欧州の鉄道技術・日本の鉄道技術
【鉄道旅行等】4-ヨーロッパの鉄道の駅と車内アナウンス

ホームの列車案内と車内放送文

ここ10年でLCDディスプレイ・自動音声化しました

欧州の大きな駅では、直前まで列車の来る番線が決まらない場合や、急に着発番線が変更になる場合もよくあります。

こんな時、以前なら音声放送を何とか聞き取るしかなかったのですが、2010年代からは、特に地下鉄などの都市鉄道ではグラフィカルな案内表示番と、聞きやすい自動音声アナウンスが導入されたため、肉声の放送もまだまだありますが、必死に聞き取る必要性はかなり減っております。
 ここで紹介するアナウンスなど、聞き取れなくても案内表示盤をみれば文字で確認できるため、もやは過去のものとなった感はありますが、このページでは駅での案内放送と、車内アナウンスについてまとめます。

鉄道運行事業者

筆者が紹介できる国は偏っています。

旅客の乗車位置の案内方法

図1は、欧州の幹線鉄道でほぼ取り入れられている、駅ホーム上の乗車位置目印の写真です。大きな駅ではホーム番号が、「A番線」「B番線」のようにアルファベットになっている場合もあるので、多少紛らわしい気がします。

この乗車位置の目印は、以下のように呼ばれています。

  • フランス :Repère
  • イギリス :Platform section
  • ドイツ   :Abschnitt, 又はAbschnitten
  • スイス  :Secteur(フランス語)、Sektor(ドイツ語)

このような乗車位置目印にはアルファベットが使われており、都市部の駅ではこの乗車位置目印と列車編成を対比したグラフィカルな図を、図1の例のようにLCDディスプレイ(フランス語でaffichage)に表示するようになっています。

列車の進行方向が分からなくても、6番線のA〜C付近、のように番線と乗車位置がわかるため、乗り間違えにくくなっています。
 ドイツでは乗車位置目標にはA〜Gあたりまでが使われていますが、フランスは数字のホーム番線の他に、A番線、B番線のようなアルファべットのホームもあり(パリのリヨン駅はA〜N番線まで)、乗車位置目印にはアルファベットの後ろの方のものが使われています。

【図1】 France 乗車位置の目印

対応する列車編成(案内表示盤の表示)(Composition des trains(仏), Wagenstandanzeiger(独)

上の図の場合、[V]のあたりにいると目の前に停まるのは機関車だ、と列車到着前に分かりますので、慌てなくて済むようになっています。

一方図2は、日本の駅の例です。

日本ではプラットホームには、列車のドアの位置までが表示されておりますので、乗車待ちのお客さんが列を作る際の目印になっています。

この写真の駅は、さまざまな編成両数の列車が発着します。また、列車内で隣の号車に移動できないタイプの列車編成も来ますので、お客さんの乗り間違え防止のために、待合室や階段の途中など、いたるところにさまざまな表示器や標示が用いられています。
 余談ですが、この駅の在来線ホームでは、ホームの白線位置の真上あたりにピンと張った2本のワイヤーの間に列車名と号車番号を書いた札をつけることで、発着する全列車に合わせた乗車位置表示を行っており、なかなか壮観でした。子どもの頃、寝台列車「急行能登」に乗車した際、この、1日に1回しか発車しない急行能登の各号車の乗車位置までが表示されていたのを見て、その緻密さに感動した覚えがあります。

【図2】 Japan 乗車位置の目印

以上をまとめると、日本の場合にはドア位置について綿密な乗車位置案内を行うのが一般的(例えば、「10両編成の場合はNo.1〜No.30」、あるいは「3扉列車の場合は「△△△」の記号のところ」、というように)ですが、欧州の場合にはドア位置までは特定せず、ホーム上の区画のどのあたりに列車が来るかの概略位置を案内することが一般的です。

このほか欧州の特徴としては、列車が発着する番線については、列車の遅延の影響を踏まえて臨機応変に対応するため、到着番線が到着の直前まで決まらない状況がみられます。

たとえば下の図3は、20分後に到着する列車は番線が未定で、「Hall1」(青エリア。A〜N番線)と「Hall2」(黄エリア。5〜23番線)の2つのエリアがあるうち、Hall2のどこかに到着することだけが予告されています。この駅はパリの主要ターミナル駅で、列車の発着本数が多いため、駅の分岐器でその都度列車を振り分けているため直前にならないと具体的な番線が決まらないものと思います。

【図3】 発着番線が未定の列車(France) ※SNCFインターネットサイトより複写

発着時の駅の案内放送

 

LCDの案内表示盤のおかげで、以前ほどは駅の音声アナウンスを聞かずに済むようになっています。

さらに、下図のようなもはやアナウンスは不要なレベルの表示盤までありますが、このような文明の利器に頼ることがいいとばかりは限りませんので、駅の案内放送についてまとめます。文字で見ておくと、聞き取りやすくなります。

【図4】 次発・次々発列車、各停車駅、遅延も表示(旧英国国鉄・テムズリンク線)

列車の到着直前の駅の放送

列車が到着する直前に放送される、標準的な駅ホームのアナウンスから紹介します。
 地下鉄などの都市鉄道ではこのような放送は入りません(Train approarching、というように列車の接近を知らせる警告程度です)。以下は、幹線鉄道の特急タイプが到着する場合の駅での自動放送文です(2018年のものです)。

  • UK:
  •  Platform [番線番号] for the [発車時刻], [列車番号] railway service to [列車運行会社名] via [経由駅] . Calling at : [途中駅1],[途中駅2],... ,and [到着駅] . This train has [編成両数] carriages.

      ※call at..(連)停車する、立ち寄る

      [番線番号] 番線の [発車時刻]発 [列車番号]号の、[列車運行会社名] が運行する、[経由駅] 経由列車は、[途中駅1],[途中駅2],... 、 [到着駅] に止まります。この列車は [編成両数] 編成です。

     

  • France:
  •  Le [列車番号] en provenance de [始発駅] et à destination de [到着駅] va rentrer en gare voie [番線番号]. Il dessera les gares de [途中駅1],[途中駅2]..., et [到着駅], son terminus.

       ※en provenance de .. (連)〜から来る、〜発の
       va rentrer en .. (連)〜に来る(未来形)。
       dessera (原形はdesserverの未来形) 〜に通じている、〜に停車する

    列車番号[列車番号] の、[始発駅] から[到着駅] 行きの列車は、[番線番号]番線に参ります。この列車は、[途中駅1]、[途中駅2]、終点[到着駅]に止まります。

     ・TGVの列車番号は3〜4桁ですが、「〇千〇百〇十〇」のように長く読まれます。例えば列車番号が「TGV 3456」の場合「Le TGV numéro trois mille quatre cent cinquante-six(ル テージェ ヴェー、ニュメロ トロワ ミル カトル サん サんカんテスィス)」という感じです。  ※「ん」は鼻音の意味です。
     5桁、6桁の列車場合、3桁に区切って数字として正しく読みます。例えば列車番号が「TER 12345」なら、[12(deuze)]千(mille) +[3百(cent)45]T、「TER 123456」ならば、[1百23]千(mille) +(4百56)、と読まれます。

    注意が必要なのは、始発駅以外ではこの列車番号に続き「en provenance de(アん プロヴナンス ドゥ)[駅名] 」・・と列車の始発駅名が読まれるので、そこだけ聞こえたときは逆方向に行く列車な気がしてしまう点です。行先はdestination(デスティナスィオん)に続き、この後に読まれます

    ・細かい話ながら、2つの列車番号がついている併結列車は複数扱いになります。そのため「Ils desserviront(イル デセルヴィロん les gares de...」のように、動詞の語末の発音がちょっと変わります。

  • France:
  •  ・列車の到着まで少し時間がある場合には発車時間が案内されます。

     Le [列車番号] ,à destination de [到着駅], en provenance de [始発駅]  départ [発車時間], partira voie[発車番線]. Il dessert les gares de [途中駅1],[途中駅2]..., et [到着駅], son terminus.

      列車番号[列車番号] の[到着駅] 行きの[始発駅]からの[発車時間]発の列車は、[番線番号]番線から出発します。この列車は、[途中駅1]、[途中駅2]、終点[到着駅]に止まります。

      ※partira .. (原形はpartir)〜から出発する、〜〜発車する

  • Germany:

    Auf Gleis [番線番号] , Einfahrt [列車番号] nach [目的駅名] über [経由する主要駅名] Abfahrt [出発時刻] .

    (※さらにいろいろな案内文が付加されますが、基本形は以上です。

    例 1stクラス車両の位置(C付近)(例 Die Wagen (ヴァーゲン) die Erste Klasse finden im Abschnitt C) 、列車とホームの間隔の注意など)

    [番線番号] 番線は、列車番号 [列車番号]の [目的駅名] 行きです。 [経由する主要駅名] を経由する、[出発時刻]発です。

    ・かなり簡潔です。nach (ナッフ、〜へ)とAbfahrt(アプファールト、出発)がキーワードです。

    ・到着駅を知らせるnachの前に、「von(フォン、〜から)[始発駅] nach[目的駅名]・・・」と、上記フランスと同じく始発駅名が読まれているそうです(自分では未確認)。

列車の到着(併結列車の場合)

2つの列車が連結された列車組成の場合、旅客は列車内を移動出来ないことから、上述の乗車位置目標を案内する場合があります。この放送も、長距離列車の場合だけに限定されますね。

  • UK:(途中駅で分割し、それぞれが別の到着駅に向かう場合)
  • The train depart from platform [発着番線] is the [発車時刻]  service to [列車1の到着駅] and [列車2の到着駅]. Calling at [途中駅1」,[途中駅2],...and [分割駅], where the train divides. [列車2の停車駅1],[列車2の停車駅2],...,and [列車2の到着駅] should travel in the rear(front) [列車両数] coaches of the train.

    この列車は[発着番線]からの、[発車時刻]発の[列車1の到着駅] 及び[列車2の到着駅]行です。. 途中、[途中駅1」,[途中駅2],..、及び [分割駅]に停車し、ここで列車は分離します。.[列車2の停車駅1],[列車2の停車駅2],...及び [列車2の到着駅] には、後方(前方)の[列車両数] 車両にご乗車ください。

     

     ※乗車位置目標の案内が無いので、自分の乗車位置が前方・後方を気にする必要があります。

  • UK:(列車の後部は途中駅止まりとなる場合)
  • The train at platform [発着番線] is the [発車時刻]  service to [列車1の到着駅]. Travel in the front [列車1の編成両数] for [列車1の到着駅].

    [発着番線]番線[発車時刻]発の列車は、[列車1の到着駅]行きです。前寄りの[列車1の編成両数]両が[列車1の到着駅]行きです。

  • France:
  • Les voitures situés face au R à V(※列車1の乗車位置目標の記号) sont destination [列車1の到着駅] , et les voitures situés face au V à X(列車2の乗車位置目標の記号) sont destination [列車2の到着駅].

    RからVの車両は、[列車1の到着駅]行きです。VからXの車両は、[列車2の到着駅]行きです。

  • Germany:
  • Auf gleis [番線番号], einfahrt [列車番号1] nach [列車1の到着駅] über [列車1が経由する主要駅名1] in den abschnitten A bis E(※列車1の乗車位置目印) mit [列車番号2] nach [列車2の到着駅] über [列車2が経由する主要駅名1] in den abschnitten E bis F(※列車2の乗車位置目印) abfahrt [発車時刻].

    [番線番号]番線のセクションAからEの[列車番号1]列車は[列車1が経由する主要駅名1]経由[列車1の到着駅]駅行きです。セクションEからFの[列車番号2] 列車は、[列車2が経由する主要駅名2]経由 [列車2の到着駅]駅行きです。[発車時刻]発です。

 

番線変更や列車遅延の変更

遅延などの場合のアナウンスは、状況によって音声で案内されているくらいですから、バリエーションは様々です。

一概には言えないもののドイツの長距離列車の場合、アナウンスの冒頭が Information zu [列車番号]・・と始まる場合には、列車遅延、番線変更など何か変更がある可能性があります。2回繰り返す場合も何かの変更です。
さらに続いて「Heute・・」(今日は・・)や、「direkt gegenüber」(真向かい)が聞こえた場合には、番線が遠くに変わったり、列車が来ない可能性がありますので、表示盤を探しに戻るべき情報が流れている可能性があります。


 地下鉄などの都市鉄道では、上記の列車出発時間を案内する定型文に続いて、「5分遅延」、のように単に遅延時間だけを付け加え、場合によって遅延の原因を簡潔に付ける場合が多いです。
 最近は駅は自動放送ですから、以下のようなものはパターン化されています。

  • UK:
  • This is a platform alteration! The [予定の発車時間][運行会社名] service to [終着駅] will now depart from platform [変更後の発車番線番号] .

    プラットホーム変更のお知らせです。 [予定の発車時間]発[運行会社名]の [終着駅]行き列車は、 [変更後の発車番線番号] から発車します.

  • UK:(London)
  • Attention, please!. This is a correction. The [予定の発車時間][運行会社名] service to [終着駅] will terminate at [変更後の終着駅] due to [変更原因] .

  • Germany:
  • Information zu [列車番号] nach [目的駅名] über [経由する主要駅名] Abfahrt [出発時刻],Gleis [変更後の発着番線番号].

 

次に、到着列車が遅延している場合について。これはいろいろなパターンがあると思いますのであくまで例です。必ず入ると考えられるキーワードは太字にしています。

  • UK:
  • Platform [番線番号] for the [発車時刻] railway service to [列車運行会社名] via [経由駅] is delayed by [遅延時間] minutes. We’re sorry that your journey will take longer than planned.

    [番線番号]から[発車時刻]発の[列車運行会社名]会社の[経由駅]駅列車域の列車は、[遅延時間]分遅れています。皆様の旅程が遅れてしまうことをお詫びします。

  • France:
  • À cause des grèves(事故など、遅延の原因), [列車名] en provenance de [出発駅] sera retardé de [遅延時間] minutes.

    [事故等遅延の原因]により、[出発駅]駅発の[列車名]列車は、[遅延時間]分遅れています。

  • France:
  • (列車の発車時刻、途中駅などの案内文に追加して).Annonce avec a retardé de [遅延時間] minutes.

    [遅延時間]分ほど遅れていることをお知らせします。

  • France:
  • Aujourd'hui, un arrêt de travail d'une partie du personnel de la [鉄道会社名] perturbe la circulation des trains. Merci votre compréhension.

    本日、[鉄道会社名]の社員の一部がストライキのため列車の運行に支障をきたしています。ご理解願います。

     ※un arrêt de travail(アんナレットゥ ドゥトラヴァイユ) (名) ストライキ
        perturber (動)混乱させる、妨害する

  • Germany:
  • (列車の発車時刻などの案内文に追加して)Heute circa(ca.) [遅延時間] Minutes später.

    本日、約[遅延時間]分遅れています。

【図5】ドイツ 列車の乗車位置案内(黄色反転は遅延列車)

図5中では遅延列車(※黄色の反転)が目立ちますが、それは置いておくとして、ホーム番線の表記中に「11 A-C」「6 A-C」「11 D-F」というのが見えますでしょうか。この場合、数字(11)はホーム番線で、アルファベット(D-F)は上述の列車停止位置の目安です。

この駅(ハンブルク中央駅の地上ホーム)は、図6のように、分割や併結でもないのに同じホームに別の行先の列車が止まることがあるため、このような案内がないと間違えてしまいそうです。

※ハンブルク中央駅は北ドイツ最大のターミナル駅の一つにもかかわらず図6bのように非常に構内が狭く、このような厳しい運用が行われています。2010年にドイツ鉄道により「Überlastungserklärung」(混雑宣言)が出されています。

 2023年12月からはハンブルク市周辺の在来線路線で、アップグレードにより、ETCSとの切替によるATO装置での自動運転と、運行経路の再編がおこなわれています。これは日本より進んでいるということを申し上げたいです。遅延も減ったそうです。

ハンブルク市内は以前から複雑な運行形態なのですが、S11線を→S1線と統合し,ターミナル駅(アルトナ駅)での折り返し運転を廃止、S21→S2線と統合、S31→S3と統合し、S2線の枝線をS3線に・・・といっても伝わらないですね。ともかく運行形態が整理されました。でもS各線は写真のホームではなく地下の1、2番線なので写真の部分は相変わらずではないかと思います。

 

【図6】 1ホームを2列車で使用
【図6b】 図6の遠景

乗車後の挨拶文(長距離列車)

長距離列車の例です。2018年時点では自動放送化されており、その内容です(が、肉声放送される場合が多い)。

文章が割合長く、大概聞きとりにくく、また周囲の目が気になるためいつ入るか分からない放送の録音がろくに取れたことがないため、下記は大体の内容です。参考程度にご覧ください。日本と同様、これに続いて停車駅・到着時間、車内販売や車内設備の案内が続きます。

  • UK:
  • Welcome abord. 皆様ご乗車ありがとうございます。

  • France,Swiss:
  • Mesdames, messieurs, Bonjour. [鉄道運行会社名] vous souhaite un agréable voyage. 

    皆様こんにちは。[鉄道運行会社名]は、みなさまの快適なご旅行を願っています。

  • France,Swiss:
  • Mesdames, messieurs, Bonjour. Le personnellement d'accompagnement de [鉄道運行会社名] vous souhaite bienvenue et une cordiale voyage.

     皆様こんにちは。[鉄道運行会社名]の乗務員は、みなさまを歓迎し、快適なご旅行となることを願っています。

    Mesdames, messieurs, Bonjour C'est la bienvenue à bord de notre [鉄道会社名/列車名] nous irons à [終着駅].

  • Germany:
  • Sehr geehrte Damen und Herren, guten Tag und herzlich willkommen in [鉄道運行会社名]. Wir wünschen Ihnen eine gute Fahrt und einen angenehmen Aufenthalt an Bord.

     皆様こんにちは、[鉄道運行会社名]にようこそ。私たちは安全なご旅行と快適なご乗車を願っています。


次の停車駅案内

主に都市鉄道・地下鉄で聞くことが多い停車駅案内の定型文です

  • UK(London):
  • The next station is [次の停車駅名].(Change here for [乗り換え路線名]).Doors will open on the left-hand(right-hand) side.

    次は[次の停車駅名]です。([乗り換え路線名]は乗り換えです)。左側(右側)のドアが開きます。

  • France:
  • Prochaine station : [次の停車駅名]. Attention descente à gauche(droit).

    次は[次の停車駅名]です。出口は左側(右側)です。ご注意ください。

  • Germany(tram):
  • [次の停車駅名],(übergang zum/zur [乗り換え路線名]).Ausstieg (in Fahrtrichtung,) links(/rechts).

     [次の停車駅名]、[乗り換え路線名]は乗り換えです。出口は左側(右側)です。

終着駅の場合の案内放送

以下は、列車が終着駅に到着する場合のアナウンス(おそらく定型文)です。

日本の鉄道事業者さんの場合、本当の終点では「終点(terminate)」、途中どまりの列車では「この列車の終点(terminate of this train)」、と呼び分けていますがこのような差があるのかどうかは存じ上げておりません。たまたまの可能性もありますが、この先も線路が続いている駅の場合も、線路が終わっている駅も、「・・・notre terminus.(私たちの終点)」(仏SNCF)と肉声では言っておられます。

  • UK(London):
  • The next station is [終着駅名].Where this train terminates. All change, please. Please remember to take all your personal belongings with you when you leave the train. All change, please.

    次の駅は[終着駅名]です。この列車の終点です。皆様、お乗り換えください。降車の際は全てのお手荷物をお忘れないようご注意ください。皆様、お乗り換えください。

  • UK(Network Rail):
  • The next station is [終着駅名].All change please, this train terminates here.

    次は[終着駅名]です。皆様お乗り換えください。この列車の終点です。

  • France:
  • Prochaine station : [終着駅名],terminus. Tous les voyageurs sont invités à descendre, merci.

    次駅は終点、[終着駅名]です。ご乗車の皆様は降車願います。

  • Germany:
  • (次駅名のアナウンスに続き)Endhaltestelle, wir bitten alle Fahrgäste auszusteigen.

    終点です。ご乗車の皆様は降車下さい。

  • Japan(East Japan Railway ):
  • The next station is [終着駅名],[駅ナンバリング(Jx-NN)], terminal. The doors on the left (right) side will open. (Please change here for the [乗り換え]) .Thank you for travelling with us. And we look forward to serving you again.

    次は[終着駅名][駅ナンバリング]です。終点です。左側(右側)のドアが開きます。([乗り換え]線へは乗り換えできます)。ご乗車いただきありがとうございます。またのご乗車をお待ちしております。

下車時の注意喚起放送

次駅案内に続いて、列車-ホーム間隔が広い駅では以下のような注意喚起の放送が入ります。これらは自動放送です。

  • UK(London):
  • Please mind the gap between the train and the platform.

     列車とホームの隙間にご注意ください。

  • France:
  • Attention à la marche en descendant du train.

     降車の際、隙間にご注意下さい。

  • Germany:
  • Bitte beachten Sie beim Aussteigen die Lücke zwischen Zug und Bahnsteigkante.

     降車の際、ホームと列車の隙間にご注意下さい。

駅での安全喚起放送

次の文は、駅で次の列車の案内後や、乗客の乗降時の放送文です。いろいろなパターンがある中の一部です。

  • UK(London):
  • Please mind the gap.

    (隙間にご注意ください)

  • UK(Network Rail):
  • Please mind the gap between the train and the platform edge.

    (列車とホームの隙間にご注意ください。)

  • France:
  • Pour votre sécurité attention à l’espace entre le train et la bordure du quai.

    (皆様の安全のため、列車とホームの隙間にご注意ください。)

    又は  Eloignez-vous de la bordure du quai.

    (ホームの端から離れてください)

    Comme pour les gestes barrière le port du masque est obligatoire dans les garès et dans les trains.

    駅や列車内でのマスクの着用は義務となっています。

  • Germany:
  • Achten Sie auf den Abstand zwischen Zug und Bahnsteigkante.
    (ホームと列車の隙間にご注意下さい)

鉄道運行事業者

列車が離合する駅が近づくと、特急の場合、頻繁にアナウンスが入ります。

それでも間違えることがあるのは、自分が前半分、後半分、どちらに乗っているかを勘違いしている場合かと思います(たいがい検札時に教えてくれます)。


上の掲示物の写真は、工事に伴う夜間の列車運行中止についてのお知らせです。

最近では携帯電話で列車ダイヤ検索をすると、こうした運転情報も検索結果画面に表示されるため、わざわざ掲示物を見なくても内容がわかるので非常に便利になりました。
 以上、ヨーロッパの車内や駅でのアナウンスの内容についてでした。