在宅介護がスタートしてから、要介護5の妻が寝たきりならないように食事はベッドではなく居間で食べさせていました。でも当初使っていた車いす用のテーブルは横長で、妻の横から食事介助したり、2人で一緒に食事するには使いにくいものでした。
前開きの介護パジャマは、着替えやおむつ交換の時に本人にとっても介護者にとっても負担が軽減されます。でも市販の介護用品はコストパフォーマンスが悪くて、見た目も地味。便利とは分かっていても、なんとなく手が出ません。そこで、市販品を利用して自分で作ってみることにしました。
妻のシャワー浴は、1人で全介助しています。購入したシャワーキャリーは使いやすくて気に入っていましたが、不便な所も目に付くようにもなってきました。「前からブレーキロックが掛けられない」「右手が肘掛けから外れる」「冬は座面と背面が冷たい」これらを改善しました。
在宅介護から5年後、要介護5の妻が糖尿病の宣告をされ栄養管理と体重管理を毎日続けることにしました。それまでは妻をおんぶして測定し、変動する私の体重も測定して計算していました。しかし負担も手間もかかるので、車いすに乗ったままでも簡単に測定できる体重計を作りました。
在宅介護スタート時、要介護5の妻と車でお出かけする時は「おんぶ」と「お姫さま抱っこ」で助手席に乗せていました。3年後には福祉車両を購入したのでこの力仕事からは解放されましたが、雨天の日の乗車は「雨に濡れる」という問題が残りました。
在宅介護3年後に福祉車両を購入したことで、「おんぶ」と「お姫さま抱っこ」から解放されました。その後すぐにウッドデッキ階段を作成し、サンルームから屋根のあるガレージへ出られるようにしたことで「雨に濡れる」という問題も解決しました。しかし、手間と負担がまだ残っていました。
妻の在宅介護がスタートして3年後に福祉車両を購入しました。要介護5の妻の外出がしやすいようにしたかったためです。金沢には無料駐車場の公園がたくさんあり、天候のいい季節は毎日のように出かけています。福祉車輌を導入して間もない頃は、普通の車いすで出かけていましたが、しばらくすると車載用の車いすを検討するようになりました。
車載用車いすを購入して3年、外出専用として通院や公園散歩に大活躍です。しかし「フットレストから足が外れやすい」といった外出時に特有の問題があったので、これを解決することに。また、外出の時間を快適に過ごすため、いくつかのアイデアも加えることにしました。
外出専用にした車載用車いすに散歩を快適にするアイデアを装備して、天候のいい季節は毎日のように出かけています。しかし場所によっては深い砂利道、砂浜など前輪が埋まってしまって進めない場合があり、敬遠している場所がいくつかありました。
車いすの妻との外出先が砂利道だったりすると前輪が大粒の砂利石の中に埋まってしまい、いくら押しても前に進めないことがありました。そんな時、偶然テレビで目にした補助器具。これをヒントに、車いすを人力車仕様にして前から引いて運べる補助器具を自作しました。
在宅介護スタートから3年後に福祉車両と車載用の車いすを購入しましたが、外出先にベッドなどの休憩する場所がないところへ長時間出かけるときはリクライニング車いすをレンタルしました。そこで、車いすを倒せばリクライニングになると思いつきました。
私は要介護5の妻を在宅介護する中で、様々な介護用品を自作してきました。自分で作れば費用が抑えられることはもちろん、市販品にも勝る妻にぴったりな介護用品ができます。
妻を在宅介護していると、改善したいと思う部分がいくらでも見つかります。不便を感じる部分は、創意工夫し改善を施してきました。ここでは、これまでの大小様々な改善策をざっくりとかいつまんでご紹介していきます。
在宅介護生活のあらゆる場面でできるのが創意工夫です。自分自身がより介護しやすく、介護を受ける妻も快適にすごせるように。そこには私が長年会社生活で培ってきた仕事の極意に通ずるものがあるのです。
2017/7/5 ・歯磨き粉をつけないと歯が着色する ・綿棒の耳掃除で、耳垢が詰まって聞こえなくなった ・不随の手指の間が水虫になった ・好きなもの好きなだけ食べると病気になる
ウエブサイト内の記事に対するコメントはブログまたはメールにてお願いいたします
↑