成。何と全長3.0cm、重量は僅か7グラムという超・強烈な
大きさであった。が、その直後に悲劇が起こる。喜んで遊んでいるうちに電池切れで
動かなくなったのだ。もう流氷ダイビングまで時間がない!M−15制作に入る。
M−14の失敗をもとに電源電圧を過去最高の4.5Vまで上げ、容量も大きくした。
そしてオネクリM−15遂に完成する。
3月 流氷ダイブでオネクリM−15登場。周囲の期待も大きかったが、水中で動いた途端
片方の羽根がモゲて壮絶な悶絶死する。水温−2度の海底でバタバタする姿はマジ
悲しかった。3年連続の失敗でオネクリ制作に遂に終止符か? この失敗が相当?
こたえたのか、水中アイテム制作は再び約2年間の暗黒期に入る。
2001年 1月
2年ぶりに水中アイテム制作を再開。3月に流氷ダイブに行く為に、このままでは引き
下がれないオレは2つのアイテムを同時に制作開始。1つはクリオネを簡単に捕獲する
為のごんずい3号Type−4 C2-onekurion、もう1つは21世紀初のオネクリである。
2月 オネクリM−18遂に完成。バッテリー系の構造欠陥を乗り越え、遂に全長2.8cm、
重量8グラムの超小型化に成功した。
3月 流氷ダイビングでオネクリM−18、ごんずい3号Type−4
C2-onekurionが相次いで
登場。オネクリM−18は潜水前のセッテング時に過剰な力をかけてしまった為に
本体とサイドウイング01の電源コードを切断してしまうミスにより水中では全く動かず。
それでもミジンウキマイマイとの写真撮影に成功した。C2-onekurionはウリクラゲや
ウミグモ、そしてミジンウキマイマイを吸引!その強力すぎるパワーに周囲を圧倒させ、
逆に骨格を持たない生物への使用を封印する結果となる。
11月 ナント!NHKからオネクリ取材要請を受ける。
2002年 1月
15日、16日に自宅にてNHKのオネクリ取材。制作風景、オネクリを作るきっかけ等
ハイビジョン・カメラの前で全てをさらけ出す。試作用のオネクリM−21は見事に金魚の
水槽で舞いを演じた。
2月 1日。ごんずい史上、初めてオネクリがメジャー・デビューする。放送はNHK総合テレビ
『おはよう日本』の7時台。7:02にソルトレイクに次いで紹介映像が、そして7:48分、
ブッシュ大統領に次いで約2分半のオン・エアー。三宅アナと我が朝のアイドル:武内
陶子さんの評判も上々であった。会社の出勤時間と完全にブッキングしてしまい、意外と
周囲の視聴率は低い結果となった。尚、映像はロイター通信社にも配信されたとの事。
2月 流氷ダイビング本番用:オネクリ2002:M−23完成。全長2.7cmでオネクリ史上
最少。更にオネクリ亜種であるミジンウキマイマイ型ロボット:ミジンウキみゃーみゃーが
完成。共に6グラムという驚異的な軽量化に成功した。
3月 オネクリM−23、ミジンウキみゃーみゃー01が流氷デビュー!オネクリM−23は遂に
流氷下の水温0℃の世界で5分間の完動、その後にクリオネとの乱舞シーンを撮影。
ミジンウキみゃーみゃー01は動作するものの非常に微弱で、構造欠陥を露呈する。
4月 1日。ごんずい史上、2回目となるオネクリ:知床流氷編が放送される。NHK総合テレビ
『おはよう日本』の5時台の撮りたてマイビデオでトッカリの大和さんの撮影。この放送で
遂にオネクリという名前が初めて電波に乗った。
10月
封印されていたごんずい3号Type−4 C2-onekurionがスチッチ部分等の改良を経て
G2:2nd-ganerationとして復活する。そして13日、再び歴史を作るべく大瀬に登場!
しかしボイルの法則を無視した致命的な構造欠陥を露呈。海の掃除をして生還。
10月
同じく大瀬で、専用の指示棒であるごんずい・アート・スティックが登場。が、1stダイブ
直後に落としてしまい行方不明。
2003年 5月
7年の沈黙を破り、遂に新型シビレエイ発電確認装置:ビビるんです・アナログメーター
B.BAM 2003が完成。
2004年 3月
新しい指示棒である ごんずい・アート・スティックU:フウライ棒が登場!指示棒部の
中央にフウライウオ(カミソリウオ)型のモニュメントを付けた斬新なデザインだったが
その部分が強度不足で最終的にポッキリ折れてしまった・・・。
2006年 1月
革命的な指示棒 ごんずい・アート・スティックV:セミホウ棒−Lを公開。前作フウライ
棒では金属モニュメントは平面的であったが、立体的に進化。しかもLED内蔵という
驚愕の進化を遂げてしまった。
8月 単に作ってみたかっただけのきっかけでチーム:Mr.こんずいの腕章を作成。串本で
南紀シーマンズのガイド・チームの傍らでメンバー2名で初使用。
9月 初の水中アイテム量産。
セミホウ棒−Lをメンバー(それがし)に社給。同時に自らの
指示棒も強度を重視した新タイプに更新。我らのLEDは特別に悪の色である赤色の
光を放ったスペシャル仕様であった。一般品も串本の知人ガイドさんに配給して普及
活動を地道に展開。
2007年 12月
指示棒 セミホウ棒−Lの進化形である、SHBL−赤い彗星Yumi−spを公開した。
本体は南紀にガイトYumiちゃんに進呈。従来型より小型化がなされた。
2008年 5月
Mr.ごんずい究極のアイテムとも言えるごんずい玉をハート型にするGLプロジェクト
(Gonzui-LOVE)始動!最初のアイテムとしてごんずいLOVE(GL-01)を公開、実践。
1st-contactにのごんずい玉はごんずいが大き過ぎて不発・・・。
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