13.ローストビーフ

 これは、後日食べたもののお話。

 イギリスの代表料理といえば、ジブリ料理(野ウサギなどを使った野性味溢れる料理だと聞いたことがある)の他にフィッシュ・アンド・チップス、そしてローストビーフ、キドニー(牛の内蔵)パイが挙げられる。

 6/4(日)。市内をうろうろしてみたが、めぼしいお店はほとんどお休み。…商売っ気ないというかなんというか。日曜日は洋服屋さんも食べ物やさんも、良さそうなところは殆ど閉まっている。
 京子の、ややお奨めの(と、いうのも、彼女自体は進んで肉を食べないからだ)ローストビーフを食べさせるお店も例に漏れずお休み。仕方なく、ウェザースプーンズという店で夕ご飯。

 ここでローストビーフとビーフ・アンド・マッシュルームパイを頼んだのだけど…。
 ローストビーフは、正確に記すれば「ロースティッドビーフ」。…つまり、焼きまくりの肉が出てくる。ぱっさぱさ。
 日本で思い描くようなローストビーフが食べたければ「レア・ローストビーフ」って頼まないと…と、出てきてから京子は言う。…遅いってば!!


 キドニーパイも食べてみたかったが、無かったので仕方なくビーフ・アンド・マッシュルームパイを頼んだ。
 そしたら、出てくるまで1時間以上かかって(…何で??)出てきたのは、別に大したことのないモノだった。
 1時間待たされて得た対価といえば、BACARDI BREEZERを1本。そういう時、ケンカうら出来ない語学力の無さにがっくりする…。

 ともあれ、出てきたパイは、厚めのパイ生地の中にグレイビーソースで煮込んだ牛肉が入っている。
 付け合わせのマッシュド・ポテトをグレイビーソースと絡めて食べると美味しい。

 イギリスの食べ物でまともだったのは、中華料理(←チャイナタウンで食べる中華料理はけっこう美味しい)とここでのごはんだけ。ごはんはあまり美味しくない国だったな…。

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