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更新日:2018.11.9

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 山での 1枚 :  大菩薩嶺 唐松尾根にて見つけた秋

大菩薩嶺 唐松尾根にて見つけた秋 2018/9/28

 WHAT'S NEW    《 2018年11月9日 記 かなりの長文ご容赦 

2ヶ月以上のブランクとなってしまいましたが、 漸く ホームページを更新することができました。
更新が遅れた理由は 2つほどあるのですが、1つは下記の大菩薩嶺登山記録のところに書いた通りです。
なお、もう一つの理由については次回の更新の時に書きたいと思います (とはいえ いつになるやら・・・)。

7月20日に登った阿弥陀岳・赤岳は、このところの夜型生活による不摂生が祟ったのか、 あるいは寄る年波には勝てないのか、5年前に 8時間で回ったコースに 12時間もかかってしまい大変ショックであった。
そして、そのショックが癒えない中、あまりの炎暑続きに本当に体調の方を崩してしまい、暫く山から離れざるをえなくなってしまう。

折角の夏山シーズンなのにと悔しい思いをしていたところ、 今度は体調が回復したにも拘わらず、小生が “ 山鬱 ” と勝手に名付けている、山に行くことが億劫になる状態に陥ってしまったのである。
この症状は数年毎に出てくることがあり、小生としては 『 またか 』 と思う程度であるが、一方で処方箋としてこれといったものがないため、 これは心がまた山に向かうのを焦らずに待つしかない。

しかし、そうこうしているうちに 8月は過ぎ、9月ももう終わりになろうという状況になると、 さすがに焦りが出始め、怠惰な心に鞭打ってでも山に行かねばという気になってくる。
上の方で “ 山鬱 ” に対する処方箋はないと述べたが、実際は山にさえ登ってしまえば心が再び山に向き始める可能性が高いのは経験で分かっているので、 とにかくイヤイヤでも行こうと決めたものである。

さて、行き先であるが、比較的近くにあり、体力的にはあまり厳しくなく、 そして素晴らしい景色に出会える山ということで大菩薩嶺を選択することにする。
大菩薩嶺は登山デビューから登り続けていた丹沢を離れての最初の山であることから、初心に返るという意味も含んでのことである。

9月28日(金)、5時過ぎに横浜の自宅を出発する。 天気予報は晴れとのことであるが、上空には少し雲が多い気がする。
いつも通り横浜ICから東名高速道下り線に乗り、海老名JCTからは圏央道へと進んで、さらに八王子JCTから中央自動車道へと入る。
本日はスカッとした快晴とはいかないようであるが、途中、岩殿トンネルを抜けて次の大月トンネルに入るまでの短い間に、 左手に富士山の姿を確認する。大菩薩嶺に登ったにも拘わらず富士山を見ることができないのでは画竜点睛を欠くことになってしまうところだが、 本日は稜線からの富士山が期待できそうである。
しかし、順調に車を進めた後、笹子トンネル、日影トンネルを抜けるたところ、前方に見えてくるはずの南アルプスの山々が雲に隠れて全く見えないではないか。 さて本日はどうなることやら・・・。

勝沼ICにて高速道を下り、国道20号線を大月方面に戻って柏尾の交差点を左折、 その後すぐに右に曲がってフルーツライン (東山東部広域農道) に入る。途中、左手に見えるはずの南アルプスの山並みはやはり雲の中である。
少し気落ちしつつも快調に車を進め、新千野橋東詰の交差点にて国道411号線にぶつかった後は、国道411号線を右に進んで青梅方面へと向かう。
そして、道なりに進みながら徐々に高度を上げていくと、やがて 『 大菩薩峠 → 』 の標識が見えてくるので、右折して県道201号線に入る。

いつも通りトイレのある雲峰寺前の駐車場に駐めようとしたところ、 丁度トイレの清掃を行っている最中だったので駐車し辛くなり、さらに先へと進んで丸川峠への分岐点にある駐車場へと進む。
その駐車場には 6時33分に到着。駐まっていた車は 3台、平日ではこんなものであろう。

身支度を調え 6時38分に出発。
このところ丸川峠経由にて登ることが多かったことに加え、雲峰寺駐車場のトイレを利用し損なったことから、 本日は公衆トイレのある上日川峠経由にて登ることにする。
駐車場から上日川峠に向かって車道を 2分程登っていくと、道が左に大きくカーブする所に 『 ← 裂石 上日川峠 → 』 の標識が現れるので、 車道から離れて山道に入る。
荒れ果てた梅林か栗畑のような雰囲気の中、右下に流れる芦倉沢沿いに進む。
道は明瞭で傾斜は緩やかであるものの、足下には石がゴロゴロしていて少々歩きにくい。

やがて、再び車道に飛び出すが、すぐ先には大菩薩嶺への登山道に続く千石茶屋の建物が見えている。
車道をほんの少し登り、座した姿の地蔵尊 ? の所から車道を離れて右に進んで橋を渡る。
渡りきった所が千石茶屋であるが、平日のためであろう茶屋は閉まっている。時刻は 6時50分。
茶屋の前を通り、右へと進む。少し下ってまた登り返し、コンクリート道を登っていくと、やがて左手に大菩薩嶺への取り付き口が現れる。
時刻は 6時54分。

ここからはいきなりの急登となり、滑りやすい道をジグザグに登っていく。
しかし、ありがたいことにその急登も然程長くは続かず、倒木の下を潜り、大きな岩がゴロゴロしている場所を過ぎれば、道は緩やかな登りへと変わる。
久々の登山であり、しかも前回の阿弥陀岳・赤岳では序盤からかなりバテてしまったので少々心配であったのだが、 大菩薩嶺はこういうコンディションの際にはもってこいの山なのであろう、全くバテることなく快調に足が進む。

深く抉れた溝の中を暫く登り、やがて小さな尾根に登り着いたところで振り返ると、 樹林の間から南アルプスが見えるようになる。今朝ほどは全く見えない状況だったのでこれは嬉しい。
下方に広がる街並みを覆い隠すようにして雲海が広がっており、その雲海の先に甲斐駒ヶ岳、アサヨ峰、仙丈ヶ岳、鳳凰三山が島のように浮かんでいる。 この光景にテンションが上がる。

そこからさらに 4分程進むと、『 第二展望台 』 と書かれた標識のある場所に到着する。 時刻は 7時31分。
どうやら第一展望台の方は通り過ぎてしまったようであるが、かつての記憶を思い起こせば、先程通過した、一旦斜面から突き出るように水平に伸びた幹が その後上方へと立ち上がっている木のあるところが第一展望台だったような気がする。
しかし、そこには標識はなかったのであった。
なお、皮肉なことに、この第二展望台は樹林が邪魔をして南アルプスを望むことができない。

ここからも緩やかな登りが続く。
やがて、『 やまなしの森林 100選 大菩薩のブナ林 』 と書かれた標識が見えてくると、道は左手上方へと登って一旦車道へと飛び出すことになる。 時刻は 7時44分。
これは、かつての登山道が崩壊してしまったために作られた迂回路であり、車道を 1分程進めば、すぐにまた登山道への入口が現れる。

登山道に入り、左右にロープが張られた水平な中を進んでいくと、 周囲はやがてササ原へと変わり、道はササの斜面をジグザグに登るようになる。その後は、再び深く抉られた溝状の道を抜けると、 また緩やかな道が続くようになる。
そして、一旦途切れたササ原が再び周囲に目立つようになってくれば、やがて前方上方にガードレールが見えてくる。
そのガードレールの下方を緩やかに右にカーブしていけば、道の先にロッヂ長兵衛の建物が見えるようになり、少し急な斜面を登って車道に飛び出せば、 そこがロッヂ長兵衛の建つ上日川峠であった。時刻は 8時7分。

まずは、南アルプスや奥秩父の山々が見えるはずのロッヂ向かい側にある駐車場へと進む。
残念ながら樹林が邪魔をして見える範囲はかなり狭いものの、先程は見ることができなかった北岳を見ることができたので嬉しくなる。
また、奥秩父方面は、甲武信ヶ岳、木賊山 (とくさやま) などが確認できる。
ロッヂまで戻り、ベンチにて暫し休憩するとともに、このルートを選んだ理由の一つである公衆トイレを使わせてもらう。
それにしても、ここまで車でやって来る人達の多いことに少々驚かされる。平日にも拘わらず先程の駐車場やトイレ左手奥の駐車場は満杯に近い状態である。 上日川峠まで車が入れる今の時期、小生が車を駐めた場所から登る人は少ないようである。

8時18分に出発。車道を離れ、ロッヂ長兵衛の脇から山道に入る。
以前は、この山道は少し不明瞭だったため、車道歩きを続けた覚えがあるが、今はしっかりと踏まれていて明瞭、歩き易く迷うことはない。
ミズナラなどの林の中、足下にはササ原が広がり、なかなか快適に進んで行くことができる。
緩やかな道が続くが、一方で、意外に次の目的地である福ちゃん荘までの距離があることに驚く。まだか、まだかと思いながら進む。
そして、漸く前方に建物が見えてきたところで樹林を抜け出し、その建物の横手を進んで福ちゃん荘の前に飛び出す。時刻は 8時44分。
ここは小さな広場になっていて、見上げれば、ササの中に岩が入り混じった大菩薩嶺の稜線が見えている。

ここでもベンチに腰掛けて暫し休憩し、この後どのコースを進もうか思案する。
大菩薩峠を目差し、そこから大菩薩嶺の頂上を踏んだ後、丸川峠経由にて駐車場まで戻ってくるのが一番効率的なのであるが、 このルートは何回も歩いているため、今回は唐松尾根経由にて登ることにする。
唐松尾根は下りにしか使ったことがなく (1990年2月10日の登山。但し、登山記録には載せていない) 登りに使うのは初めてであること、 そして石丸峠のササ原も歩いてみたいこと、そして何よりもこのコース取りをすればほぼ正面に富士山を見続けながら下ることができること 等々が理由である。

タップリと休んで 8時53分に出発。左に道を取って唐松尾根へと進む。
途中までは林道のような道が続く。また、唐松尾根というだけあって、周囲にはカラマツが多く見られる。
緩やかだった林道のような道も終わりになると、傾斜が少しずつ増してくる。最初はササの斜面を緩やかに登っていくのだが、 徐々に傾斜がキツくなってくる。
ササの斜面を小さな振幅にてジグザグに登り、高度が上がってきたところで振り返れば、樹林の向こうに山が見えている。恐らく小金沢山であろう。
やがて小さな台地状の場所を乗り越えると、その後 傾斜は緩み、歩きやすい道が続くようになる。この辺でも周囲にカラマツが目立つ。

暫く展望の無い道が続く中、途中、左手の樹林が切れて南アルプスが見えるようになる。
ここも見える範囲は狭いものの、先程の北岳に加え、間ノ岳、西農鳥岳が見えており、さらに位置を少し変えれば、悪沢岳、赤石岳、聖岳も確認できる。
道は少し登っては平らな道が現れるといったパターンが続く。
また、この辺では色付いた葉も多く見られるようになり、陽の光を浴びて赤く染まった葉が美しい。カラマツの葉も少し黄色味を帯びている。
そう、“ 山鬱 ” によって山から遠ざかっていたところ、もう山は秋の支度を始めていたのである。

この後、展望も少しずつ開け始め、これから登る大菩薩嶺の稜線の他、 小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山もよく見えるようになり、さらには本日この山からは初めてとなる富士山も見えるようになる。
富士山は五合目付近に帯状の雲があるものの、その上下はハッキリと見えていることから頂上もしっかりと見ることができ、 しかも、その後方には青空が広がっているため爽快な気分にさせてくれる。やはり山で富士山の姿を見ると心が弾む。
また、富士山の左下方には三ツ峠山も確認できる他、さらに少し進んで、小高い見晴らしの良い場所に登り着けば、十二ヶ岳、節刀ヶ岳、王岳、毛無山といった 富士山周辺の山々も見えるようになる。

道の方は、この見晴らしの良い場所にて樹林も終わりとなり、 足下は草付きの斜面に変わる。
従って、高度を上げるに連れて展望の方もドンドン広がり始めるため、写真を撮るべく暫し足が止まる。
富士山周辺では、先程見えた山々に御坂黒岳、中藤山が加わり、この大菩薩嶺の近くでは黒岳 (小金沢連嶺)、ハマイバ丸、 大蔵高丸といった山々も見えるようになる。
そして、黒岳とハマイバ丸の間の後方には、うっすらとながらも鹿留山 (ししどめやま)、杓子山も確認できる。

前を向けば、草の斜面にススキが多く見られ、その先の稜線後方には青空が広がっている。
また、登るに連れてすぐ近くにある大菩薩湖がよく見えるようになり、さらには塩山や甲府の市街地の後方に悪沢岳、赤石岳、聖岳が再び見えるようになる。 その右側の北岳、間ノ岳、農鳥岳方面は残念ながら雲に飲み込まれてしまっているものの、鳳凰三山、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳、白岩岳はよく見えている。
気分爽快、やはり山は良いものだとつくづく思う。どうやら “ 山鬱 ” は解消できそうな気配である。

足下に岩屑が目立ち始め、傾斜がかなり緩やかになってくると、 やがて稜線の一角である雷岩に登り着く。時刻は 9時50分。
ここからは左に道をとって樹林帯に入る。
そして、ほぼ平らな樹林帯を進み、最後に小さな高みに登り着けば、そこが大菩薩嶺頂上であった。時刻は 9時58分。
ここは樹林に囲まれて展望はなく、三等三角点の他、山梨百名山の標柱、そして山梨百名山と日本百名山を示す標柱が立っている。

ところで、その三等三角点であるが、三角点標石がかなり露出してしまっている。
近頃は残雪期に登っているためにこの状態に気付かなかったのだが、これでは新たに標石を取り替える必要があるという気がする。
ただ、そうなると標石を深く埋め込まねばならず、従って現在 2,056.9mとされている標高が 2,056.6m位に修正されてしまうのではないかと思うがどうであろうか・・・。

閑話休題。
頂上奥にある木の切り株に腰掛けて暫し休憩し、10時13分に出発する。
先に述べたとおり丸川峠には向かわずに雷岩へと戻り、さらに大菩薩峠を目差す。
その雷岩を 10時19分に通過し、稜線をそのまま進んで大菩薩峠に向けて下る。
なお、雷岩からの展望は抜群であるが、聖岳、赤石岳、悪沢岳はよく見えているものの、北岳を始めとする白根三山は完全に雲に飲み込まれてしまっており、 また鳳凰三山、仙丈ヶ岳の方は見えているが、甲斐駒ヶ岳は最早 雲の中である。
富士山も今や頂上付近が雲に覆われているが、この雲はいずれまたなくなるものと思われる。

平らな尾根道を少し進んだ後、下りに入る。
下り斜面に入ると、眼下にササの斜面が広がり、その行き着く先には樹林に囲まれた熊沢山が見え、さらにその先に小金沢連嶺が続く。
先程までに比べて雲が多くなってきているものの、気持ちの良い光景であり、気分が高揚する。やはり山は良い。
山に行くことが億劫と思えたここ 2ヶ月がウソのような気分である。

雲に囲まれ気味ではあるものの、狙い通り、富士山を見ながら気分良く下る。
標高 2,000m地点の標識を 10時29分に通過。
稜線の左側の景色も見えるようになり、権現山や生藤山、陣馬山方面が確認できる。
しかし、気持ちの良いササの斜面ではあるが、実際は足下に石がゴロゴロしていて意外と歩きにくい。
暫く下っていくと、やがて先の方に賽ノ河原とそこに立つ休憩舎が見えてくる。頂上が雲に見え隠れする富士山を眺めながら下り、 ケルンが並ぶ賽ノ河原には 10時42分に到着。

ここでは休まずにそのまま通過し、目の前の高みへと登る。
ササ原の斜面をジグザグに登っていくと、登り着いた所に 『 親不知ノ頭 』 の標識が立っている。時刻は 10時45分。
ここは右に進んで親不知ノ頭の頂上と思われる小さな広場へと進む。この広場からの展望も素晴らしいが、 タイミングの悪いことに富士山頂上には少し雲がかかっている。
先程の標識まで戻り、大菩薩峠へと進む。嬉しいことに、この頃になると富士山の頂上部が再び見えるようになる。
また、この辺では左側に奥多摩の山々も見えるようになり、三頭山 (みとうさん)、御前山 (御前山) の他、 この 2つの山の後方に特徴的な山容の大岳山 (おおだけさん) も見えている (この 3つの山を総称して奥多摩三山という)。

さらに下って行くと、今度は鷹ノ巣山、日蔭名栗山、高丸山と続く石尾根が見えるようになり、 鷹ノ巣山から右に下る石尾根の稜線の途中には六ツ石山も確認できる。
また、目を凝らせば、鷹ノ巣山と六ツ石山を結ぶ稜線の後方に川苔山 (かわのりやま) らしき山の姿も見えている。
そして、『 名作発想の地 中里介山作 大菩薩峠記念碑 』 と刻まれた五輪塔 ? を通過し、さらに少し進めば大菩薩峠に到着である。
時刻は 10時59分。

介山荘はそのまま通過して真っ直ぐ進み (上日川峠に戻るには介山荘の先を右折)、 熊沢山へと取り付く。
樹林帯に入り、やや荒れ気味の斜面を登る。
途中、急登が続いて息が上がるものの長くは続かず、塩山市 (現在は合併して甲州市) の立てた 『 ← 大菩薩峠 石丸峠 → 』 の標識を見た後は傾斜が緩み、 やがて尾根の一角に辿り着いて道は左に曲がり、斜面を横切るほぼ平らな状態になる。
ここからも樹林の間から富士山が見えているが、嬉しいことに先程まで頂上を覆っていた雲は五合目付近まで下がっていて、頂上部分がよく見えている。

ところで、ここにも 『 ← 大菩薩峠 石丸峠 → 』 と書かれた標識が立っているのだが、 その標柱部分には 『 熊沢山 』 と書かれている。
ただ、ここは斜面を横切る道であり、左手にはまだ高い尾根が見えているため、本当の熊沢山頂上を探すべく、道を外れて暫く尾根通しに歩いてみる。 実は、以前にも熊沢山頂上を探すべくトライしたことがあり (2010年1月)、その時は頂上を示すものが見つけられず仕舞いだったのである。
しかし、今回こそはと思ったものの、残念ながら前回と同じく東京都水道局の立てた林班界標がいくつかあるだけで、熊沢山頂上を示すものは見つからなかったのであった。 諦めて登山道へと戻る。

やがて道はササの急坂に至る。
ここからの展望も素晴らしく、美しいササの斜面が下方まで続き、その先には天狗棚山、そしてその左後方には権現山が見えている。
さらに少し下ると、天狗棚山の右後方に雁ヶ腹摺山も見えるようになり、その手前には天狗棚山から小金沢山へと続くササ原が見えている。 恐らく、あのササ原は狼平であろう。無論、富士山も見えている。
下るにつれて、展望はさらに広がり、左手やや後方には先程の奥多摩三山 (大岳山、御前山、三頭山)、そして鷹ノ巣山を中心とした石尾根も見えてくる。
ただ、大菩薩嶺でもそうであったが、このササ原の斜面は見た目の美しさとは違って、足下は石がゴロゴロしていて滑りやすく歩きにくい。

この斜面を下り切ったところが石丸峠で丁字路になっており、 左に進めば小金沢連嶺、あるいは牛ノ寝通りに至り、右に進めば上日川峠へと戻ることができる。時刻は 11時35分。
すぐには上日川峠に向かわず、まずは少し左に曲り、その後 ササ原の中に入って岩が露出している場所へと進んで暫し休憩する。
ここからは飛竜山がよく見える。となると、雲取山もということになるが、樹林が邪魔をして見ることができない。

11時45分に石丸峠の標識まで戻り、西 (左) へと進んで上日川峠を目差す。
左手には小金沢山と富士山が見えているが、既に富士山は雲にかなり隠れてしまっている。
また、前方には大菩薩湖、そしてその右後方に南アルプスが見えているものの、南アルプスも今やほとんど雲の中である。
気持ちの良いササ原の斜面を横切り、やがて道は樹林帯に入る。
最初は自然林であるが、すぐにカラマツ林に変わる。足下にはササが繁茂しており、なかなか気持ちの良い場所である。
小さなアップダウンはあるものの、総じて歩き易い道を進んでいくと、やがて急斜面の下りに入り、滑らないように注意しながらジグザグに下っていけば、 下り着いた所で林道に飛び出す。時刻は 12時13分。

上日川峠は右であるが、少し左に進んで眼下の大菩薩湖を眺める。 人造湖とは言え、スチールブルーの水を湛えた姿はなかなか美しい。
道を戻り、上日川峠へと進む。前方上方には大菩薩嶺へと続くササ原の尾根が見えている。
すぐに左手に標識が現れるので、林道を外れて樹林帯に入り、ササ原の斜面をジグザグに下る。下り着いたところには車道があり、 そこには小屋平 (石丸峠入口) のバス停もある。時刻は 12時30分。

車道を横切って再び樹林帯に入り、さらに下って行くと、 いきなり川に突き当たって道が途切れてしまう。
川幅は結構あり、石伝いに渡ろうにも適当な石は見つからず、水量も結構ある状況なので、渡渉せねばならないのか と驚いていてしまう。
このルートは逆方向からではあるものの数回通ったことがあるのだが、渡渉したことはないのでおかしいと思いつつ周囲をよくよく見渡すと、 川岸を左に進んだ所に、上部が平たくなっている石が並んでいる場所が見つかる。
しかもその場所に行ってみると、そこから石丸峠方面に向かって丸太横木の階段まで設置されているではないか。 どうやら、途中で正規の道を外れてしまったようである。

上部が平たくなった岩を伝って難なく向こう岸まで渡り、再び樹林帯に入る。
ここからも道はしっかりしているが、上日川峠までは結構長い。
途中、12時43分に 石マラ (男根に似た石) を通過する。かつて石丸峠には子授けの神として立派な 石マラがあり、 子供を授かりたいと願う女性たちが願をかけに登ってきたとのことで、石丸峠の語源はその石マラから来ているとのことである。
但し、現在、石丸峠には石マラはなく、この大菩薩館跡に近い登山道に 3代目となる石マラが置かれているのである。

その後、何回か小川を渡り、最後は緩やかに登っていくと、やがて上日川峠である。 時刻は、13時丁度。
朝方と同じくベンチに腰掛けて暫し休憩し、13時10分に出発する。車道を少し下り、今朝ほど登ってきた道に入る。
途中、今朝ほどは気付かなかった珍しいものを見かける。1本の大きな栗の木が途中で二股に枝分かれしている所から、 コハウチワカエデが生えているのである。カエデの種が栗の木の二股に分かれた場所に落ち、そこから生長したものと思われが、 根が栗の木の幹にしがみつくように伸びている。このカエデの生命力にはビックリである。
その後は順調に下り、千石茶屋には 14時5分に到着。そして駐車場には 14時16分に戻り着いたのであった。

本日は、“ 山鬱状態 ” にある中、それを打破すべくかなり無理をして 大菩薩嶺に登ったのであったが (朝 ベッドを出る際も気が乗らない状態であったのだが、心に鞭を入れてとにかく出発した)、 来てみて正解、登って正解、山の良さを実感し、どうやら “ 山鬱状態 ” は克服できそうである。 やはり “ 山鬱 ” の解消法は山に登ることであることを実感した山行であった。
一度山に登ってしまえば、山に対するワクワク感も戻ってくるはずなので、これを機に、またしっかり山に登り続けたいところである。

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 更新記録

 11/9 いまさらではありますが簡易登山記録に 阿弥陀岳、赤岳 を掲載しました。  
 8/28 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 芋木ノドッケ、雲取山 を掲載しました。
 7/25 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 芋木ノドッケ、長沢山、天祖山 を掲載しました。
 7/4 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 天目山、蕎麦粒山、川苔山 を掲載しました。
 6/13 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 天祖山、酉谷山、天目山 を掲載しました。
 5/26 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 鷹ノ巣山、六ツ石山 を掲載しました。
 5/6 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 鎌倉散策 (祇園山) を掲載しました。
 4/24 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 天狗岳 を掲載しました。
 4/11 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 川苔山 を掲載しました。
 3/21 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 御前山 を掲載しました。
 2/18 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 三頭山 を掲載しました。
 2/7 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 大岳山 を掲載しました。
 1/21 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 雲取山 を掲載しました。
 2018/1/8 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 天狗岳 を掲載しました。
 11/24 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 鎌倉散策 (源氏山) を掲載しました。
 11/11 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 大弛峠−甲武信ヶ岳 を掲載しました。
 10/25 かなりの古新聞ですが簡易登山記録に 編笠山・権現岳 を掲載しました。
 10/4 古新聞ですが簡易登山記録に 雁坂嶺・破風山 を掲載しました。
 9/21 簡易登山記録に 小太郎山 を掲載しました。
 9/11 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 天狗岩 奥千丈岳 を掲載しました。
 8/1 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 白岩岳 を掲載しました。
 6/27 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 蝶ヶ岳 を掲載しました。
 6/7 古新聞ですが、簡易登山記録に 乗鞍岳 を掲載しました。
 5/21 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 鎌倉散策 (六国見山) を掲載しました (△1: 5/24 本番状況を追記)
 4/30 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 塔ノ岳・鍋割山 を掲載しました。
 4/1 古新聞ですが、簡易登山記録に 水晶山・古礼山 を掲載しました。
 3/19 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 大山三峰山・大山 を掲載しました。
 2/20 古新聞ですが、簡易登山記録に 山王帽子山 を掲載しました。
 2/8 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 檜洞丸 を掲載しました。
 1/28 古新聞ですが、簡易登山記録に 白沢峠 笠取山 を掲載しました。
 2017/1/9
簡易登山記録に 北横岳 を掲載しました。
 12/24 簡易登山記録に 金峰山 を掲載しました。
 12/13 古新聞ですが、簡易登山記録に 鎌倉散策 (衣張山) を掲載しました。
 11/22 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 奥大日岳 を掲載しました。
 11/3 古新聞ですが、簡易登山記録に 立山 を掲載しました。
 10/22 古新聞ですが、簡易登山記録に 乗鞍岳 を掲載しました。
 10/8 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 甲斐駒ヶ岳 を掲載しました。
 9/20 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 針ノ木岳、蓮華岳 を掲載しました。
 8/21 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 爺ヶ岳 を掲載しました。
 7/30 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 白毛門・朝日岳 を掲載しました。
 6/29 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 木曽駒ヶ岳 (上松Aコース) を掲載しました。
 6/10 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 鎌倉アルプス II を掲載しました。
 5/28 古新聞ですが、簡易登山記録に 和名倉山 を掲載しました。
 5/15 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 十石山 を掲載しました。
 4/29 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 天狗岳 を掲載しました。
 4/14 古新聞ですが、簡易登山記録に 地蔵岳 を掲載しました。
 3/26 古新聞ですが、簡易登山記録に 大山三峰山 を掲載しました。
 3/16 古新聞ですが、簡易登山記録に 鉢伏山 を掲載しました。
 3/5 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 杓子山、鹿留山 を掲載しました。
 2/25 古新聞ですが、簡易登山記録に 三ツ峠山 を掲載しました。
 2/15 古新聞ですが、簡易登山記録に 相州大山 を掲載しました。
 2/9 古新聞ですが、簡易登山記録に 塔ノ岳、丹沢山 を掲載しました。
 1/30 古新聞ですが、簡易登山記録に 塔ノ岳 (尊仏岩跡) を掲載しました。
 1/16 古新聞ですが、簡易登山記録に 竜ヶ岳 毛無山 を掲載しました。
 2016/1/6
かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 竜喰山 を掲載しました。    

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