特別展「キングの塔」誕生！　神奈川県庁本庁舎とかながわの近代遺産
（神奈川県立歴史博物館、2013年7月20日〜9月16日）

 

　8月15日に見学しました。大変面白かったです。展示が予想外に多く、すべて見終わるのに2時間近く掛かったでしょうか（？）。そのため、後の昼食、写真展の時間が押せ押せとなり、最後の映画館まではタクシーで行くことになってしまいました。

（閑話休題）

　さて、皆さんは「キングの塔」をご存知ですか？「キングの塔」とは、1928年（昭和3年）10月に竣工した四代目の神奈川県庁舎（現在は神奈川県庁本庁舎）の事です。
　「キングの塔」があるので、「クイーンの塔」（横浜税関）も「ジャックの塔」（横浜市開港記念会館）もあります。合わせて”横浜三塔”と言います。実は「エースのドーム」もあります。この展覧会を開催している神奈川県立歴史博物館（旧横浜正金銀行本店店舗）です。

 

（閑話休題）

　展示は全部で161点あります。
　展示内容により、いくつかのパートに分かれています。 それらは概略以下の通りです。

　初代神奈川県庁舎に関するもの、二代目に関するもの、三代目に関するもの、四代目のコンペに関するもの（設計図など）、四代目すなわちキングの塔に関するもの（設計図、昔の写真、報道新聞、絵葉書、装飾品など）、同一設計者（小尾嘉郎）による名古屋市庁舎新築工事写真帖、同愛知県庁本庁舎に関するもの（設計図など）、横浜税関立面図、横浜正金銀行本店立面図、キングの塔現況、現存する近代建築県市庁舎（山形県庁、京都府庁、山口県庁）立面図、神奈川県の近代建築遺産に関するもの、横須賀に残る旧軍施設などの近代化遺産に関するもの、日産自動車横浜工場と旧本社ビル（含む戦前の生産工程ビデオ）。