子供って、みんな芸術家なんだなーと、最近良く感じる。
純粋な気持ちで描く絵には、心惹かれる何かが表れるのでは、、、。
うちの子だけが、すごいわけでも無いのね、、、と親バカ代表も気が付いた。
しかし、ここで諦めない。
だったら、この純粋な想像力を、何処まで持ち続けるかが、問題なわけよねと、変な結論を出した私。
その日から、大人にならない心を、大切に育てようと決意した。
子供の描く絵に、文句をつけない。
無から物を作る事のすばらしさを、体験させる。等々、、、
目標を立て、ますます制作活動に力の入る私。

「お絵かきしようー。」と絵の具を出した日。
初めての絵の具に、大喜びの2歳の次女L。
もくもくと描きだした5歳のEを横目に、絵の具を混ぜ合わせ始めた。
2つの色を混ぜて、別の色に変わっていく様子が、おもしろいらしい。
「あー、マヨネーズになっちゃったー。」
「いちごヨーグルトー。」と夢中。
今まで、当たり前だった事が、突然新鮮な大発見に変わる瞬間。
子供って、やはりすごい!!。
感動している私を後目に、筆で混ぜるのも、面倒になったようで、指をつっこんだ。
そして、指についた絵の具で、お絵かきを始めた。
そのうち、指が片手になり、、、両手になり、、、最後は手形をとって、大はしゃぎ。
この大胆な画法に、長女のEも興味を示し、大手形大会に。
テーブルは、絵の具だらけとなり、「よーし、床に紙、ひいちゃおー。」と、私もエスカレートしてきた。
部屋中、画用紙を敷き詰めて、手にべったりと絵の具を付け、「雨ー。」と、垂らす。
これが、以外とおもしろい。
勿論、私も参加して、気が付けば、3人とも絵の具まみれ。
はたまた、粘土の日は、「ごはん、作ろう。」と、Lが粘土のつぶをいっぱい作り始めた。
Eも加わって、大量のごはんつぶが出来上がった。
すると、、、
「これ、雪だよー。」と、言うや否や、パラパラ降らせ始めたL。
こうなると、止まらない。
3人で、「雪やコンコン、、、」なんて、歌いながら、部屋中にまき散らす。
こんな事、子供がいなくちゃ、出来ないよーと、私も変に開き直って大胆にパラパラやる。
思い切りやってしまうと、後の掃除も、あまり苦にならないから不思議なもの。

そして、最近のEのブームは、制作。
トイレットペーパーの芯や、アイスの棒など、持ち出しては制作している、Eの顔は無心だ。
かわいい作品が出来上がるたび、心あつくなる私は、まだまだ親バカ代表なのかも、、、。
かくして、彼女のおもちゃ箱からは、おもちゃは序々に姿を消し、”制作グッズ”コーナーがどんどん、広がっていった。
何か使えそうな物を見つけると、
「ママー、これ、洗ってちょうだい、制作に使うから。」が、彼女の口癖となっている。
しかし、このコレクションも、少々行き過ぎの感がある。
輪ゴムから、ビニール、ねぎを束ねているテープまでも、ほしがる彼女は良いのだろうか、、。
ねぎテープで作った、指輪をプレゼントされて、絶句した事も、、、愚作もたまにはあるもの。
パパの誕生日には、手作りでプレゼント・・が恒例となり、先日はかわいいキーハンガーを完成させた。
3歳の時に描いた、特大ボードのパパの絵は、階段の壁画となり、
今でも、見る度にほほえんでしまう、かわいい作品だ。
こんな、我が家の娘達。
いつまで、親バカ気分で、いさせてくれるのか、今後も楽しみではある。 |