良いお道具を手に入れる`01/2---追補(1)

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鍋屋金物店のちょっとレトロな在庫品:ちょっと本題とは外れるが追加`04/3/13
津久井町商店街のチラシに掲載するということなので、折角だからWebでも発信することにした。

五徳、瀬戸物の湯たんぽ、トタンじょうろ、亀の子束子、ネズミ捕り板、木製洗濯板、火(炭)熾し、アルミ弁当箱、木の蒸篭、飯櫃、トタンバケツ、吊り下げ手洗い器、すし飯台、鉄鋳物かまど、銅の鍋、南部鉄大型鍋、鉄瓶、肥後の守ナイフ、共柄鉈(鉄の柄)、臼くりチョウナ、竹箕、竹ひご引、芽接ぎナイフ、ピンキング鋏、鉄の倉庫錠、麻、へちま束子、いろり扇渡、白山陶器の醤油さし、フランスの鉄鍋(ル・クルーゼ)、木屋の鰹節鉋など

 全部が全部、昔の製品というわけではない(五徳はプレスものだった様な気がする。でも真鍮のガッチリした五徳が8千円位である。これは良い)が、最近流行のスローフードスローライフ(何のこっちゃ?)に合ったものが沢山ある。山の中に掘っ建て小屋を建てて、外にトイレを作ったら(コンポストorバイオ浄化式のが良いねえ)吊り下げ式手洗い器が正しくピッタリ? そして和式掘っ建て小屋?には、鉄の鋳物の竈が取り敢えず手っ取り早い。電気なんか無いから洗濯は洗濯板でゴシゴシだ。それから冷え込む時には湯たんぽだね。トタンのものより瀬戸物の方が高級。40年くらい前はそんなもんだったよねえ。そして囲炉裏に火を熾して、鉄鍋で煮物。それには鰹節の削りで出汁を採るには削り節鉋が必用でしょう・・・削り節鉋はチャッチイのだと使いにくかった記憶があるが、木屋の製品は、木の箱が歪まなく長持ちする上、鉋の刃が大工用のものと同等の上等の鋼を使っているのでズーッと使えるそうだ。

 こんな話を今更時代錯誤と思う人もいるかも知れない。でも、わたくしめは一昔前の不便な時代に戻ろうなんて事は言っていない。第一戻れるわけがない。確かに今の資源食い潰しに傾いた力尽くのテクノロジーには批判的(研究所相手の仕事を長年やってきたのだが、大勢としては目先の事しか見えていないメンタリティの人が多い)だが、そうではなくて“哲学を持ったテクノロジーの進歩”は大歓迎だ。あらゆる分野で素晴らしいものも沢山生まれているが、こういった自然に即した生活に直ぐに役に立ちそうなもので欲しいと思うものにこういうものがある。
 ご存じの人も多いと思うけれど、神鋼電機の小型風力発電機だ。これは昨年の春(2003)に発表された途端評判になっていて、資料請求したが対応に追われていたそうで、なかなかカタログが届かなかったものだ。詳しくは神鋼電機のオフィシャルWebサイトをご覧頂くとして、興味を惹いた点は以下のことがある。
・一般家庭で手が届く価格帯ながら実用的な発電力がある。
・風速4m/s、2m/sの風から起電する(機種によって異なる。2m/sは木の葉がそよぐ程度、4m/sは木の枝が揺れる程度だそうだ)。風速12m/sの風(電線が唸るぐらいらしいからこれは結構厳しいけど)で340W,760W,1360Wを安定発電する各機種。それぞれ本体が昨年貰った資料だと、30万円弱、40万円弱、60万円弱となっている(他に支柱とか工事費が必用)。※但し消費電力が300W以上のものは使用出来ない。
・回転音が静か:プロペラ型のものは回転音がウルサいが、神鋼電機のものは、縦にローターが何枚も付いていて筒状に回転するので静かな為に住宅街でも使用可能となっている。よってこの形状の為にもプロペラタイプのものに比べ安全性も高い。
・バッテリーには容量の範囲で充電されるが、発電機からの電気と商用電源は別回路になる。オプションで切り換え器は用意されているが、切り換え時には電気は切断される。
・ソーラー発電とのハイブリッドはまだ実現段階ではまだない。
 これは、この風力発電機のみに依存することは無理だろうが、運用方法によっては充分実用レベルにある。そんなの電気に頼った生活でなければいいわけだ。PCもモニタに横縞が入るとなっているが、商品電力の少なくバックアップバッテリーが最初から装備されているノートPCなら運用出来る。その他家電製品が運用の範囲内にある。これで太陽光、又は小型水力発電器と併用出来れば山の中での暮らしにも光明が差す。何れ他の発電方式とは併用できるようになるだろうから、自家発電のみでも質素な生活だったら間に合う様になるかも知れない。
 こういったものと併せて、昔からの自然の中での暮らしの智慧を取り戻せば、食べることだけに追われる生活ではなく、これら創造的なテクノロジーと昔からの日本人の智慧をアウフヘーベンした、自然の中で生かされていることを実感出来る生活が成り立っていくのではないだろうか。

 三浦半島の葉山に住む友人が薪ストーブ用の薪を買うと高いからと言って、わざわざ木を採りに来た。切り倒してあったものを長さを揃え、枝を片づけてから運び出す。
 それにしてもキノコも山菜も少ない山だった。やっぱり下刈りをして手入れがされていないとダメだね。
 それに犬も人も入れないような密生したところが多いからイノシシの楽園になってしまっていて、夜中にバキバキと徘徊している。
 以前住んでいたところの裏山は放ったらかしの為、日が射さなくなるので地主さんにお願いして、木を切っても良いことになっていた。木楢が多かったので、知人がキノコ用のホダ木にも採りに来た。
 その彼は人生計画通り50歳を前に大手銀行を退職しキノコ栽培業に転身。始める前から販売ルートを確保してあり、今では何カ所も借りてキノコ栽培を行い大繁盛。ホダ木も何千本も仕入れている。他にマンションやアパートも経営していている事業家だ。銀行在職中から何年も山造りの講習に通い、近隣の山でも実践を重ねた。でも、鉈の研ぎは下手だ。
 うーん、それにしても元銀行マンはしっかりとした足取りで夢を実現している。彼の夢は、大きなキノコ山を造って、家族でキノコ狩り楽しめるキノコ園経営だ。


 それには、街場での生活をしつつ、山に土地を手に入れるか、または借りるかして、実験的に試してみるのが宜しかろうと思う。リタイヤした後に、いきなり大金を掛けて、ろくなリサーチもせずに縁のない土地に入っていくことは相当なリスクを伴う。これはビジネスをやってきたり、勝負をやってきた人間には考えられない思考方法だ。我々街で育った人間は、緑が有れば大自然などと勘違いして手放しで喜ぶが、針葉樹の植林山なんて下草も無くキノコも山菜も出ない。獣も住まないし微生物も不活性。山そのものが死んで不活性なエネルギーしかないんだから、そんなところの中に住んでしまったら花粉だけの騒ぎじゃあない。そういう自然を見る力のない人間が、不動産屋に乗せられて田舎に移り住んだ日にゃあ、引っ越しをしたくなる日ももう間近だ。それに、人が住むところを選ぶには不思議と縁と言うものがあって、何処にでも住んで良い訳じゃない。その土地の人と合うか合わないか暫くつき合ってみなけりゃ解らんし、田舎の人はいい人が多いけど、見てる世間が狭かったり今の世の中の意識変革の流れとは逆行している人も多い。それに平気で山や川に生活ゴミを捨てている“いい人”が多いんだ。
 ところで、自分は田舎暮らしの本という雑誌を興味を持って創刊号の頃から読んでいたが、最初は田舎暮らしの讃歌ばかりだったのが、やがて失敗例が体験として載せられる様になった。都会人も田舎の人もそれぞれに学習した様だ。そして田舎の物件も信じられないくらいに高騰した。商売になるだけ田舎志向が強くなったことを表しているわけだが、都会者の田舎への新規参入にはだんだん厳しくなっている。
 だから、エコロジカルな生活システムを復活させたいとか、農的な生活をしたいとか、はたまたスローライフなどといっている、有る面理想に満ちた、そしてこれからの時代に必用な生活スタイルを確立していくにはステップを踏むべくお試しという期間が必用だと思う。それは、リタイヤしてから行うものではなくて、体力気力もある早い段階から徐々にやってみる、山と街の二重生活をしてみるなどを行い色々なことを学習しながら、自分に合った方法論を確立していくのが、結局は急がば回れという格言を実感出来るかも知れない。

 そして、その実験の場となるところでは、この鍋屋さんにおいてあるような昔から有る道具も必用になってくるのである。我々が生きていく上で最低限の施設では、近代文明の動力が無くとも取り敢えず成り立つものであるということを実感出来ることによって、地に足が付いた本当の意味での生きる自信が身に付いていくのであるから、初っぱなからやみくもにお金を掛けて身を守るドンガラを作るのではなく、少しの手間を掛けて後は智慧と工夫で食と生活を成り立たせていくことが大事なのでは? それに小さなステップで気楽にやれば、失敗も楽しみながら受け入れられるしね。また、時間が解決してくれることもある。他のページにも書いた危険を伴うエキストリーム的な遊びもそうなんだけど、日本人はリスクマネージメントの感覚が身に付いていない人が多いようで、(最後は)エイヤ!でやってしまうような感じが多い。結局、他人がやっているからとか、お上が保証するといっているからとか、メディアがこう言っているからとかで、自分の判断でなく他人任せの自分自身の行動を自分自身に負わせないマインドコントロールされた人間が多いからだと思うのだが。そういうところから早いところ抜け出さないと日本の先行きは暗いね。

 話はずれたが、これからの時代は、いろいろな意味で“軽く”保つというのがキーになってくるから、自給的な体制を進めていくのが望ましいと思う。それには、こういったものと、最新テクノロジーとを上手く組み合わせていくことを念頭に置いてみては如何だろう。別にわたくしめは鍋屋さんの営業をやっているのではなく、我々の新しい文化を確立させていきたいし、昔の日本の智慧の伝承も学びたいことがある。それも大金を掛けずにだ。だから鍋屋さんの様なお店や、リサイクル屋(なんでも置いてある様な)が好きなのである。そして知った事を他人に言いたい人間なので、それが高じてこんなページを作っている。内容どうこうはブラウズされる方が判断して頂くとして、少しでも多くの方が、こういったマーケットのものを求めれば、消えてしまいそうな“智慧の籠もった製品”の供給を長引かせるお役に立つかも知れないし、そしてそれは回り回って気づき目覚めた人達にとっても何処かで役に立つことになるかも知れない。

 なんて、そんなお堅い話ばかりでなく、昔の製品の中には手間を掛けて作ったクオリティの高いものや、智慧や工夫が籠もったものが多いので見ていて楽しいし使って納得。その様な質の高い造りの物が出来た理由には、昔は時間に余裕があったことも一つの要因だろう。勿論、現代の製品にもクオリティの高いものがあるが、生活に密着したものだと石油製品が多いので、どうしても質が落ちる。
 またそういうことだけでなく、石油製品は静電気を帯電したままになりやすいので、我々の住環境の電気的な場を乱す。これは生体にも悪影響を及ぼすし、また食品などに対してもプラスイオン化、つまり腐敗、酸化傾向にもっていきやすいことになる。昔から漆器が器に使われていたのは、例えば其処に果物を乗せておくと長持ちするということも古人は気づいていたはずだからだ。漆器は絶縁体なので、器の中の電気的安定化に対して有効だからだ。こう言ったことは、木造住宅、土壁や土間などにも言える。土地柄にも依る様だが、しっかりと作った土間なら、置いた野菜が腐りにくいなどの傾向がある。こいうった基本的なことが忘れ去られていて、体調が悪いだの、若者が切れるだの言っているのが今の時代だ。

 結局、それは今の大人が悪いからだ。山や田舎でもすれ違った年寄りに挨拶しても知らんぷりの人が多いのに驚く。ゴミを平気で捨てるしね。年輩者しか行かない様な山菜キノコ採りの山の中に、空き缶空き瓶(ビールや日本酒のものも多い)、お菓子や弁当の器などが捨ててあるのは驚くね。それに登山道も飴の包みとかが結構落ちている。こんなフィールドに行く人達であれば、今の若い人達の方がよっぽどお行儀がよい。現代の様な自然をボロボロにしてしまったのは、今の年寄り達であり、それは直接的にであれ間接的にであれ、また他動的にやらされたとは言っても、それを受け入れたのは事実である。
 その責任を取らないで年金でのうのうとしているんだから(とは言っても彼らは自分たちで積み立てたお金なので他人がとやかく言うことではないのだが。国が回収出来ないODAとかいろいろな無駄金にズーッと以前から使い込んでいたから年金基金とか郵貯が流出して回収出来なくなっているだけ。やっと最近になってそれが多くの人の知るところになったんだけど、未だに今払う人間が年金を支えているなんて言う嘘を真顔で言うやつが多いのにビックリだ)、ちっとは懺悔して贖罪する行動を起こして欲しいと思う。また今の社会で力がある立場の団塊の世代の人間も自己中心的な人間が多い。その世代の人間ですら嫌な奴が多いと自ら言う。パワフルな面白いキャラクタの人間は確かに多いのだが、自然破壊も平気だったり、またエコロジカルと思われる人間でも、自分の視野の範囲外はガンとして受け入れないほど頭も心も固い自我が強い人間が多く、建前は美しいことを言うが結構破壊的なことに携わっていたりするケースも多くある。

 今はもう既に時代が変わってしまい、人間も二極分化して堕ちていく人間と進歩している人間の方向性がまるきり違ってきている。それは見た目だけでは解らないが、若い子達には、今の大人達より遙かに精神レベルの高い違う次元の存在も多い。ただ、混沌とした社会とろくでもない大人達の中で方向性が定まらない人達が多いから乱れている様に見えるだけだ。故に生き方に誇りが持て、方向性さえ定まれば、ガラッと変わり途轍もなく良い社会を創り出せる可能性を持っていると思うのだがどうだろう。

 10年弱インターネットで商売をやってみて実感するのは、マーケットは一階層でなく多層にレイヤーがあり、自分の発信する内容に呼応して、自分にあったお客さんとの出会いがあると言うことだ。これは価格が勝負の短命ジャンクな商品を売り飛ばして儲ける商売ではなくて、良いものをノウハウ付きで責任をもって販売するというケースに於いてである。発信している内容にによって返ってくるものが違うと言うことは、誠意をもってやっていれば良いお客さん達に出会うと言うことである。だからトラブルも殆ど無いし、嫌な想いをしたことも少ない。あるとしたら、自分の自腹を切って得たノウハウを盛り込んだWebの商品サイトのディジタル情報を、金儲けだけのタダの商売人が、内容や画像を平気でパクって行ってそのまま利用し、警告してもそのまま使っているという、摩訶不思議な種類の人間が居ることを学んだ点だ。
 でも、賢いお客さん達はそれを見抜く力があるのも解った。だから、自分がどんな人達と付き合いたいかによって商売の仕方、発信の仕方を変えればよいのである。

 その様なこともあり、若い人達でもこういう智慧や工夫に興味があれば、賢い年寄りを選んでお付き合い願い、日本の智慧の継承者となって欲しい。魂が未熟で思考の粗い人間達とは、同じ空間に生きていても、自分自身がしっかりして良きエネルギーを発信していけば、さして縁が出来ないものなのである。そこで、良き方向を目指して気づいた人同士が、有機的なネットワークをもって少しずつでもステップを進めていくのが大事である。その力を貰うのは、大地の持つエネルギーを心身に流入させることだし、大地と共に生きてきた昔の人の知恵が籠もった道具から高い精神性を受け取る事も一助になるだろう。頭も心も柔らかく手間を惜しまずに楽しそうなことをやってみれば、得るものは何かしら有る。人間は道具使いの動物である。ならば良い道具を選んぶこと、またその道具の存在理由、こめられた智慧を受け取ることから始まるのではないだろうか。

囲炉裏扇渡し:囲炉裏の角に設置して使用する。囲炉裏があったら欲しい一品。囲炉裏がある家に住みたいものだ。

 

白山陶器醤油注し:名の通った醤油注し(差し)だそうだ。

 

 

亀の子束子:同じ束子でも純正“亀の子”ブランド、棕櫚(シュロ)のしなりがいい感じ。これは一番小さいもので250円(同じ亀の子製の大きいものより価格が上)。キャンプ(野宿?)グッズの中に入れておくのに丁度良いので購入した。

アルミの弁当箱三種:冬場にこのままストーブの上に置いて温められるので便利だった。でも、個人的にはアルミは身体に良くないと思っている(調理器具の材質について`99)ので実用的にお薦めしない。
上記のリンクは鍋の材質によって
料理の味が変わる話を書いてみたので良かったら観てくださいな。

 

吊り下げ式手洗い器:ちょっと昔、お手洗いにはみんな此があった。日本人の清潔好きが表れている製品。
 下部にある金属の棒を手で押し上げると水が出るわけだが、高速道路のSAのトイレにある自動で水が出る洗面台と同じ事だね。

 

 

ネズミ捕り板:むか〜しからあるネズミ捕獲器。
今は、置いてあるところが少なく、探している人も多いとか。

 

 

 

大型の南部鉄の鍋:岩鋳ブランド。昔からの定番。この南部鉄製品は日本の伝統に則って漆の焼き付け塗装が為されている。33cmで15000円程度とさして高くない。またファミリーパンなどの商品名で、今で言うスキレットも各種ある。鋳物のスキレットは優れものなので料理が美味しい。別頁の調理器具の材質について`99にもその件について詳しく記載。鍋屋にもファミリーパンなどのサンプル在庫あり。

 この所、家では鋳物のフライパン類が重宝していて、料理が美味しく出来るものだからエスカレートして道具がドンドン増えている。上記左側のリンクのアルミは身体に良くないどうたらこうたらのページに沢山書いたので詳しくは其方に譲るとして、鍋屋さんで前記の岩鋳ブランドのカタログを見せて貰ったらしっかりとラインナップが載っていて、欲しい鉄鋳物のフライパンが全種類載っているではないか。近所でも買えるわけね。今はインターネットで買う方が此の手のものは安いのを親父さんはご存じだからきっと安くしてくれるだろうから今度買おうと思っている。
 此の鋳物のフライパンは二つあると片方を蓋として使うのだが、空焚きしてチンチンに焼いておくと天火にする事が出来るので料理の巾が非常に広くなるのが特長だ。大きなものはロッジのダッチオーヴンのシリーズのスキレットでやっているが、お客さんにそのまま出せる様な小さなフライパンは此は此で便利なのだ。今は100スキと言って100円ショップで売っている(売っていた?)14cmの鉄の鋳物のフライパン(スキレット)が大流行で、インターネット上に同好の人達のWebサイトが開かれているくらいだが、これはもう何処にも置いていない様だ。わたしも11軒ダイソーを回って、その内2軒で7個を買えただけ。なので、もうちょっと造りの良い此の岩鋳のフライパンを買おうと思っている。
 さて、先の100スキクラブだが、掲示板を拝見していると若い方が多い様だ。それも男性が多い。そういう方々が、この鋳物の調理器の良さを実感しているという現象はとても面白いし有意義だと思う。道具によって料理の味が異なることを改めて認識して身体が喜ぶものを召し上がって欲しい。文化というのはそう言うところで継承されていく部分もあると思うんだけど如何。

木屋製鰹節削り:これは中級品で筺がアメリカ檜となっていた。9000円くらい。この上のクラスは筺が桐製。最上級のものは欅で、刃は鉋鍛冶のもの。21000円くらいだったと思う。

中級品の鉋の刃:台も刃もしっかりしたものである。
実用的にはこれで充分なのではないだろうか。商品の梱包の中には、この刃で削った木の切り屑が入っていた。

 木製の洗濯板小650円、材質はブナ。洗濯機だけだとこびり付いた汚れが取れない場合には此でコシコシと擦るべし。
 うちは全自動だと思う様に洗えないので二層式に変更。また、合成洗剤は使わずに粉石鹸のシャボン玉製洗剤を使っている。自然に対してはモアベターであるものの、汚れの落ちは今一だ。その時にはこの洗濯板が役に立つ。

※つい先日シャボン玉洗剤が切れていた為、GFが持ってきていた合成洗剤を10数年ぶりに使ってビックリ。良く落ちるのね〜。でも、それだけ川までの行程で微生物も殺したりして水を悪くしているんだろう。こんな凶悪なものは、たまにだけ使うことにしよう...って。(^^;;


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