C2-onekurionを実際に流氷ダイビングで体験した林さん、そして246メンバーである草間兄貴、
高松君の計4人が今回の証人である。ポイントは外海のタマサキ。外海にマシーンを持込む事は
足場が悪いので非常にリスクが高い。しかしオレはあえて決行したのだ。
13:17分エントリー。目指すは水深10mの砂地。左手にハウジング、右手にC2-onekurionを
持ち、ホウライエソのフィギュアを装着してエントリーしたが、先行前に早くもホウライエソが失踪。
何か嫌な前兆なのか・・・ その前兆が的中する。
実は今回のスイッチ(左写真)、押すとOFFとなる特殊なタイプを
使用していたのだ。特に理由は無く、たまたま家に余っていた部材
だったのだが、完全に仇となった。
ナント!水深が深いと水圧に負けてしまいスイッチがOFFしっ放しに
なってしまうのだ。つまり外圧に押される形で、スイッチが入らない
構造欠陥であったのだ。オレ:博士ともあろう者が何たる失態かぁ!
ダイビングの中で最も重要な法則の1つ、ボイルの法則の事を全く
無視した設計だったのだ。
で、結局は深場では全くダメ。救いだったのが外観から見てスイッチ
部分が明らかに押されていた=圧が均等でない=水没していない
事が判っていた事だった。
その後、最大水深:26.4mにまで持って移動したが、水没はしなかった。さて、エキジット直前、
水深3mまで戻ると予測どうり一気にスイッチがONとなった。
『キュィィィィィン』 さて、ショーの始りだぜ!草間さん、林助手、高松君と次々に頬が吸われていく。
あまりにもの感動に彼らは涙したに違いない。やはりオレはタダ者ではない。人々に感動を与え
続ける男:Mr.ごんずい。
ところが、肝心の獲物がいない。それどころか、
興奮のあまりアホみたいに極度にエアーを使って
いたオレは既に残エアーが10気圧程度しか無い
状態だったのだ。
フッと見るとヒラヒラと浮遊物があったのでそれを
見事に吸い込んで、海の掃除をしたのであった。
さすが地球と生物に優しい男、Mr.ごんずい。
今回のチャレンジはこれで終わった・・・ お粗末な
結果ではあったが、きっとスイッチ部分を改良して
3rd-generation:G3として蘇るであろう・・・
写真:エントリー前に意気込む姿
photo
by K.hayashi
高松君、草間兄貴、そして地球に優しいエゴ・ダイバーのMr.ごんずい