塩化ビニール汚染地帯を往く 2001/04- |
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先週の捕獲盤 ディスクユニオン新宿にて、ノーザン・ソウル関連の中古CDを発掘。以下の6枚をゲット。 VARIOUS / NORTHERN SOUL FLOORSHAKERS! (MUSIC CLUB / MCCD 236) VARIOUS / GROOVESVILLE REVIEW
(GOLDMINE / GSCD 121) VARIOUS / WIGAN FOREVER (GOLDMINE / GSCD 89) 以上で、7900円(税抜)。 ●6月1日 会社帰りに久々に片山レコードに今回のオークションで捕獲できた盤を貰いに立ち寄る。 THE STEINWAYS / MY HEARTS NOT IN IT ANYMORE / YOU'VE BEEN LEADIN' ME (OLIVER / OLR-2002) SANDY LINZER & DENNY RANDELL作、CHARLES CALELLOアレンジの表は、オールド・スタイルのノーザン。64、5年頃の作品か? 古臭さを感じさせますがシミます。最近はアップ・テンポの裏の方がスピンされるらしい。リードをとっているのはフランキー・ギアリング。この後、DATEレーベルにグローリーズの一員としてレコードを吹き込み、ハイに移ってあのクワイエット・エレガンスのメンバーとなるんですよね。聴き比べてみると、バックは変われども彼女のヴォーカルの強さはどの時代も同じような気がします。 GIP ROBERTS / HUNCHIN / SAME (T.C.B. / 758) デイヴ・ハミルトンのレーベルからの1枚。70年頃の録音でしょうか。ゆる〜いファンク。KENTのデイヴ・ハミルトンのコンピCDの1、2ともに収録されていない。 で、この盤かなり安くして頂いて、余裕が出来た為、店内の JOHNNY WYATT / THIS THING CALLED LOVE / TO WHOM IT MAY CONCERN (BRONCO / 2052) を捕獲。作曲とアレンジにバリー・ホワイトが絡んでいる、となるとマイナスに考える人もいるかもしれませんが、表は後の彼の作品からは想像出来ない、テンポが早く、キャッチーなバックにラフなヴォーカルが乗ったイギリス人が好みそうな典型的なノーザン。 ●5月27日 今週の捕獲盤 英JOHN MANSHIP RECORDSよりメール・オーダーしていた盤が届く。 THE TOPICS / HEY GIRL (WHERE ARE YOU GOING) / IF LOVE COMES KNOKIN' (CHADWICK/CH-102) これはガイド本='NORTHERN SOUL TOP 500'の'TEN BRILLIANT TRACKS THAT NEVER REALLY MADE IT!'というページに紹介されていて、この中の知ってる曲は皆格好イイので、ついオーダー(するような価格でもないのですが)。ハナシは前後しますが、オーダーした時はまだ未聴(グループからコーラスものという想像はできましたが)。やはり中身が気になって、先週のCARNIVALのコンピ盤を買ってしまった、という訳。 リードが'HEY GIRL'と歌えば、コーラスが'WHERE ARE YOU GOIN'と返す、かなりベタな歌詞ですが、良くいえばさらっとした、悪くいえば締まりのないサウンドの中で、時よりバックが強くなり、サウンドに緊張感を生み出しているあたりが、有りそうでないサウンド。その辺りがこの盤の価値を高めているのでしょうか。裏はコーラスワークが素晴らしいヴォーカルに16ビートのバックが支えるナンバーです。メロに起伏がなく、不思議な感触です。 JOHN BOWIE / YOU'RE GONNA MISS A GOOD THING (BABY) / AT THE END OF THE DAY (MERBEN/MR-503) 私にとって60年代後半のフィリー・ソウルのマストの一つ。ソウルのイヴェントでは、何度か聴いた事のある盤で、日本人には人気があるノーザンの1枚なのかも知れません。NORTHERN SOUL OF PHILADELPHIA VOL.2というコンピCDで聴く事ができます。 そう言えば、以前オーダーしていたスパイダー・ターナーがダブって届いたりしましたが、こんなトラブルでいちいち腹立ててちゃ、ダメなんでしょうね。勿論、その旨をメールで送って、返品、払い戻しして貰えましたが。いつもは、オーダーのフォーマットを作っていて、それにホチー盤を入力して送っているだけなんで、「英作文」するのに骨が折れました(笑)。 ●5月20日 今週の捕獲盤はCD2枚。ともに新宿のタワーにて VARIOUS / A CARNIVAL OF SOUL VOLUME TWO (KENT CDKEND 118)2290円 VARIOUS / KENT'S MAGIC TOUCH (KENT CDKEND 146)2290円 ともに東海岸のソウル・レーベルのコンピ。ノーザン目当てですが、それ以外のジャンルも含まれています。7インチ買うにしてもノーザンはどれも高いのでCDで聴いての勉強が私には必要、、、。 A CARNIVAL~の方はJOE EVANSという人のその名の通り、CARNIVALとその関連レーベル(CHADWICK)の作品を集めたもの。スロー・ミディアムなTOPICS / HEY GIRL (WHERE ARE YOU GOING)はシミるノーザン。中ではPRETENNDERSの未発表の作品が素晴らしいモダン・ソウル。有名どころではマンハッタンズのナンバーが含まれています。 KENT'S MAGIC TOUCHの方はMUSICOR,DYNAMOレーベルの作品を集めたもの。ノーザンではINEZ
& CHARLIE FOXX / YOU FIXED MY HEATAHE, STANLY MITCHELL /
QUIT TWISTIN' MY ARM, PORGY & THE MONARCHS / MY HEAT CRIES
FOR YOUあたりが格好イイです。PORGY & THE MONARCHS / MY HEAT CRIES FOR
YOUはクレジットではテディ・ランダッツォの作品となっていますが、これは誤りだと思います。私この7インチは持っているのですが、この盤の裏のTHINK
TWICE BEFORE YOU WALK AWAYがテディの作品。結構クレジットは見るんですが、間違えてるとは知らないで信じてしまっているということは多いんでしょうねえ。まあMY
HEAT CRIES FOR YOUはイイ曲です、そんなことに関係なく。 ●5月12日 今週の発掘記録。 5月8日 会社帰りに新宿のタワーに寄り道。以下のCDを捕獲。 VARIOUS / SHRINE THE RAREST SOUL LABEL (KENT / CDKEND 160) 2390円(税抜) ワシントンDCのエディ・シングルトンによるレーベルのコンピ。ここの盤はとにかくレアなものばかり。中には相場が1500£という盤もあったりして。で、購入理由は片山レコードのオークション・リストにこの中の2枚が載ってて、実際どんな盤なのか、ビット(入札)してよいものやら、分からなかったので、これを良い機会と考えゲットした次第。で、結局、そのリストに載ってた盤はビットしないことにしました(爆)。 5月12日 先週実家に帰ったら、最近、レコへの出費がかさみ、同じ服ばかり着て帰ってるからかどうか分からないが、「服でも買え」と言われて小遣いを貰った(汗)。で、先週6日、実家から帰る途中、アメ横のセンタービルに寄ってスメドレーのポロシャツでも買おうと行ってみたら、目的の店が畳んでしまっていた、、、ので、出直し。この日、新宿界隈のお店を覗いていたのですが、ビームスを覗いた後、その向いにあるディスク・ユニオンについ寄ってしまい、、中古盤の中から VARIOUS / CLOSS OVER SOUL (GOLDMINE /GSCD9) 1800円 というノーザン、モダンソウル関連のコンピCD2枚と THE 5TH DIMENSION / CARPET MAN
/ THE MAGIC GARDEN (SOUL
CITY / SCR-7629) 500円 (全て税抜)と、ソウルのコーナーでソフト・ロック関連の7インチ2枚を購入してしまいました。 そして、その足で片山レコードに、今回ののオークションでケチなビットにも関わらずなんとか捕獲出来た THE VALENTINOS / SWEETER THAN THE DAY BEFORE / LET'S GET TOGETHER (CHESS/1977 DJ) 8500円 を受け取りに寄りました。 この盤、ノーザン・ソウルの見本みたいな盤です。シカゴ産。イントロのホーンを含めズンズン突き進んでいくバック、メロ、リード&コーラスワーク、全てがイイ。聴いていて耳に、じゃなく体に直接響いてくるこのサウンドは、やはりノーザンでしか味わえないんじゃないかと思う今日この頃。 ●5月7日 JOHN MANSHIP RECORDにオーダーしていたレコ2枚届く。 SPYDER TURNER / I CAN'T MAKE IT ANYMORE / DON'T HOLD BACK (MGM/K13692)DJ E+ クレジットによるとデトロイトものです。そこそこソウル、そこそこポップ。 THE TYMES / WHAT WOULD I DO / TOUCH OF BABY (MGM/K13631)M- トム・ベル作、ジミー・ワイズナーがアレンジ&指揮の表に期待しましたが、今一つ。 以上2枚で60£。 ●4月25日 片山レコードへオークションで買えたノーザン・レコを受け取る為、会社帰りに寄り道。 HERB WARD / HANDS OFF SHE'S
MINE / IF I PRAY (BUDDY/244) GENE WOODBURY / IT'S ONLY YOU
/ I'LL BE GLAD (DEL-VAL/1003) SANDY WYNNS / LOVE BELONGS TO
EVERYONE / YES I REALLY LOVE YOU
(CHAMPION/14002) 以上3枚で27500円。 朝、寝ていたら(9時半くらい)管理人に「書き留めが届いている」と起こされ、管理人室に取りに行くと、英JOHNMANSHIP RECORDにオーダーしていたレコード(7インチ)でした。中身は以下の通り。 SHOW STOPPERS/WHAT CAN A MAN
DO/AIN'T NOTHING BUT A HOUSE PART
(SHOWTIME 101 割と新しめのバックにリードとコーラスのコール&レスポンスが心地よい。 SAM & KITTY/I'VE GOT SOMETHING
GOOD/LOVE IS THE GREATEST (FOUR
BROTHERS JOHNNY SAYLES/I CAN'T GET ENOUGH/HOLD MY OWN BABY (ST.LAWRENCE 1024)M- YOUNGBLOOD SMITH/YOU CAN SPLIT/MR.BRIGHT TIMES (VERVE 10416 DJ)E+ この2枚は「ダンサー」という言葉が当てはまる、それ以外当てはめる言葉が浮かばない、そんな盤。 SOUNDS OF LANE/TRACKS TO YOUR
MIND/MY MY MAMA(GEORGE
MCCANNON) (COBBLESTONE インストもの。チト古め。ケントのスワンのコンピCDには歌が入った別グループのナンバーが聴けます。 WALES WALLACE/THAT AIN'T THE WAY/WE'RE NOT HAPPY (BASHIE 102)M- 今回、オーダーする前、一番楽しみだったもの。英ウエストサイドのブランズビック、ダーカーのコンピCD収録曲の中で最も欲しかった7インチ(LPを含むと、一番ホチー盤はMIGHTY DOUG HAYES 'CAN I CHANGE MY MIND'になりますが)。もう少し歌ってくれれば、、、と思う。しかし、そうなったら滅茶苦茶高いか、、、。CD収録曲のWE'RE NOT HAPPYもいいけど、THAT AIN'T THE WAYもシカゴ・サウンドをキメていて格好イイ。 以上、6枚で290£。 ●4月19日 片山レコードのコントさんからの情報により、お店に私の探し求めていたノーザン・ソウルの7インチ= THE TEMPOS / (COUNTDOWN) HERE I COME /cw SAD SAD MEMORIES (CANTERBURY/C-504) 9800円 が、入荷したとのことで、会社帰りに捕獲しにお店に寄ることに。お店に向かう途中の電車に新宿から寮生のIださんが乗り込んで来たのには驚くが、一緒に片レコへ。そして、なんとか捕獲に成功。 これ、レーベルはイエローバルーンで知られるカンタベリーですが、そのせいか全く関係ないのか知りませんが、リズム、ストリングス、ヴォーカルがいい塩梅で絡み合っている、高揚感溢れる素晴らしいナンバー。プロデュースはBOBBY
SANDERS、アレンジはGENE PAGE。 GARY LEWIS & THE PLAYBOYS / A SESSION WITH GARY LEWIS & THE PLAYBOYS (LIBERTY/LST-7419) 600円 ソフト・ロックで知られることになった彼等の2枚目。スナッフ・ギャレット=プレデュース、レオン・ラッセル=アレンジは1枚目と同じ。彼等のアルバムの中では"EVERYBODY LOVES A CROWN"が一番好きかな、、。これで大体彼等のアルバムは揃った感じ。 BRIAN AUGER'S OBLIVION ESPRESS
/ LIVE OBLIVION VOL.1 (RCA/CPL1-0645)
700円 XTC / GRASS (VIRGIN/VS 882 12) 700円 これだけ12インチ・シングル。アルバム=『スカイラーキング』に収録されている曲で、ミックスも特に違いはないと思いますが、12インチ特有の音のキレが素晴らしい、これは良かった! 価格は全て税抜。 久々に、というか、これから今年一杯は真面目に掲載していこうと思います(汗)。 で、取り敢えず最近買ったレコードの中で気に入ったものを数枚紹介。 E.T.WHITE AND HIS GREAT POTENITAL BAND / GOT TO FIND A TRUE LOVE /cw SUPERSOUL(GREAT POTENTIAL) 2000円(税込) これ片山レコードで捕獲したもの。そのとき来店していたマスクマンさんが試聴していたのですが、私が気に入って購入。70年代前半の盤と思われますが、"GOT TO FIND A TRUE LOVE"はソウルとしての魅力は?ですが、3ピースのバンド・サウンドしていて、特にギターのカッティングがメチャ格好イイ。極端なハナシするとオレンジ・ジュースやジョセフKのポスト・カードレーベルすら想起させる泥臭いネオ・アコ・サウンド。そのスジの方には一聴の価値あるかも。何処で、どんなサウンドの出くわすか分からない、、ホント。 DON HEART AND THE FYVE/ SOLDIER COMIN HOME /cw I CAN MAKE IT (COOLSCHOOL 2002/3) 12500円(税込) 同じく片山レコードにて購入。プロデュースがL.R.BEATY & DON HEART、曲は両面ともDON HEART作のデトロイト・ノーザンです。柔らかい暖かみのあるコーラスにドン・ハートの味わい深い歌が素晴らしい。そして、スロー・ミディアムなビートを力強く叩き出すドラムがこれまた素晴らしい。値段も忘れて購入(汗)、オマケして貰いましたが(笑)。 LORRAINE CHANDLER / TELL ME YOU'RE MINE/cw WHAT CAN I DO (RCA 8810 DJ) 50.00£ E 英JOHNMANSHIP RECORDにてメール・オーダー。ガール・デトロイト・ノーザン。以前、GIANT盤が100£以上でリストに掲載されていて、高いな〜と思ってまして、でも"TELL ME YOU'RE MINE”は聴いてみたくて、この値段なら、、、と購入。TELL ME YOU'RE MINEは重いバック、それにまったく不足を感じさせないヴォーカル、曲の展開、全てに渡って想像以上で気に入りました。 WHAT CAN I DOはCDでも聴ける3連ビートのナンバー、悪くはないです、というかこっちの方が有名なのかも。あとは彼女の盤では"I CAN'T HOLD ON"の捕獲を目指すのみ、か。 TOMMY NEAL /GOIN' TO A HAPPENING WL/TEE TEA (PAMELINE 100 YELLOW) 75.00£ E 同じく英JOHNMANSHIP RECORDにてメール・オーダー。これもWYLIE & HESTER作のデトロイトもの。泥クサイ、かなり。ブルージーって言うんですか、こういうの。格好イイとは言えないかもしれないけれど、でもグっとくるものがありますよね。盤質はE以上ですが、WOL(WRITE ON THE LABEL)=落書き、がカナリ凄い、、。 以上、すべて7インチ。 タンポポ/恋をしちゃいました!(ZETIMA EPCE-5091) 1020円(税込) 新宿タワーにて購入。モー娘。には、音そのものには興味を失いつつある私ですが、コレは久々に私の中でのヒット。こういうポップスど真ん中の直球勝負は、ロック、R&B系の音楽が供給過剰じゃないか?と思わせる今の日本にあって清清しさを感じさせてくれる盤です。 |
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