入笠山・釜無山登山( 縦走中の最高峰は釜無山:2,116.5m ) 2007.05.04 登山



【PHOTO & 記録 入笠山・釜無山登山 2】


前回は雪のため、山頂は真っ白という記憶しか残っていなかったが、 今回、雪のない山頂に登ってみて、砂礫で丸坊主のようなその様相に少々驚く。

入笠山観光連絡協議会が立てた立派な標識と、方位盤、 大山祇命 (おおやますみのみこと)/摩利支天と書かれた石碑などが一カ所に集まっている他は、 大きな岩が所々にあるだけで、周囲に木々もなく、本当に 360度の大展望が得られる。

しかし残念なことに、明るすぎる日差しが逆に周囲を霞ませ、 肝心の景色は今ひとつハッキリしない。時間は7時45分。

やはり一番に目に飛び込んでくるのは、甲斐駒ヶ岳のピラミダルな姿である。 というよりも、好きな山なので私自身が探してしまうのであるが...。
しかし、残念なことに今日は白く輝きすぎてハッキリしない。

甲斐駒ヶ岳の左手には 地蔵岳が見える。
さらに左には富士山も見えるはずだが、 今日は全く見えない。
甲斐駒ヶ岳の右には鋸岳、そして一際白く輝いている 仙丈ヶ岳が見える。 そして、鋸岳と 仙丈ヶ岳との間に見える山は、 間ノ岳である。
もう少し、空気が澄んでいれば良いのだが...。残念。

目を南西の方向に移せば、 木曽駒ヶ岳、宝剣岳、檜尾岳、熊沢岳、東川岳、空木岳へと続く懐かしき山々の白い頂が、 あたかも空中に浮かぶ雲のようだ。

その右手には 御嶽も見えるはずだが、今日は無理。
ましてや、北アルプスの山々は全く駄目である。

中央アルプスとは全くの反対側、東〜北東には 八ヶ岳が見える。 しかし、これも逆光状態である。
やはりこの山の展望は、空気がピンと張り詰めた冬場が良いということであろうか。

8時1分、山頂を後にする。 もう少し居ても良かったのだが、ゴールデンウィーク中でもあり、帰りの高速の混み具合が心配なことから、できるだけ早く下山するに越したことはない。

道標に従って、大阿原湿原、釜無山を目指す。こちら側も自然あふれる気持ちの良い下り道である。
しかし、すぐに道は車道と合流することとなり、興ざめであった。

車道を暫く歩くと首切り清水。おいしそうな水が竹で作られた樋を伝わって流れているが、 そばに 「飲料水ではありません」の表示、一寸残念。

大阿原湿原へは車道をそのまま進むべきなのだが、 首切り清水の向かい側に林への入口があったので、そちらに進んでみることにした。一応この道は車道に沿って進んでいるようだ。

しかし、やがて道は左に大きく曲がり、車道から離れていく。
失敗したかと思ったが、荒れてはいるもののササ原の中をまっすぐ進む道も見える。方向的にはまっすぐ進むべきなので、 少々心配しつつその道に入ってみる。

じめじめした、やや荒れた道の中を進んでいくと、サルオガセを付けた木々が目立ち始める。
櫛形山同様、この付近もサルオガセの群生地のようだ。



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