 
私って、他の親とちょっと違うのでは・・と、最近感じ始めた。 我が家の2人の娘は、どちらも人見知りが激しい。
公園へ行っても、他の子がいると、私の後ろに隠れ、仲良く遊ぶまで1〜2時間かかる。
仕方なく、私も一緒にお砂場でおだんごを作ってみたり、遊んでいたりする。 そのうち、私が夢中になり、
「いらっしゃーい、おだんごやさんですよー。」なんて、子供達を集めて、盛り上がることも良くある。
どんどん集まって来る子供達に圧倒され、
「ママー、もう、帰ろうよー。」と、言い出す、娘達。
「もうちょっと、遊んでいこうよー。」と、だだをこねる?私・・・。

考えてみたら、公園のベンチでお話中の他の母親達を横目に、私だけ、いつも子供達の中にいた。
長女のEが、5歳になった今でも、そのようすはあまり変わっていない。 年長になって、ようやくお友達と、うち解けて遊べるようになったE。
最近では、幼稚園から帰ってからも、お友達の家に行きたがる。
1人で、どうぞ、、、とは、いかないもので、2歳の次女Lを連れ、ゾロゾロとおじゃまする。
数人の母親達が集まって、コーヒーなどを飲みながら、おしゃべり。 それは、それで楽しい。 日頃の子育ての悩みや、幼稚園での状況を話したり、聞いたりは大切な時間。
・・・が、話の内容が流行ってる歌や、ドラマの事になると、テレビ嫌いの私はまったくついていけない。
そうなると、自然と、となりで遊んでいる子供達に興味が行く。気がつくと、子供の輪に入っている私。 子供って、無心で遠慮が無くて、ストレート。 いつの間にか、私の心もタイムスリップしていく。 忘れていたものを、1つづつ、取り戻していけそうな、そんな時間。
しかし、、、やはりそこは現代っ子、遊びの内容もひと味違う。 外で、おままごとをすれば、
「さあ、ハーブ畑へ行って、ハーブを摘んできましょう。」 「ケーキを、作りましょう。今日のケーキはびわのケーキよ。」と、おしゃれだ。
私の時代は、ごはんとみそ汁が、定番だったのだが・・・。
そして、「あっ、お父さん、何時に帰るかしら、、?聞いてみましょう、携帯ピッピッ、、、。」
なんて調子、、、5歳児もあなどれない。
しかし、やはり子供ワールドは、大人の世界では味わえないすてきな空間。
「若いわねー、。」 「ああやって、遊んでいるのが、若さの秘訣なのねー。」
なんて、向こうで言っている母親達を横目に、大汗かいて遊んじゃう私。
というわけで、私は最近、小さい友達が増えた。 子供には、たいがい兄弟姉妹がいるわけで、また、その数もどんどん多くなる。 この、Small
Friendsは、私のことを、YUNと呼ぶ。

女の子達は、”YUNへ”と、手紙をくれる。
他愛もない会話の中に、慕ってくれるかわいい心が見えかくれしていて、うれしいかぎり。 Eの同級生達も、幼稚園で会うと、「また、遊ぼうねー。」と、声を掛けてくれる。
「今日も来てよー。また、遊びたくなっちゃった。」 と、しきりに誘ってくれる、男の子。 いったい、誰をそんなに気に入ったのかと思い、
「誰と遊びたいの? Eちゃん? Lちゃん?」 と、聞けば、返ってくる言葉は「YUNと、遊びたい。」と、なる。 彼は、幼稚園で一番好きな子は、YUNと、豪語してるらしい。
「ごめん、YUNは、忙しいって、言ったのだけど、、、。」 と、すまなそうに言う、お母さんに、
「私も遊びたいから、また行くねー。」と、相変わらずの私。
これで、はたして良いのか、悪いのか、、、? Eも、そろそろ自立しなければ、いけないのでは、、、と、思いつつも、 今日も張り切って、遊びに行く、YUNなのである。
|