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D7 type【D7型】
戦艦の型の一つ。クリンゴンが銀河中を遠征して恐怖をふりまいていた時代に、最も一般的だった艦船。現在では、その改良型であるクティンガ級にとって代わられている。ロミュラン星帝国との軍事協定で、彼らの隠蔽技術(透明化技術)と引き替えに、この戦艦あるいはその造船技術をロミュランに提供していた。

また、D7という名称は、交戦時代にその原語名を知ることの出来なかった連邦側が、仮に付けたコード名であると思われる。


death ritual【死の儀式】
同胞の死に際してクリンゴン人が行う儀式。息絶えるまで目を覗き込み、死を確認すると、上を向いて激しく吠える。クリンゴン神話によれば、勇敢に死んだ戦士天界に行き、そこでケイリスと酒を酌み交わすことが出来るという。地球の北欧神話によく似ている。咆哮は戦士の死を天に知らせるためであると解釈されている。死んだ後は、遺体はただの抜け殻として放棄される。

ゴルコン宰相が死ぬ際にはこの儀式は行われなかった。これは、彼が戦士ではなかったからか、あるいは和平を求めて暗殺されるという死に方がクリンゴンにとっては不名誉なものであったからか。


discommendation【非難・誹謗】naDHa'ghach
名誉に反する行ないをした者には、これが言い渡され、当人のみならず一族全員が名誉を剥奪され、一族七代にわたってクリンゴン社会から黙殺される。この状態から復帰するには、著しく名誉ある行動を成して、naDqa'ghach「再賞賛」(re-commendation)を受けることが必要である。

ウォーフは、父モーグがキトマーの虐殺でロミュランを手引きしたという罪で彼の一族が名誉を剥奪されることを、生き別れの弟クーンから聞き知る。全くの濡れ衣でありながら、当時の帝国内の情勢によって一度は父の罪を認めざるを得なかった[TNG: Sins of the Father]。その後、ガウロンの総裁就任を手助けすることによってこの「汚名」を晴らした[TNG: Redamption I]。

詳細は不明であるが、ヴァルクリスがジェネシス情報の入手に働いたのも、一族の名誉挽回のためであったらしい。


disruptor【ディスラプター】nISwI'
クリンゴンやロミュランで使用されている携帯武器。一種のエネルギー発射装置。ライフル型やピストル型等各種ある。ディスラプターは直訳すると「分裂装置」。同名で旧式のものは音波式であった。
d'k tahg【ドゥクタグ】Daqtagh
クリンゴン戦士の使う伝統的なナイフ。主刃の両側に更に二つの小刃が飛び出す様になっている。柄の先にはとげの付いた球面があり、これも武器になる。フェイザーや光子魚雷等の科学的な兵器の発達した時代にあっても、クリンゴン戦士たちは古来からの武器による戦闘訓練に余念がない。

過去の記述現代の公用語にはd'k tahgに当たる言葉が見当たらず、単にSuvwI' taj(戦士のナイフ)と言われる。d'k tahgはおそらく現公用語とは他の言語であろう。
修正現在ではKLINGON CD-ROMでDaqtaghという語が紹介されています。



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更新情報

1996.9.6現在のレイアウトに変更。
1997.2.9d'k tahg【ドゥクタグ】Daqtaghの項を修正。

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