10.免許

 Hornchurch駅に着いたとき、Lee(写真手前)の弟のTrever(写真左端。帽子の子)が車で迎えに来てくれた。
 そこから、寿命の縮まる思いをした…と、いうか、確実に5年は縮まったね。

 イギリスでは、免許がめちゃくちゃ簡単に取れる。
 16才になったら、教習官の資格を持っている人に隣りに座ってもらって、一般道を!たった5回!走って、その証明書を持って、免許発行センターに行けば…→免許交付。
 げぇぇぇっ!ウソでしょ?!
 しかもハナシによると、200ポンド(約35,000円)くらいで、横にも乗らずに証明書だけ発行してくれるところもあるらしい。


 マニュアルの車にウーハーを積んだ(ガンガンうるさくて、エンジン音なんて聞こえやしない)、18才の初心者(免許取って半年経ってないらしい…)の運転。しかも、本人はレーサー気取りときたもんだ。

 直角カーブに突入する直前に4速で思いっきり加速(70km/h)→カーブの曲がりっぱなでギアを抜き、ニュートラルのまま減速(30km/h)→立ち上がりで3速に入れ、加速(ちなみに、車は1300CC)。
 そして、急で無理な車線変更に次ぐ車線変更(もちろん後方確認なんてしないから、後ろの車は急ブレーキ踏みまくり。同乗している私の方が申し訳ない気持ちで一杯だった…)。

 …これが、いかにすごいことか、マニュアル車を運転している方には分かるはず。私は青ざめて脂汗が出てくるし、玲は車酔いするし、もぉ、ホントに生きた心地がしなかった。
 しかし「知らない」って怖いよね。免許を持っていないLeeと京子は、そんな中でも居眠りしちゃうんだよ。シンジラレナイ…。
 イギリスでは無免許という扱いになる私だけど、私が運転した方がよっぽど安全だったと思うよ(これでも一応A級ライセンスを持ってます…)!

 …ともあれ、Treverの運転で、Hornchurchから1時間くらいの所にある大きなマーケットに行って買い物を済ませてから、Leeの実家へ。

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