私たちが空港内の銀行で両替をしていると、こてつさんが向こうからだるそうにしてやってきた。相変わらず、サスペンダーのよく似合う人である。
 しかし、こてつさんは、いつもの半分くらいしか目が開いていない。

かづよ「あぁぁぁ〜っ。おはよぉぉございますぅぅ〜」
こてつ「ぉはよ。夜勤明けで、36時間勤務のあとに、1時間半でたたき起こされて眠いよぉぉ〜。急すぎるよぉ。もっと早く連絡くれてもいいじゃなぃ…」

 …おぉぉ、ぼやいとる、ぼやいとる。確かに、急にたたき起こして悪いコトしちゃったなぁ…。
 でも、ぼやきつつも、ちゃんと見送りに来てくれるこてつさんの優しさに感動(*^_^*)。ノブなんて、出てくるときも寝っぱなしだったもんね。

 玲とこてつさんと3人で朝ご飯を食べていたら、搭乗時刻がかなり迫っていることに気づいて私だけかなり慌てる。…この辺りでも小心者っぷりを発揮。


 出発ゲート前でこてつさんに別れを告げて(職員であるにもかかわらず、ゲートの中に入る資格は持っていないらしい)、ダッシュで免税店に寄る。時間はなくても、買い物はしっかりする(笑)!…当然ですね。

 でも、あれこれ選んでいる余裕はない。玲は自分と家族用にタバコを3箱(!…バージニアの6mgのスリムメンソールので、日本国内では販売していないのだそうだ)を購入。私は京子に頼まれていたマルボロ・ライトと、キャメル・ライトを購入。

 商品をひっつかむようにして、機内へ。


 機内では、出発までのわずかな時間に電話をかけまくる(飛行機が動き出すまでは、話していても航空法の違反にならない)。
 それにもやっぱり限界が来て、仕方なく電源を落とす。さよなら、日本。


 ヴァージン・アトランティック航空(以下「VS」と表記)901便、ヒースロー空港行き。
 今回は何のトラブルもなく、離陸体制に。

 滑走路を走っている時に、機体がものすごくがたがたいうこと、離陸までの滑走がイヤに長いことを除けば、至って快適な空の旅。

 VS機を利用した(たまたま)のは、今回が初めてだったけど、エコノミーにも関わらず、1人1台テレビモニターが付いてるし(写真。目の前の席に付いているので、目からの距離が近い)、食事はウマいし、アメニティーが充実してるし、言うことナシである。

 アメニティーは2色あり、中身はかなり充実している。

←back  next→ 

1.地下鉄  2.つり革  3.街並み  4.Pubへ行く
5.お酒!    6.衛兵   7.Fish N' Chips
8.グリーンベルト  9.現実  10.免許  11.家族とお庭
12.家庭の味
  13.ローストビーフ  14.物価  EXIT!