作品名:     ごんずい・LOVE
開発コード: GL-01
開発費:¥210円    開発期間:5分    発表:2008年5月

 Mr.ごんずいより愛を込めて・・・
 なぁ〜んちゃって。
 ごんずい玉を自由に操る・・・。これこそがMr.ごんずい
 究極のアイテムという位置づけなのである。
 ごんずい玉でハート型を作ろう!という何ともバカげた?
 いやいや、夢のある水中アイテム=ごんずいLOVE
 成功すれば人類史上初の快挙でもある(?)。
 ま、ごんずい玉を成形する手法はいろいろ考えられるの
 だが、GL-01ではハートの型で成形しちゃおう!という
 何とも腰くだけのアイテムだったりする。   
 


1st−contact  オキスジLOVE  2nd−chance  Limit−of−LOVE


格納と組立て
 
 百均で買ってきたハート型のトレイをチャチャッと加工して作ったのだが、BCの
 ポッケに格納出来るサイズになっている(左写真)。いつ何時ごんずい玉に遭遇
 するやもしれないので、耐久性を重視。トレイは二重に重ねるが、格納時には
 写真右の如く、コンパクトに収納出来るのだ。

 ごんずいの大きさは2〜3cmのお子さま
 ごんずいをターゲットにしている。
 ごんずい玉を発見するや、BCから取り
 出して2段に積み、ハート型の蓋を乗せ
 完成!
 ごんずい玉を中に入れ、蓋を開ければ・・・
 『ごんずいLOVE!』の掛け声と同時に
 アシスタントが蓋を開け、見事にハート型
 ごんずい玉が出てくるというあり得ない?
 作戦なのであ〜る。

 ←アシスタント:翔真チン
 



ごんずいLOVE 1st-contactの出来事 (2008.5.4)
 
 さて、もっとも心配だったのがビビるんですの事例の如く、アイテム作成後に肝心の
 ごんずいに遭遇出来なくなってしまうのでは?という恐怖心との戦いだった。これ、
 Mr.ごんずいにとってこれは死活問題でもある。が、そこはさすがごんずい。初めて
 公開した日(2008.5.4)にオレの前に現れた!場所は串本の住崎。いきなりの
 ハート型ごんずい玉の完成に期待が膨らむ・・・

 と、明らかにごんずいが大きい!
 1匹で10cm近くもある完全大人
 サイズ・・・。これじゃ中に入らない。

 
 ←ごんずい玉が接近!が・が、
  1匹が10cmの大人サイズ。
  デカイ!これじゃ無理だよぉ・・・。
 
 

 
 せめて1匹 だけでも・・・と試みるもやはりNG・・・。トホホのデビューとなったのである。
 が、これは想定の範囲。この時期(春先)、2〜3cmサイズは難しいという事が判って
 いたけどチャレンジしたのである。狙いは秋だ!
 
ごんずいLOVE(GL-01)に無情にも     ええぃ!仕方あるまし!とごんずいLOVE
無関心なごんずい君たち。           越しに撮影してみた。    
                           何となくごんずいLOVE・・・(かなりインチキ)
  

  ←この様子をこっそり見ていたイタチウオ君
   (50cm)。どうやら彼もごんずいLOVEの
     中に入ってみたそうだった。

  ごんずいLOVE
 
 

 
 



ごんずいLOVE:番外編 オキスジLOVEの出来事 (2008.6.28)

 ・・・はてはて、困った事になった。
  思った以上にごんずい玉が中に入ってくれない。
  なので作戦を変更してごんずいLOVE(GL-01)
  縦置き輪くぐり方式に変更してみる事になった。

  ←これがスタンド方式の図

  この型にごんずい玉を追い込み、ハート型にする
  ヤケクソ作戦の始まりであ〜る。
 で、ごんずい玉で試す前にチョットだけ寄り道し、
  オキノスジエビでやってみた。

 
 オキノスジエビは比較的深場に生息するエビで、非常に大きな群れをなす事でも有名である。
  またレアモノのエビでもあり、こんなくだらん実験をやってる場合では無いのだが、遊び心に
  火の付いたオレを止められる者はいない。
 
           群れるオキノスジエビ                   ・・・んん、LOVEか?LOVEなのか?

  ←あらら・・・
  大群の前にごんずいLOVE(GL-01)、完全に
    占拠される・・・。
    大体、エビちゃんは触角が敏感だからごんずい
    玉より輪くぐりさせるの難しいと思うんだよねぇ。
    最初から判っていたけどさ・・・。

  おきすじLOVE
 

 
  


 ごんずいLOVE 2nd-chanceの出来事 (2008.8.17)

 さあ、オキスジで遊んでいる場合ではない。肝心のごんずい君で夢のハート型を
  実現せねば!
  1st−contactではごんずい単体が大き過ぎた。お子様ごんずい達が現れる秋が
  正念場なのだ。そして遂にやって来た、その時が!
  場所は今回も串本の住崎。前回のリベンジへの期待が膨らむ。

 ←体長4cm前後のごんずい玉が出現。

 このごんずい玉はちょうど良い具合に岩と
 砂地の間に入って来た。ごんずいLOVE
  (GL-01)を砂地に立て、相棒の近藤君が
 追い込む・・・。なるかごんずいLOVE!

 が、
 

 追い込んでいる間に舞っちまった・・・砂が
 よぉ・・・。格好のチャンスとも思ったが、
  焦ってしまってストロボもあっち向いてるし
  砂モヤモヤ状態で再チャレンジ出来ず・・・。
 この失敗で、砂地での撮影の難しさを再度
  認識する事になったのである。
  因みに、このサイズ(4cm)のごんずい玉を
 ごんずいLOVE(GL-01)の中に入れる事も
  一応試みたのだが、やはり敏感な彼らは
  素直に入ってくれそうになかった。すなわち
  このサイズでもダメじゃん!って事。その後
  海水浴に行った際、1cm程度のごんずい
  おチビ玉に遭遇する事になるのだが、この
  サイズなら何とかなるかも(と思う・・・)。

 ←因みにこれ、ごんずい君とカラーリングは少し
      似ているが、全く異なる魚:コロダイの幼魚
      かまって貰えるごんずい君達を羨ましそうに
      見ながら体をクネクネとダンシングしていた。

   コロちゃんLOVE
 
 



ごんずいLOVE: Limit of LOVEの出来事 (2008.11.24)
 
 さてさて、ごんずいLOVE(GL-01)のエピソードはこれにて完結する。
 今までに判った点として、
  1)先ずごんずい君達は思った以上に自らの意思でハート型になろうとはしない。
  2)おチビちゃんであろうとごんずいLOVE(GL-01)を輪くぐりさせる事すら難しい。
  3)特に砂地での撮影は注意を要する。
 ・・・ま、想定無いの事象ではあったが、この程度で諦めるオレでは無い。限界を
  感じつつもチャレンジする事にロマンがある・・・。

 そして遂に決着の時は来た。場所は冬場限定でオープンになる生物の宝庫、
  須江:内浦ビーチにて。
 今回は強力なパートナー・ガイド:Yさんの全面協力を得てチャレンジであった。
  4cm程度の個体群を見つけるや、すぐさまセッティング開始!
 
  注意して砂地にGL-01をセット         うひゃ!ごんずい玉接近前に砂が・・・

 ここで焦ってはダメだ・・・。角度を変え、冷静に
 シャッター・チャンスを待つ。
 しかし思ったようにごんずい玉は接近して来ない。
 『焦るな、焦るなMr.ごんずい』・・・そう自分に
  言い聞かせた。
  実際に撮影してみると、GL-01の場合は特に
  ライティングが難しい。これも課題であった。

  ←にわかにこちらに接近してくるごんちゃん。
     こうなったら持久戦じゃ!

 そして遂にこの時がやって来た!
 

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
・・・え、ええっ
 接近してきたごんずい玉は見事にGL-01のフレームを避け、ごんずい玉をハート
 型にしようというこちらの思惑など全く無視・・・。って言うか、戸惑うごんずい達。
 やはり、もっとフレンドリーな関係にならねば達成は無理だと言うのか・・・
 Limit of LOVE

  しかし物語はこれで終った訳では無い。GL-01がダメなら二号機でチャレンジだ。
   常に課題を残す男:Mr.ごんずい、未だ未だダイビング人生は終っていない・・・。



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