欧州の鉄道技術・日本の鉄道技術
【鉄道旅行等】9-有名駅

有名駅

一部で有名な駅

自分が、これはぜひ行くべきだと思った駅を紹介します。行っていない駅ですので写真がないことから、雑誌記事へのリンクを中心に紹介していきます。

Hell駅

ノルウェー国鉄(Vygruppen AS(Vy)、旧NSB)の地獄(Hell駅)行きの鉄道が電化される、という記事(下記)を一般財団法人研友社さんの鉄道関係情報で知りました。

出 典 = Railway Gazette International - News

元記事のURL:https://www.railwaygazette.com/infrastructure/railway-to-hell-to-be-electrified/59836.article

まさか、地獄行のきっぷが本当に買えるとは。それに、このHell駅ではどんなきっぷを売っているのか、国鉄系鉄道事業者さんでは珍しい「入場券」があったりするのか気になります。

【図】ノルウェー Hell駅

Vyさんのホームページで、オスロ空港からの「地獄」行き列車を検索したところ、片道の所要8時間、オスロから北に500kmです。日帰りは困難ですが、縁起を気にして運賃は往復で計算しています。往復で大体1万2千円〜2万円くらいです(※列車によって異なります)。
 行程検索画面をgoogle翻訳で訳したところ・・「地獄の駅」と表示されました(下の画面ハードコピー参照)。

日本からノルウェーには直行便が無いため乗り継ぎが必要ですから、オスロ発ではなく、トロンハイム空港に入ったほうが便利です。

トロンハイムは世界最北端の路面電車線がある街としても知られております。トロンハイム空港駅からヘル駅までは、約500円、わずか3分です。

姑娘橋駅

2021年7月に開業した中国・紹興軌道交通1号線の信号・CBTCシステム(HITACHI RAIL STS製)は、フランスに本部がある認証機関さんがISA(独立安全評価)を行ったことを公表しています(リンク先)。これによると、個別路線向けの味付け手順の正当性を評価しているようです(parameterization verification process)。

CBTCについては置いておくとして、この路線の始発駅の名前が「姑娘橋」とのこと。

「姑娘」は名前を知らない方へ呼びかけに使うこともある単語ですが、中国語学習歴30年の私、今まで一度も使う機会がなかった単語です(「服務員」という無難な単語があります)。

白居易の漢詩で名高い銭塘江に面した農村地帯だった場所ですから、姑娘橋という橋があったのだろうとは思うのですが、この種の名前は悲劇に由来している例が多々あるため、答えが気になりつつも放置します。

上の図は、杭州地下鉄さんのホームページによる交通費です。姑娘橋駅は同社の地下鉄5号線の駅でもあります。蕭山杭州国際空港から地下鉄1号線及び5号線で片道7元とのことです(2021年12月、130円ほどです)。

イメージ図(※この写真はドイツです)

最長駅名

子供の頃に日本で名前が最長の駅がどこだったかを聞くことで、大体年齢が想像がつきます。私の場合は「岩原スキー場前」駅と貨物の「宇都宮貨物ターミナル」駅でした。

世界でみるとギネスワールドレコーズからの受け売りですが、英国の「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch」だそうです。英語のアルファベットで数えると58字、ウェールズ語の字母として数えると51字だそうです(かつてのスペイン語の「CH」や「LL」と同じく、この2字は1字で数えるためです。)。

【図】イギリス Llanfairpwll駅

この駅は毎日新聞さん(2019/8/31)「世界のまちかどで」で紹介されています。毎日新聞さんでは「ランバイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオ・ゴゴゴホ」と転写されていますが、「Ll」の息の入れ方の表現で「スランバイル・・・スランティシリオ」と片仮名に転写される場合もあります。

英国・ナショナルレールさんのホームページでの駅名検索では、「Llanfairpwll」として登録されています。

ウェールズの中でも北西の端に所在しておりますので、イングランド中部の大都市・バーミンガム空港駅からTransport for walesさんのサイトで検索したところ、検索した日の場合、14.20ポンド、約4時間でした。

世界初の保存鉄道

Talyllyn Railway