また、チョコレートが食べたくなってきた。

普段は甘い物が苦手な私が、無性にチョコレート食べたい病になる時、

ストレスが溜まっているキケン信号。

急いでコンビニに駆け込んで、どっさりチョコレートを買ってきて、むさぼるよに・・・。

これでスッキリする時は、大して重症ではないのだが、、、。

子供達とすごす生活に日々幸せをかみしめる私だが、朝から晩まで

幼児とつき合っていると、つらくなる時もある。

次女、３歳のLが、昼寝いらずになり、ますます体力がついてきた最近では、

子供達のパワーに付いていけない時もある。

夜、娘達と一緒に布団に入り、寝かしつけているはずの私も、ついウトウト。

気が付けば朝、、、なんて事も日常茶飯事となった。

自分の時間が持てず、”何のために、生きているのか、、、”

、、、なんて、くら〜く考えてしまったり、、、。

ますます膨らんでくるストレス、

こんな時、決まって頭に浮かぶ風景があった。
長女、現在６歳のEが２〜３歳

の頃は、妊娠前に通っていた

居酒屋が浮かんできたもの。

”あ〜思い切りお酒、飲みに

行けたらな〜”、、と、懐かしい

串焼きのにおいなど思い出して、、、。

次女Lが生まれ、その風景も変わった。　

南国の海。”あ〜あ、グアムの海で、

１日中ボーッとしていたいな〜。”と波の音など思い浮かべて、、、。

しかし、このところ体力も衰えたのか、グアムの海が、近場の温泉となった。

あの湯煙りが頭に浮かんでしまう私。とうとう海外に行く気力も失せたのか、、。

ストレスに効く薬は無いものか。

そんなある日、次女Lに変化が現れた。片時も私の側を離れなかった彼女が、

１人で祖父母の家へ出掛けるようになった。出掛ける、と言っても、ほんの数歩の距離なのだが、、

「ママ、ママは、ばあちゃんち、来ないでね、L１人で行くから」

と、彼女なりに親離れの兆し。

おべんとうとおやつをバックに詰めて、昼食を食べに行くのか彼女の日課となった。

思いがけない自由時間、

どうしたものかと慌てる私。

とりあえず買い物でも、、、と、

出掛けてみた。

”１人でゆっくり買い物だ〜”

と、思ったものの、

どうも落ち着かない。

「帰りたいー。」と、電話してくるんじゃ

ないかしら、、、なんて考え始め、そそくさと家へ走り帰る。

家へ帰って、ホッとしたらお腹がすいてきた。

たまにはのんびり１人で食べるかーと、いそいで用意して食べ始める、、、、

、、と、食後のコーヒーを飲みながら、新聞読めるかな〜？、、なんて思い立ち、

食事もそこそこに、コーヒーをいれて、、、、”ピンポ〜ン”、、、ドアを開けてみると

Lがニコニコ顔で立っている。「おかえりー。」、、ただいま　でしょう？、、、、

「おべんとう食べたから帰ってきた。」、、結局、何も出来なかった自由時間。

もともと、じっとしていられないせっかちな私。

つねにこの調子で、、、”この隙に衣替えを、、。”　”玄関の植木を替えよう。”

なんていろいろ始めて、さあコーヒーでもと思うと、決まって帰って来るL。

以前より疲労困憊している私は、何なのだろうか、、、？

疲れきり、夕方お決まりの公園も、あやしくなる時も良くある。

ぐったりしている私に、子供達も多少同情してくれたのか、「パパに公園行ってもらうよ。」と、

言ってくれることも、、、。

娘達にせがまれ、しぶしぶ出掛ける主人。

「ママ、００公園行って来るねー。」と、嬉しそうに出掛ける子供達。

３人を送り出して、ちょっと横にでもなるかーと、ソファーに寝ころんでみるのだが、

”洗濯物、取り込んでおこう。”と、また立ち上がる。

”お風呂、洗っておこうかな。”　”ごはんだけ、炊いておくか。”と、きりが無い。

あれこれ動き回り、ホッと一息。すると今度は、”Eはちゃんと逆上がりの練習

しているかな？”　”虫さされの薬、持っていったのかしら？”と、子供達のことが

気になり出す。”まあ、良いかー。”と、思いこんでみるものの、気が付けば

自転車飛ばして、公園に向かっている私。
ゼーゼーと公園に入って来た

私を見つけ、「ママー。」

「ママ、ママが来たー。」と

狂喜乱舞の娘達。

一目散に駆け寄ってくる

彼女たちを見ていたら、

新たな力が湧いてきた。

子離れ出来ない、情けない私。

結局、一番の薬は娘達も笑顔だったようだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　♪文とイラスト　　ｙｕｎ　♪

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　　　　　　　　　　　　　えほん　“いいことちゃん”＜��７＞

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