「セカンドモーニング」
いいですねえ。「ファーストタイム」から1年、確実に成長したモーニング娘。の世界が味わえるアルバムになりましたね。おなじみの曲から新作まで、どれも娘。の色々な側面が垣間見られて早くもお気に入りCDになりました。勿論つんくさんの歌詞の面白さというのも魅力で、特に「乙女の心理学」でのメインの圭ちゃんを意識した歌詞はたまりません。聴きながら圭ちゃんを思い浮かべて思わず笑ってしまいます。
曲も勿論ですが、更に魅力的なのは何といっても初回限定版のトレーディングブックレットでしょう。■■■■■■■の7種類で、しかもそれぞれ微妙に内容が異なるということで、かくいう私も全部集めてしまいました。買う前に色の確認が出来るかどうか疑問だったけど、意外に簡単に出来るんだね。じっくり検討してから買いました。特に、タワーレコードのポスターにもなっている■2頁めのなっち姉ちゃんはとてもカワイイ!最後にある「首だけショット」も7種類それぞれの違いを比較しながら楽しめます。
HMVバージョンのブックレットもいいですね。つんくさんのコメントがまた笑えます。終わりには歌詞のパート割りまで記してあって参考になります。
CD EXTRA版も早速入手しました。ブックレットの代わりにCDにスクリーンセーバーの機能がついていて、視覚と聴覚の両方で「セカンドモーニング」の世界を味わえるというのが魅力です。それにしてもこれだけ全て揃えると、幾らになるんでしょ?
これからイベントや写真集の発売もあるというのにきっついなぁ。間違いなく今月は赤字・・・!
永六輔さんがラジオで「いまの歌には、ふるさとと家族が無い(私とあなたの世界に終始している)」とおっしゃってました。けだし名言です。そう、これこそモーニング娘。の人気の要因を読み解く鍵なのです。モーニング娘。にはそのものずばり、「ふるさと」があり、「家族」への愛着がある。「ふるさとと家族が無い」歌が主流を占めているなかで、このことは非常に画期的だと思います。モーニング娘。は各メンバーの可愛らしさや面白さが大きな魅力であるのは勿論ですが、それだけでは単なるアイドルグループに過ぎません。やはりこの「ふるさと」と「家族」を感じさせるところに単なるアイドルグループとしては片付けられない、モーニング娘。という存在の「重み」があるといえるでしょう。アーティストを目指すモーニング娘。の生きる道は、ここにあるということは今後も忘れずにいてほしいと願っています。