閉山提案に肩を落とす組合員(写真:北海タイムス提供)

 

ノンフィクション「北炭夕張炭鉱の悲劇」発 売 中 !

This nonfiction on a coal mine disaster was published on Feb. 15,1996.

English


彩流社から私(増谷栄一)のノンフィクション「昭和小史・北炭夕張炭鉱の悲劇」が96年2月15日に出版されました。


この作品は今から10数年前、北海道・夕張市の北炭夕張炭鉱新鉱で起こった戦後炭鉱史上3番目の大災害の記録です。この事故で当時作業していた坑内員93人が死亡、100億円を超える多額の労務債を抱えて倒産し、一度に2,000人もの従業員が解雇、閉山に追い込まれた。それでも同鉱労組はヤマの再建を信じて、当時の総評、日本炭鉱労働組合(炭労)、地元・夕張市、北海道庁と力を合わせ、中央政界、官庁を巻き込んで展開した再建闘争の全記録です。


この作品についてのご感想をメール (fl7e-mstn@asahi-net.or.jp)でどんどんご遠慮なくお寄せください。定価は1,900円です。注文をご希望の方は電子メールまたはファックス (043-226-5302)でご連絡ください。


それでは、序章「ヤマの崩壊はこうして始まった」、第1章「難航した管財人選び」、第2章「再建の方途探る」、第3章「再建に暗雲立ちこめる-- 労務債問題が最大の障害」、第4章「三井鉱山対北炭の確執」、第5章「大沢管財人、労組に閉山提案--規模縮小による再建の可能性探る」、第6章「労務債の弁済をめぐって、政商萩原吉太郎氏を追及」、第7章「炭労、閉山合意に傾く--閉山後の新会社設立に希望を託して」、第8章「新会社の設立に赤信号点滅」(新登場)をご紹介します。



今回から新登場


第9章 山中通産大臣が政治決断−北海道、石炭協会による新会社設立
その8 「北海道も難問背負う」
その9  「山中通産大臣の自作自演の様相」
その10 「加藤北海道開発庁長官、北海道の自助努力要請」
その11 「山中大臣、衆参両委で真意説明」
その12 「北海道の新会社出資が国の資金支援の前提」


前回までの掲載


第9章 山中通産大臣が政治決断−北海道、石炭協会による新会社設立
その1 「通産大臣、参院エネ特委で積極発言」
その2 「技術者不足も最大問題」
その3 「山中大臣、第三セクターによる再開発決断」
その4 「大臣、5月20日にも新提案発表」
その5 「横路北海道知事、山中大臣と会見」
その6 「大臣、堂と石炭協会による第三セクター方式を提案」
その7 「石炭協会は山中私案に反発」

第8章 新会社の設立に赤信号点滅
その1 「山中新大臣に交代」
その2 「年末休戦」
その3 「新会社の継承負債」
その4 「債権者は新会社の成功報酬期待?」
その5 「新会社の設立検討前進見られず」
その6 「債権者集会は延期」
その7 「暗い新会社の見通し」
その8 「炭量は1200万トン」
その9 「石炭協会、再開発構想を公表」

序章 ヤマの崩壊はこうして始まった
その1「北部地区の再開発」
その2「多額の労務債」
その3「山中通産大臣の太っ腹提案」

第1章 難航した管財人選び
その1「事故には伏線があった」
その2「北炭社長の自殺未遂事件」
その3「甘い期待」
その4「再建は可能、管財人に大沢氏」
その5「難事業を引き受ける管財人選出」
その6「新規融資で三井銀行と地元が対立」
その7「清算管財人もありうる」
その8「安倍通産相の政治決断」
その9「犠牲者合同葬」
その10「安倍大臣が夕張で記者会見」
その11「新会社による再建案」

第2章 再建の方途探る
その1「大澤管財人就任でまた人悶着」
その2「道炭労、独自の再開発案を提示」
その3「当面の対策は人員削減」

第3章 再建に暗雲立ちこめる--労務債問題が最大の障害
その1「第1回債権者集会」
その2「国の責任」
その3「三井グループとの関係否定」
その4「”タネ火”案報道の波紋」
その5「萩原氏、労務債弁済で国への炭鉱売却を提案」

第4章 三井鉱山対北炭の確執
その1「北炭独自の再建案」
その2「北炭の社会的責任」
その3「萩原氏は三井鉱山に売却を意図?」
その4「萩原氏、自民党議員幹部に裏工作」
その5「安倍通産相、新会社方式を支持」
その6「再建は北炭自身の手で」

第5章 大沢管財人、労組に閉山提案--規模縮小による再建の可能性探る
その1「三井観光開発、資金協力ゼロ回答」
その2「運命の日」
その3「営業休止による部分閉山」
その4「営業休止に関門」
その5「政府調査委、人災と認定」
その6「管財人、労組に閉山提案」
その7「管財人、火ダネ方式を正式に提案」
その8「労組、閉山提案に反発」
その9「三浦委員長、管財人の努力不十分と糾弾」

第6章 労務債の弁済をめぐって、政商萩原吉太郎氏を追及
その1「萩原氏長男、札幌で労組と協議」
その2「炭労、札幌で臨時大会」
その3「炭労、北炭問題を石炭政策の視点で追及」
その4「三井観光にかなりの返済余力あり」
その5「総評、政治交渉の場へ」
その6「北炭に返済能力なし」
その7「地元は暴動寸前」
その8「石炭予算は九州との取り合い」
その9「注目の国会論戦始まる」

第7章 炭労、閉山合意に傾く--閉山後の新会社設立に希望を託して
その1「安倍大臣、石炭協会に新会社催促」
その2「協会、新会社設立検討委員会設置」
その3「炭労、窮地に追い込まれる」
その4「管財人、閉山延期を受諾」
その5「萩原氏、労務債返済額を増額」
その6「炭労の事態収拾と閉山延期」
その7「萩原氏、北海道知事に協力要請」
その8「新会社の見通し」
その9「未明の閉山合意」
その10「夕張市、石炭公社設立へ」

序 章 第1章の1 第1章の2-6 第1章の7-11 第2章、第3章 第4章
第5章 第6章
第7章の 1-5

第7章の 6-10

第8章の1-5

第8章の6-9

第9章1−7
New!!
第9章8−12
       

 

 

 

 

更新日:2003年11月17 日

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