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FR−032■
瀬戸内海 大阪→東予→新居浜 伊予西条 新居浜→東予→大阪航路

写真 USJ港から天保山経由大阪南港フェリーターミナルへ向かう<ドリームシャトル>船上から、天保山岸壁に停泊中の<ぱしふぃっくびーなす>と予期せずして出会った。

2003年 初夏 おなじみ航路、オレンジフェリーで新居浜へ・・・ 伊予西条で石鎚の美味しい水を満喫

                      

●航海 往路・瀬戸内海 復路・瀬戸内海
@★★★★★ 往路 大阪→東予→新居浜 四国開発フェリー=オレンジフェリー<おれんじ7>特別室左舷420号室 夜行便

A★★★★★ 復路 新居浜→東予→大阪 四国開発フェリー=オレンジフェリー<おれんじ7>特別室左舷420号室 昼行便
 総トン数:9,917.00  主機関:27,000 馬力  航海速力:22.5ノット  旅客定 員:750名  積載可能車 両数:トラック139台  就航年月日:1994.3.28

●旅程 船中一泊 一泊二日
第一日目 USJ港21:30(ドリームシャトル)→22:10大阪南港22:50(オレンジフェリー<おれんじ7>)→
第二日目 →06:10東予港06:40→07:50新居浜東港 新居浜東港(タクシー)→JR多喜浜駅08:04(JR)→08:27伊予西条 アクアトピア 伊予西条11:35(JR)→11:53多喜浜(タクシー)→新居浜東港12:40(オレンジフェリー<おれんじ7>)→13:50東予14:30→22:00大阪南港

 

やっぱり思い立っての船旅はまたもやオレンジフェリーで・・・ 伊予西条で美味しい水を満喫

 例によって昼過ぎにちょっと思い立ち、いざ出陣となるとやっぱりお気楽オレンジフェリーでと言うことになるのが常である。とは言うもののちょっと久しぶりの思い立っての船旅となったわけだが・・・。
 とにかく思い立ったらまず予約センターへ電話で空席状況を確認。昼行便はまず特別室が満室となることなどは無いと思われるから安心だが夜行便は一応予約をゲットしないことには安堵できない。案の定、昼便は空席ありありであったが夜行便は翌日は既に満室。
 と言うことで往路の夜行便を大阪→新居浜でゲット、復路は翌日の昼行便をゲットで翌日07:50新居浜着から12:40新居浜出港までの束の間を四国上陸と相成った。
 今年は例年になく年初来よく雨模様の日が続いていた。ここ梅雨時期に至っては正にこれぞ梅雨と言わんばかりに連日雨また雨&曇天の連続で鬱陶しい日々が延々と続いていた。この日も曇り空で夜半までには激しい雨も降るとの予報であったが行き先航路は瀬戸内海であるからあまり気にはならない。翌日の束の間の四国上陸の間が何とか雨に降られずに済めばいいと願う程度であった。
 日頃の行いはこう言うたびのときの日和には左右すると言うから、まま、その点は安心できると我ながらに勝手に納得し、ひとまず雑用を片付けねばと仕事に励むこと暫し。適当に切りをつけ一件落着として束の間の四国上陸の間の情報を収集。美味いジャコ海老天讃岐うどんを食いに観音寺辺りへ行くも良し、新居浜の科学博物館でプラネタリュームを観るも良し、港の前のマリントピアのロビーであから昼寝も良し、また新居大島へちょっと・・・とも良しと色々思いは巡るが決め手には至らない。
 以前にちらりと訪れた伊予西条駅前のビジネスホテルのコーヒーが美味しい石鎚の水で沸かしてあったことをちょっと思い出したりもしていた。まぁ、いいや、例によって行き当たりばったりその時次第と決め込んで旅支度と言うほどでもない旅支度、要するにカメラと双眼鏡と煙草と・・・だけ程度の準備を整える。
 大阪南港フェリーターミナル出港時刻は22:50であるから電車を乗り継ぎ直接向かうには20:00頃に出かければ充分に間に合うのだが折角の思い立ってのであるからUSJ駅前のレストラン街で夕食&ティータイムとしてUSJ港から天保山経由で南港フェリーターミナルまで<ドリームシャトル>で向かうことにして夕食前に早々と家を出た。

 

●第一日目 またまたまたオレンジフェリーで

 前に一度食事をしたことのある愛想のいい店員が揃ったあのレストラン? 何とか食堂でイタリアンのバルサミコソースのステーキにシーザーズサラダ、ピザなどを平らげまだまだ時間は充分にあるのでエスプレッソコーヒータイムを過しUSJ港へ向かう。
 レストラン街のあるビルから高架橋のJRの駅反対側安治川側へ降り、雨降る河岸道路を前方にエメラルドグリーンのイルミネーションに輝く天保山の大観覧車を見ながら100m余り、横断歩道を渡るとそこはもうUSJ港への入口。発券窓口の小屋が建ち並んでいるのだが既にどの窓口も閉まっている。
 なだらかなプロムナードを降りて行くと港の浮き桟橋に至る。雨が一段と激しさを増して降りしきる中、浮き桟橋にたどり着くと子連れの数人が早くも待っていた。
 暑くは無いがべとっと湿っぽく汗が滲む。<ドリームシャトル>はドリームラインが運行していたが今は女性船員ばかりで運行するアマゾネス軍団のキャプテンラインが継承していてキャプテンラインの三番乗り場から発着するUSJ港から天保山岸壁に至る航路を南港フェリーターミナルまで航路を伸ばし運行されている。競合していたハリウッドも航路が廃止になりサバイバルに生き残ったキャプテンラインであるが何とも寂しい最終便待ちの光景である。
 程なくキャプテンラインの係員の女性が自転車で浮き桟橋にやってきた。ニ・三人の乗船客らしき人影も近づいてくる。前方天保山方向に船影が見えてきた。定刻十分前、接岸すると数人の乗船客が下船して来る。先ほど自転車でやってきた女性係員が待合室の壁際に小さな手提げ金庫を置いて乗船券を販売していた。
 乗船券を手に激しい雨の中、傘を翳しタラップを渡り乗り込む。小生を含めこの便の乗船客は子供を含め計7人の様子。船は大きく揺れながらやがて桟橋を離れると舳先を翻し安治川に出て右へ旋回する。前方に天保山埠頭が遠望できると大観覧車の傍らに客船らしき船影が雨の中に認められる。
 並も高く風も強い様子でフロントガラスに雨が吹き付け大きく揺れながら天保山岸壁に近づく。船影が大きくなり船室から煌々と明かりが漏れる客船は<ぱしふぃっくびーなす>であった。確か世界一周航海に出かけていたように思っていたが既に戻ってきていたのであろう。
 船腹を辿り船尾で左へ旋回して回り込むと天保山岸壁の海遊館前桟橋に着岸する。大揺れに揺れ、ドドーンと船腹をぶつけながら豪快に着岸する。親子連れの数人が下船して残るは四名のみ。定刻21:45桟橋を離れ出港、一路南港フェリーターミナルへ向かう。
 確かこの航路は当初、USJ港から直行していた頃は所要時間が二十五分であったように記憶するが、今は天保山経由となるので所要時間は十五分間多くなり四十分を要するようになった。が、USJ・天保山は僅かに十分で400円、南港までは700円なので船に乗船することこそが主たる目的の小生にあってはコストパフォーマンスは向上したと言う評価になる。
 しかしよく揺れに揺れた。それでもちゃんと定刻22:10南港フェリーターミナルの浮き桟橋にドドーンと接岸した。僅か四十分の航路ですっかり揺れ揺れの船旅を満喫した。吹きさらしの駐車場を横切りターミナルビルへの連絡ブリッジに辿り着く。既にバースには<おれんじ7>が着岸していた。
 発券窓口で乗船券をゲットして待合室に戻ると既に乗船は開始されていて待つことなく直ぐに乗船。船室はお馴染みの左舷側の特別室420号室。雨脚が一段と激しさを増していた。

 食事を終えていたので案内所でルームキーを受け取ると自動販売機でレギュラーコーヒーをゲットし船室へ。大揺れの大航海の後、ほっと一息ゆったりとくつろげる。出掛けに駅で買い込んできた築地銀だこのたこ焼きをつまみにコーヒーブレイク。たこ焼きは大阪に限ると言うが銀だこのたこ焼きも悪くは無い。冷えていても何とか食える代物でソースの他に好みのマヨネーズをひとつくれるのが嬉しい。小生はマヨネーズを余り好まないが銀だこの幾種類かあるマヨネーズの中ではこの日も選んだごまマヨネーズは気に入っている。
 程なく出港、五分ばかり定刻に遅れての出港のようであった。
 バスタブに満たしていた湯がちゃぽんちゃぽんと音と立てて揺れている。この航路で離岸間もなく揺れるなどこんな経験は始めてある。のんびりひと風呂浴び、サイドビューの大きな船窓のカーテンを開けベッドにごろりと横たわる。揺れが続く・・・。

 特別室のベッドにベッドパッドが無くマットレスに直接シーツが掛けられていたのが何とも不思議で、幾度もそのことは乗船記に記していたと記憶するが、ここ数度前からはちゃんとパッドが敷きこまれていて心地よく横たわることが出来るようになっている。当然と言ってしまえばそれまでだが改善を重ねてくれるオレンジフェリーの心遣いには感謝である。
 販売促進は女性をターゲットにと言うのが常套手段となっている時節柄か当初はアメニティーにはタオル、櫛、歯ブラシセット、剃刀、石鹸が履いていたように記憶するが、最近は剃刀が無くなり櫛がブラシになってる。小生としては櫛はブラシでもよいが剃刀は復活していただきたいと願っている・・・。何故ならば旅支度に剃刀を自前で鞄に入れておかなければならない手間がひとつ増えたからである。
 暫しまどろむうちに益々結構大きく揺れに揺れる。大阪湾は太平洋と通じているからなのであろうかうねりも高く波も高いようだ。船旅での揺れは決して悪いものではない。大いに船旅を実感させてくれる楽しさがある。船に弱い人たちはこのゆれを体験すると二度と再び船には乗らんと毛嫌いなさるお方が多いようではあるが適度な揺れはむしろ船旅の醍醐味とも言えるものである。
 時計の針が24:00を示す頃、行く手前方に明石海峡大橋が視界に入る。この調子ではちょっと遅れるかな・・・そんな思いを抱きながら程なく夢の中を彷徨い始めていた。
 明石海峡大橋を過ぎると播磨灘に至り途端に海は静かになったようでゆれが収まった。程なくすっかり夢の中であった。

●第二日目 東予から新居浜へ 伊予西条へ 新居浜から東予経由瀬戸内海から播磨灘
 例によって東予入港を告げる船内放送で目覚めると本船は丁度港の入口に差し掛かっていた。定刻06:10東予港入港。定刻06:40東予港出港、一時間あまりの後悔の後、定刻07:50新居浜東港に入港した。
 港の前に待ち受けていたタクシーでJR多喜浜駅に向かう。予讃線は瀬戸大橋が風の影響を受けやすくその影響で風の強い日にはダイヤが乱れることが多い。昨夜はかなり強風であった様子であったのでちょっと心配であったが遅れはなさそうであった。下り08:04多喜浜発のJR普通列車に悠々と間に合って08:27早々と伊予西条駅に降り立った。
 何処へ行く当ても無く辿り着いたわけで、駅に降りれば近在の観光案内地図などを入手できるだろうと思っていたのだが、構内のパンフレットスタンドなどにはJRの宣伝パンフレットなどは行く種類も用意されているのだが伊予西条の観光地図の類は見当たらない。
 まぁ、いいかと駅ビルを出た。以前に訪れたときに美味しいコーヒーを飲ませてくれた駅前のビジネスホテルでひとまず朝食をとることにした。コーヒーショップ入口の傍らに小さな黒板が掲げられ朝食和食or洋食500円とある。
 窓際の席に座し洋食を注文。ミックスサンドイッチにサラダが添えられあの美味しい石鎚の水で沸かしたエスプレッソコーヒー、なかなか美味い。
 駅で見当たらなかった伊予西条発のJR時刻表や付近の地図などもフロント前のテーブルにちゃんと用意されていて早速にゲット!
 このホテルはスタッフのみなさんの応対がいい。宿泊客も多い様子でレストランは賑わっていた。
 コーヒーを飲み干すとウエイトレスさんが
「お変わり如何ですか? お変わりは100円です・・・。」
 と、すすめてくれる。商売もなかなかお上手な様子であるが気持ちよく進めてくれるし、何よりコーヒーには目が無い小生であるから当然お変わりをお願いした。クリ−ミーに泡だった香り高いコーヒー、咽喉越しの何とも言えないまろやかさは美味しい石鎚の水を用いているからなのであろう。

 ゆっくりお変わりのコーヒーを飲みながら地図を見る。アクアトピアと呼ばれている湧水や川の流れに沿った散歩道のある一帯があるようだ。駅前から西へ歩道脇に三つの陶板と湧水の噴水を見ながら西へ少し行くと総合文化館があり、その辺りから川の流れに沿った散歩道は市中のお城跡お堀端辺りまで続いているようであった。
 オレンジの新居浜発昼便に間に合うように多喜浜へ戻るJR普通列車の時刻は伊予西条発11:35。まだ九時半少し前であるから充分にたっぷりに時間はあるのでそのコースを行くことに決める。
 昨夜来の雨が空け雲が垂れ込めてはいるが天気も回復傾向の様子。この時期ならすっかり汗ばみ始める頃であるが程よい風もあり爽やかである。
 駅前を東西に走る道路を西へ行く。綺麗に整備された歩道脇に名所絵図を描いた40cm四方ほどの陶版が置かれその向こうに半弧を描く数条の噴水が湧水を吹き上げている。地図に記されていた通りそれは総合文化会館に至るまでの間に三箇所確かにあった。
 道行く人も無く爽やかな町並みを独り占めの和が天下の様相である。

●アクアトピア
 総合文化会館まではぶらりぶらりと歩いても十分弱。枝をそよがせた柳並木の向こうに石畳が続き立派な近代的な建物があった。こう言う建物を見るといつも思うことがある。立派だ・・・でも何時誰がどのように使うのであろうか建築費もさることながら建てた以上はそれを維持しつづけねばならない。きっと建築費はもちろん管理や維持にかかる諸費費用も総ては税金でまかなわれるのであろうから何やかやと税金を払わされる我々市民にしてみれば複雑な思いである。ましてや歳入不足に悩む国家、地方自治体、そこで行政を司るみなさんは歳入不足なるがゆえにひたすら増税をお目論見になり続けている。(笑)
 石田畳の前庭続きに進むと川の中に噴水、手前の川岸に湧水がある。雨上がりだと言うのに川の水は透明に澄み切って泳ぎ回る魚影、川底の様子までもが綺麗に見える。
 こんなに爽やかで心地よい光景をのんびり独り占めに出来るのも何れたんまり増税に苦しめられるであろう代償とでも思えば滑稽そのものである。(笑)

写真 湧き出る石鎚の美味しい水
 どんどん湧き出る水はそのまま排水溝から河川へ流れ出ているようであった。川の水は透明度抜群、余程湧出量が多いのだろうか、昨日はかなり激しく雨が降っていたはずであるが川の水に全く濁りは無い。

写真 川沿いに続く散歩道の案内図と何やら認定証とやらが仰々しく意思のモニュメントに埋め込まれている
 仰々しく御影石の塊にはめ込まれた何やら認定証とともに川沿いの散策路の案内板が表示されていた。自然の川の流れの中にどうやら人工的に散策路が巡らされているらしい。

写真 アクアトピアの散歩道
 のどかな情景の中に続く散策路を行くことにした。相変わらず辺りに人影は無い。行き交う人が無いから綺麗なのか、清掃など維持管理が行き届いているから綺麗なのかは定かではないが川沿いに続く散策路はゴミも無く美しい。水中には小魚もいれば50cmあまりはあろうかと思われる丸々と太った鯉が時折に悠然と泳いで行く。
 散策路沿いには所々に小さな公園も整備され小休止の場所にも事欠かない。また人家が迫り市中の中を流れる川であることも充分に理解できる。ぶらり散策には誠に程よく心地よい。
 途中、ベンチが置かれそばに灰皿が設置された場所もあり禁煙をとやかく言う昨今にしては超愛煙家を自負する小生のようなものにとっては嬉しい場所である。ベンチに腰を降ろし煙草を一服。
「こんにちわ。」
「こんにちわ・・・。」
「どちからおこいでなさったね。」
 不意に声を掛けられ人の気配を始めて知った。ご主人の散歩に付き添う地元のご夫人のようであった。かなりご年配の様子である。
 日頃都会の喧騒の中で暮らす小生にとってはこのようなときには人の人らしさに感激を覚える。見知らぬ人にさりげなく声を掛ける温かさを感じる一瞬である。ほっとする瞬間である。
 さりげない会話を暫し交わし老夫婦は別れを告げて来し方を戻って行った。
 再び散策路を行く。途中川が暗渠になっていたりしてちょっととまどったりしながらも何とか一応の目的地のお堀端に辿り着いた。
 お堀と言えば淀んで濁った水を思い浮かべるがここは違う。中ほどに噴水が吹き上げ水は済んでいる。黒い白鳥か? それともあひるであろうかのんびりまどろむ姿も見える。

●お堀端から商店街通を戻る
 路線バスの停留所もあった。既に小一時間歩いてきて時刻は十時十五分を過ぎていた。駅方向へのバスは昼過ぎまでは無い様子。タクシーも見当たらない。まだ充分に余す時間はあるので再び歩き始める。
 方向が良く分からないがお堀の向かいには裁判所があった。地図によればその裏手に市役所があり一応その辺りがいよ西条市の中心部なのであろう。そこら辺りからは商店街通りや飲み屋街通りが駅近くまで続いているようであった。
 この際、バスやタクシーは諦め時間も十分にあるので徒歩で戻ることにして商店街通りを行くことにした。市役所の側を通り過ぎると前方に商店街通り入口を示すアーケードの表示が目に入った。商店が入口の側にタクシー会社の営業所を見かけ一瞬心は動いたがやはりこの際は歩いて行くことに。
 アーケードの通りに入ると確かに両側に商店が建ち並んでいる様子ではあるがシャッターを下ろしたままのお店が多く店を開き営業しているところは半分以下の様子である。どうやらこの辺りも近頃名高いシャッター通り商店街なのであろうか・・・。
 しかし前方は見渡す限り続く長い商店街のようである。のんびりぶらぶら歩く。
 さすがに商店街の中であるからお店の人の他にも少々行き交う人たちもいる。その殆どはかなりのご年配のお方とお見受けする。かなり平均年齢の高い町なのであろうか。
 魚屋や八百屋の店先に並ぶ品々はさすがに見るからに新鮮なものが多い。価格の高低は小生は良く理解できないが綺麗なぷりぷりとしたとうもろこしが一本90円とか、みずみずしいきゅうりが一本30円とか、活けものをお店でさばいた美味そうな厚みのカツオのたたきが山盛りの一皿400円とか・・・。
 何とも印象的であったのはとうもろこしときゅうりを店先に見かけたお店は視線を上げると綺麗な時計&宝飾店であった。
 喫茶店でもあれば一休みでもしようと思うがそれはない。
 ぶらぶら歩き続けること小市時間余り。見覚えのある歩道に噴水のあった駅前の通りに出た。通りを渡るとそこには美味そうなさつま揚げやかまぼこ、ちくわなどを小さなショーケースに並べたお店があった。その奥が工場になっているようで美味しそうな香りが漂っている。
 おやつにとごぼう天、ちくわなどをゲット。確かこれは締めて三百数十円であった。

●駅前喫茶店での美味しいコーヒー
 駅前に戻ると丁度十一時、まだ三十分あまりを残していた。しからば再び美味しいコーヒーをと思い立ち駅前の喫茶店を探す。店先に炭火焼コーヒーと看板のある喫茶店があった。営業しているのどうか定かでない様子に入口を除くと中からご主人らしき人がドアを開け、どうぞと声を掛けてくれる。
 こじんまりとした居心地の良さそうな喫茶店。壁には美味しい石鎚の水で沸かしたコーヒー云々とある。
 コーヒーを注文。待つこと暫し香り高い沸かしたてのコーヒーがクリームビスケットとともに供されてきた。もちろん美味いコーヒーである。聞けばやはりもちろん石鎚の水でとのことであったが、何でもこの辺りはどこも上水は地下水あるいは湧水を利用していることのことで海岸近くの一部の地域を除いては公共の上水道を利用しているところは無いと言うことであった。
 水は美味しい石鎚の水と記したシールを貼ったピッチャーで供してくれもちろん飲み放題。
 このお店の名前も、向かいの朝食をしたビジネスホテルの名前も記憶に無いがなんともまろやかで美味しいコーヒーの味わいは鮮明に印象に残っている。なお、ビジネスホテルは駅正面にでて右手へ行き駅前通りの角、喫茶店は反対側左手へ行き直ぐのお店である。

●伊予西条からの帰路
 美味しい石鎚の水を満喫して伊予西条駅に戻る。多喜浜までの乗車券260円はここでは自動販売機でゲット。下り伊予西条までの列車の折返し運転となるので十分前くらいには入線してくる。改札を出てそのまま直ぐの一番線に入ってくれるのはありがたい。

写真 伊予西条発11:35JR普通列車車内
 伊予西条11:35の列車はゆったりと乗客も少なく定刻に発車、11:53多喜浜駅に降り立って多喜浜タクシー営業まで行くと待ち受けてくれていたタクシーで新居浜東港へ。
 タクシーは港でも多喜浜営業所でもいないときには呼び出し専用の黄色い電話が置かれているのでその受話器を取ると配車センターに自動的に繋がり配車を依頼することが出来るがJR多喜浜駅はその電話もなく電話番号も見当たらないので駅から乗ろうとすれば電話番号をメモしておくほうがいい。
 多喜浜タクシー 電話0897-33-6661

●復路も往路と同じ<おれんじ7>で・・・

写真 左:新居浜東港接岸中の<おれんじ7> 右:新居浜東港フェリーターミナル入口
 人影の無い新居浜東港へ戻ってきたのは12:10殆ど待つことも無く乗船できる丁度いい時刻である。タクシーから降り接岸中の<おれんじ7>の横姿をパチリ、ついでに人影の無いターミナルビル入口もパチリ。
 二階の待合ロビーに上がると徒歩での一般乗船客はほんのぱらりと数人。

写真 左:美味しすぎて殆ど食べてしまってから気づいてカメラに収めた石鎚の水で作られたおぼろ豆腐 右:お馴染み絶品のアジフライが美味い魚フライ定食
 程なくこの日は定刻三十分前の12:20に乗船開始。乗船ブリッジを経て乗り込み案内所でルームキーを受け取るとレストランへ直行。この時期はアジが旬で絶品の魚フライ定食が目的である。もちろん魚フライ定食を注文、メニューを見ると「美味しい石鎚の水で作ったおぼろ豆腐」なるものが目に止まりこれもあわせて注文。
 魚フライが出来上がるまでにおぼろ豆腐をちょっと食う。美味い、で、またちょっと食う。魚フライが出来上がってきて、そうだ、写真を・・・と、思ったときにはご覧のようにおぼろ豆腐は無残にも殆ど腹の中に入ってしまっていた次第である。
 既に過去の乗船記において記した記憶はあるが、このオレンジフェリーのレストランの料理は旬の食材を地元で入手して船内で総てを調理していると言う点において絶賛に値する。決してきどった高級料理と言うわけではないが人の温もりが伝わる美味しさと言う点においては比類なき存在である。
 この日は乗船客があまりにも少ないこともあったのであろうが何時ものようなアラカルト料理の賑わいが無かったが揚げたてのアジのフライも相変わらずその美味さは格別であった。
 食いふけるうちに定刻
12:40我が<おれんじ7>は新浜東港を出港、一路東予港へ向かう。

写真 左・中:特別室420号室のベッド 右:居心地のいい室内デッキ
 満腹で自動販売機でアイスコーヒーをゲットし船室へ戻る。シャワーをひと浴び、さっぱりしたところで室内デッキの椅子に腰を降ろすと往路と同じ420号室は左舷側に位置しているので東予港まで四国沿岸沿いに航行するサイドビューの船窓には四国の景色がゆっくりと移り変わる光景が楽しめる。
 <おれんじ7>の特別室はこの室内デッキの存在が何より特筆に値する。天井近くから足元近くまで高さ2m巾1m近くはあろうかと思われる大きなサイドビューの船窓があり移り行く眺めを満喫するにはこの場に勝る場所は無い。この船窓の並び室内側にももうひとつあってベッドに寝そべりながら眺めを楽しむことが出来る。こんなに開放感のある船室は非常に珍しいと思う。
 リビングコーナーにも長いすとテーブル、向かい合ってふたつの肘つき椅子が配されゆったりしている。ただ椅子の座高は少々高すぎるようであり、長いすの座面の奥行きもゆったりゴージャスな雰囲気の割には極めて浅く軽く腰掛ける程度には何の支障も無いが、ごろりと寝そべりうとうとするには不向きのようで、下手をすれば気が付けば床の上ということになりそうな感じでもある。
 壁際のライティングデスクには大きな鏡が設えられ、熱いお湯の入ったポット、湯のみ、お茶のティーバッグなど茶器セットが置かれ、フェリー煎餅が添えられている。
 アメニティーセットにはタオル、歯ブラシセット、ブラシが巾着袋に入れられ供されているし、ロッカーには浴衣、バスタオル、予備の毛布なども備えられている。浴室にはリンスインシャンプーやボディーソープも用意されていいる。室内履きのスリッパも用意されテレビもビデオデッキもあり基本的にはかなり居住性のいい船室である。
 が、未だ冷蔵庫は無い・・・。往路ではいつもそんなに気にならないのだが、束の間の四国上陸時に美味しそうな瀬戸の海の幸などを見かけたりすると何時も買い込みたい衝動に駆られるのだが、この冷蔵庫の無いことを思い出すといつもついつい買いそびれてしまう。今回も伊予西条の商店街通りの魚屋で見かけた美味そうなカツオのたたきやイカの刺身を買いそびれたのもそんな思い=冷蔵庫が無い・・・がちらりと浮かんだからであった。

 天候は回復傾向で雲の間に間に晴れ間も見える。
 伊予西条からは新居浜東港へ戻るよりは実は次に寄港する東予港の方が近く、伊予西条駅からはタクシーで二十分あまりの距離にあるから、本来、移動目的の乗船であれば東予港から乗船するのが普通である。けれども何時ものことながら小生の主たる目的は船旅そのものであって移動の速さを望むものではない。むしろ不謹慎ではあると思うが時間を要すことのほうが望ましく、船が遅延する場合などはそれが僅か数十分程度のことであっても何か特をした気分になる。
 この航路の場合は新居浜で乗船すると前述のように、ゆっくり昼食をしてシャワーをひと浴び、のんびりおちついて移り行く景色を楽しむまでにはまだ東予港の手前であるから東予港への入港、出港を楽しむことも出来る。何よりその後の瀬戸の海の船旅の時をのんびり堪能できるのであるから新居浜からの乗船に限る。
 
写真 新居浜から東予へ向かい航行する<おれんじ7>室内デッキからの四国沿岸遠望
 左舷に四国沿岸を見ながら室内デッキにまどろむうちに程なく本船は東予港の入口に差し掛かる。汽笛一斉、傍らに突き出した防波堤の先端の灯台の見送りながら入り江の奥へと進んで行くこと暫し。やがて前方に東予港の岸壁が視界に入ってくる。

写真 東予港入港接岸直前には本船はぐるりと一回り旋回し船尾を岸壁に向け微速後進で見事にぴたりと着岸する
 東予への入港はいつも不思議な感覚に見舞われる。岸壁に向かい微速前進してきた本船は岸壁の手前でゆっくりと百八十度旋回すると船尾をL字型に切れ込んだ岸壁に向け微速後進する。船尾と右舷をそこにぴたりと接岸して入港するのであるが船腹側の岸壁は船の長さの半ばほどまでしか無く前半分は岸壁から斜めに突き出した形で接岸することになる。
 接岸して間もなくうとうとっと眠気に襲われベッドに横たわる。ぐっすり一眠りした心地で目覚めると停船しているまま。瀬戸内海の真っ只中でどうして停船しているのかと思いきや眠っていたのはほんの十分か二十分程度であったようで本船はまだ東予港に停泊中であった。
 定刻14:30出港。港を出ると左舷前方にしまなみ海道来島海峡大橋を遠望しながら本船はゆるやかに右へ旋回し進路を東に取り瀬戸の海を東進する。再びうとうと夢心地。

 寝た眠ったぁ・・・!
 ぐっすり夢心地から覚めると既に瀬戸大橋を後に本船は播磨灘に至っていた。のんびり瀬戸の海の昼行航海の眺めを満喫しようとお思いながらちょっと一眠りと横になったまますっかり熟睡してしまっていた。
 間もなく小豆島が後方に遠のいて行く。時刻は午後六時少し前、船内放送がレストラン営業の開始を告げる。
 昼食に平らげた魚フライ定食とおぼろ豆腐のおかげでそんなに空腹感は無いが船旅では不思議にも食欲は衰えることが無い。アラカルト料理の刺身にでもありつければ幸いとレストランへ向かう。
 東予港から乗船した乗客も少なかったらしくレストランには殆ど人影は無い。ブッフェスタイルで並べられた料理にもアラカルトは一品も無い。昼食の時ですらサラダなどほんの数種類であったがアラカルト料理があったことを思えば未だかつてオレンジフェリーでは体験したことの無い期待を大きく裏切る品粗さであった。
 それでも並べられていた料理はオレンジ定食のトレーで、鯛のあら煮と出汁巻き、鳥の唐揚げに出汁巻き、カワハギの煮付けに焼き鳥、名称不明の魚の煮付けに焼き鳥など数種類のトレーが並べられていた。刺身は無く残念極まりなかったが美味そうな魚の煮物に少々食指が動きはしたがちょっと悩んだ挙句に昼間美味かったおぼろ豆腐とこれまた美味いに違いないラーメンを注文した。
 ちなみにオレンジ定食は700円で、トレーに載せられたおかずにごはんと味噌汁が付くお値打ちである。
 おぼろ豆腐は美味くて今度は写真に取ることをしっかり失念し先に総て平らげてしまった。ラーメンが出来上がり番号札と好感で受取テーブルに戻る。どデカいチャーシューが二枚、直径10cm厚さ5mmあまりは雄にある。小魚の出汁と思われる尾道ラーメン風で非常に美味いことは言うまでもないが、このチャーシューには恐れ入った。一枚食うと充分に腹の幾分目かまでは満たされる。二枚食って総てを食するには小生にはまりあるボリュームであった。
 一応メインのメニューは決まってはいるものの毎回違うアラカルト、今回はアラカルトには恵まれなかったが。それでもどの料理も心の温もりに満ちてボリュームたっぷり&結構美味いことには感心する。重ねて言うが決して高級料理のたぐいではない。ゴージャスなレストランの雰囲気とは裏腹に何とも親しみのある街中の定食屋さん的雰囲気の漂うどちらかといえばやぼったい料理なのであるが食材の新鮮さ、調理の心遣いには毎度のことながら感謝しきりであった。
 期待を大きく裏切る品粗さでもあったと記したがオレンジフェリーのレストランのスタッフのみなさんの名誉のために重ねて言うが、裏切られ思いは刺身になりつけなかった小生の思いの品数のことであって料理の内容のことではない。料理は何時のときにも決して大きく期待を裏切られることなど無い。
 小生が過去に乗船したことのある定期航路フェリーのレストラン中では唯一無比に値する心づくしを感じる絶賛に値する船内レストランである!(^^)<ちょっと大袈裟かも・・・。(笑)

写真 播磨灘の黄昏、室内デッキの船窓の向こうには反航し西進する釜山へ向かう<パンスタードリーム>の姿が微かに遠望できた。
 この時期、日暮れは遅い。部屋に戻り室内デッキでくつろぐひと時。既に午後七時を過ぎていると言うのにまだ日は暮れていない。
 室内デッキの椅子に腰を降ろし至福の船旅のひと時、黄昏の播磨灘を眺める。遠くに反航してゆく大型船の船影を認めオペラグラスを手にする。船腹に<Panstar Dream>と記されていた。夕刻に大阪南港を出港し韓国の釜山港へ向かう国際航路のフェリーである。元は東京・高知航路に就航していた<くろしお>でありそののっぺりと箱型をした特徴ある船型に桂浜で遠望した高知港へ入港する<くろしお>の面影が蘇える。
 この頃からは次々に反航し西へ向かう大型フェリーと行き交う時刻であるが残念ながら程なく夜の帳が降りて来る。この後、薄明かりの中でファンネルを紅白に色分けした大型フェリーと反航したが関西汽船の別府航路の船舶のようであった。
 暫くの間に他にも大型フェリーと反航したが日暮れの海の薄明かりの中では最早何処のフェリーなのかは判別することが出来なかった。

 やがて本船は緩やかに舳先を右へ向ける頃、左舷側には加古川から明石辺りの町並みの夜景が近づき前方にイルミネーションを輝かせた明石大橋が視界に入る。
 この辺りは好漁場であるらしく小さな漁船の操業する姿が点在している。多分、明石たこやいかなごやちりめんじゃこなどの小魚を獲っているのであろうかと思われる。その合間を縫うように水澄ましのようにすいすいと航行して明石の町に近づいて行くのは明石と淡路島を結ぶ高速旅客船なのであろうか。
 明石海峡大橋もあれこれの箱もの公共施設の常にご多分に漏れず多大な建設費を費やし膨大な返済や維持管理の諸費用に追われ赤字垂れ流しと聞く。近頃、試験的に通行料値下げを実施して利用の増大を図る策を売ったようではあるがその効果の程は定かではない。美しく綺麗なイルミネーションに輝くこの光景を見る代償もいずれは回りまわって我々市民の税金で穴埋めされるのは必定のようである。(笑)

 明石海峡大橋を過ぎると余すは一時間余りの航海。左舷側では須磨、神戸、大阪へと続く街明かりがゆっくりと移ろい行く。昨夜は大揺れに揺れた海域であったが今はすっかり凪いだ海をすべるように静かに航行する。
 やがて神戸の街の夜景が視界に入り、ゆっくりと後方へ遠ざかる頃には前方に天保山の大観覧車が視界に認められ始める。程なく港内へ至ると我が<おれんじ7>はゆっくりゆっくりと微速前進。幾度繰り返しても同じ船、同じ航路の印象は、その時々に趣の異なる印象を抱かせてくれる心地よい船旅である。
 定刻22:00大阪南港フェリーターミナルの岸壁に接岸。

 

■我勝手な提言■
 某銀行に二兆円の公的資金投入もそれなりの思惑があってのことではあろうと思われますが・・・。四方を海に囲まれた我が日本の国民の幸せのために、ゆとりと潤いのある船旅満喫があちこちで叶うように定期航路運行各社へ一兆円でもいいから投入していただけば如何であろうか?
 それを各社が船舶建造、航路新設に使うも良し、離島航路を整備するも良し、願わくばどの航路の船にもゆったりのんびりくつろげる最上級船室が設えられていて何時でものんびり過せるような環境が整えばさらに良し。
 定期航路を移動手段として使うのはもちろん当然であるとしても、小生のように定期航路の船であっても移動手段ではただ乗りたいだけと言う乗船客にはいったりきたりも寄港地で下船することなく乗船し続けて幾時間でも幾日でも過せるような航路が出来ることを願う。
 そんな需要開拓をなさっては如何でしょうかね?
 のんびりゆったりひたすら船旅満喫だらーーーりおおらかに過す時、限りないリフレッシュの充足感に包まれて平和極まりない穏やかな気分になれるんですよ・・・。<平和貢献策のひとつでは・・・。

 ついでにもう一言。健康保険もかなり逼迫してきているようで本人負担も高くなりましたが、船旅は心ばかりか体のリフレッシュにも大いに役立つと思います。小生は元々この思い立っての船旅を思いついたのは実は健康を害していたこともそのひとつの理由でした。医者へ行っても病院へ行って治らない、むしろ院内感染や医療ミスの餌食となることを心配するよりはのんびりだらりここよい船旅でリフレッシュで・・・と思い立ったのです。
 効果抜群、以来のんびりだらだら思い立っての船旅は極めて心地よく度重なってまいりました。
 みんながこぞって健康増進で元気社会が実現すれば健康保険料の値上がりも自己負担率の高まりも押さえることが叶うでしょう。これって行政改革のひとつの方向性なのかも・・・。
 みんなで船旅楽しみ元気に過しましょう!
 定期航路運行各社のみなさん一緒に厚生省へ健康保険適用の陳情しましょうよ! 自社割引企画では収入源に繋がりますが、健康保険が適用されれば自己負担が格段に下がる乗船者は大喜び、定価販売で堂々と販売促進はかれる運行各社はほくほくでしょ!(笑)
 船会社として健康増進社会実現に寄与する社会貢献度も大いにPRできますよ!

厚生大臣閣下! 船旅に予防医学的見地から健康保険の適用も是非ご一考ください!!!(笑)

 と、まぁ、今回は何だかちょっと税金問題や平和貢献策、社会貢献策を脳裏にちらりと思い浮かべました。
 素晴らしいいい船旅でした!(笑)

 

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