入笠山・釜無山登山( 縦走中の最高峰は釜無山:2,116.5m ) 2007.05.04 登山



【PHOTO & 記録 入笠山・釜無山登山 6】


順調に辿り来た道を戻り、やがて登山口に近づいた時、右手 樹林越しに 八ヶ岳が見えた。

そこは林の縁になっており、その先には林道もあるようである。
そこで、八ヶ岳をもっと良く見ようとササ原を突っ切り、林道に飛び出したところ、 林道の反対側は斜面になっていて、そこから 八ヶ岳の主な山々を一望することができたのであった。
右端の三ツ頭から始まり、権現岳、そして一際目立つ 赤岳へと続き、その左に 阿弥陀岳が大きい。
阿弥陀岳の左には硫黄岳の白い姿が目立つ。その左には峰の松目、そして 天狗岳と続いている。
その光景は雄大の一言である。

暫し素晴らしい景色を堪能した後は、登山道には戻らずにそのまま林道を進んだ。
すぐに閉ざされたゲートに突き当たり、ゲートを脇から抜けるとやがて釜無山登山口の標識のある場所であった。

後は延々と林道歩きである。
周囲を見渡せば、斜面の木々にサルオガセが目立つ。

10時53分、大阿原湿原入口着。

このまま素通りしようと思ったものの、まだ時間はタップリあることから一寸覗いてみることにする。
まだ山は春浅いことを割り引いても、湿原という雰囲気はない。
何遍も言うようだが、陸地化が進んでいる老化湿原ということである。
水辺は急速に埋まり、やがてここも単なる原と化すのも近いことであろう。

木道を進み、やがてこの大阿原湿原の周回路を左にやり過ごしてテイ沢沿いの道を下る。
ここでもサルオガセが目立つが、あまりにビッシリと木に取り付いている姿はなぜか嫌悪感を抱かせる。

テイ沢沿いの道は良く踏まれているが、標識は全くないので、 このままどこに辿り着くか些か不安になる。
地図で確認すると、どうやら 入笠山の反対側、戸台からの道と合流しそうである。
戻るのも面倒臭いし、また 戻っても大阿原湿原から沢入まで、延々と林道歩きが待っていることから、 ここは思い切って先に進むこととする。

何度も沢を渡ってはまた渡り返すことが続く。
沢に掛かる橋もやや朽ちかけているのが気に掛かる。

果たして思惑通りに車道に出るのかと心配になってきた矢先、突然、 沢の中に人が立っているのに出くわした。
ビックリである。
何やら沢の周辺を掘っている様子だったのだが、聞けばサンショウウオを探しているとのこと。
ついでに、この道を辿れば道路に出るかと尋ねると、もうすぐ道路とのこと、一安心であった。



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