暇人の雑記帳
行くー展示会や絵画集についての寸評
<最近行った展覧会>
馬込時代の川瀬巴水
<注目する画家達>
青木繁
林武
松本竣介
三岸好太郎
<注目する版画家>
川瀬巴水
<日本の美術館>
東京国立近代美術館
国立西洋美術館
国立新美術館
<海外の美術館>
オランジュリー美術館
シカゴ美術館
メトロポリタン美術館
ニューヨークのメトロポリタン美術館は1870年(明治3年)に創設された、ルーヴルやエルミタージュなどと並ぶ世界有数の美術館の一つである。
私は1988年6月に米国出張し、ニューヨークに行っている。その時に2名の先達が土日の休みを上手く当て、色々な所を見て回ったり、買い物をしたり、ブロードウェイミュージカルを見させてもらった。その時に確かにメトロポリタン美術館の前まで行ったのは憶えているが、入ったという記憶はない、と一昨日に書いたが、入館した証拠が色々出てきた。
先ず入口の写真である(右側がメトロポリタン美術館入り口)。これだけでは入ったか入らなかったかは分からない。
しかし、中庭の写真もある。入館バッジらしいものもある。
案内もあった。ここには美術館の概要やレイアウト、休館日、開館時間、交通機関、その他館内施設の案内、注意事項などが書かれている。
休館日は毎月曜日、元旦、感謝祭、クリスマス、開館時間は朝9時半、閉館時間は夏葉と冬場では異なり、それぞれ5時15分、4時45分になっている。交通機関はバスならマジソン街の4番 "Cloister Fort Tryon" 行、終点下車と書かれている。
(当時)展示室は地下1階、地上2階で、地下にヨーロッパ装飾美術、1階にギリシャ・ローマ美術、エジプト美術、アフリカ・大洋州・南北アメリカ美術など、2階にヨーロッパ絵画・彫刻、東洋美術などが展示されていた。
シカゴ美術館に入館したのは浮世絵やモネの絵があったなど良く憶えているのだが、メトロポリタンの場合には、余り良く憶えていなかったという事は、多分、ざっと見たのだろう。
肝腎の展示品だが、ご存知の方もおられるだろうが、海外の美術館は写真撮影がOKな所が多い。というか、私が行ったところはみんなOKであった。自分もゴッホの絵の前で一緒に写っていた。持っていた写真を以下に並べる。ドガ、ゴッホ、スーラ、モネなどがあった。
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ミュージアムショップで買ったポスター集とショップの袋も保存されていた。ポスター集(3.95ドル)はショップで売っているポスターのカタログなのだが、美麗な図が載っており、図版の代わりに買ったものだと思われる。本当は図版が欲しかったのだが荷物になる事、現金を無駄に使いたくない事などから買わなかったのではないか、と思われる。これ以外にも無料のリーフレットなどが残っていた。
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メトロポリタン美術館名品集
最近、本棚をひっくり返して見たら、週刊読売の臨時増刊号「特集メトロポリタン美術館名品集 先史時代から近代絵画まで」(昭和47年8月10日発行)という雑誌が出てきた。私の手元には1972年8月10日から10月1日まで上野の東京国立博物館において開催された同展の入場券の半券が残されているので、多分、その時に買ったものであろう。
雑誌の中には紀元前5世紀のイラン・アケメネス王朝時代の獣頭をかたどった金板から打ち出した酒器や紀元前460年のギリシャのテラコッタ、北魏の金銅如来立像、エルグレコの聖アンドレア、レンブラントのキリスト、モネのルーアンの聖堂、ドガの踊り子、セザンヌの森の岩、ゴーギャンのふたりのタヒチの女、ルソーのライオンの食事などのカラーグラビアがある。
美術品が集められているという事は、その国の経済力を示すと共に、文化的な力も表している。この雑誌には三浦朱門が「メトロポリタン美術館・ルーヴル・大英博物館を見て」という文章を寄せている。この3つの内、大英博物館はイギリス出張の折りざっと見ているので、あとはルーヴルだけになる。いずれ見たいと思うのだが、それはいつ叶うのだろうか。
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