競馬最強の法則

競馬で立派に妻子を養う男 木下健の方法

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3連単の人気薄激走馬なら、
【レベルの高いレース】出身馬が
 最高ですねん 
 (^・^)ニャハハハ

 アレは半分冗談、冗談でっせ〜 (^^;

 みなさまこんにちは(^^)。先月号の原稿2本立ては
いかがやったですか?「最強」で連載が始まってかなり長いん
ですが、丸々2本分の原稿書いたのは初めてのことでした。
 ほんまいうたら1本は今月に置いときたかったとこなんですけどね(^^;
その先月の袋とじの裏ページには「関係者の皆様へ・・・
 私がコンサルタントします!」みたいな文句がありましたけど、
基本的には冗談でっせ〜(^0^)。
 ま、ほんまに問い合わせあった場合には、一生懸命やらせて
もらいますけど、本誌を読んでる関係者なんて滅多にいてない
はずなんで現実味がありませんな(^^)。

 ディープな内容の翌月は、簡単な内容で緩急をつけてやっていきたいと思います。
 私の原稿を、本誌で初めて掲載してもらったのは1999年の1月号でした。早いもんであれから7年が経過しました。「最強さんも、長々とよーも飽きんと連載させてくれはったんやなぁー」と関心すらしますんやけど、それもこれも読者の皆様から【レベルの高いレース】の存続のご支援頂けたからやと思ってます。ほんま感謝感謝でございます<(_ _)> ということで今回は、中でも「最近、最強の法則を読み始めました」って方々に【レベルの高いレース】ってヤツの凄さをもっともっとわかって頂きたいんで、「新規読者向け企画!レベルの高いレースってなんですのぉ?」って感じで、【レベルの高いレース】の歴史を振り返りながら書いてみようと思います。古くからの読者の方には退屈な内容かもしれませんが、再認識できる部分もあるかもしれんのでお付き合い願いください(^^;

       【レベルの高いレース】に行き着くまで

 まず最初に新規読者向けということで、【レベルの高いレース】ってなんぞや?って部分から触れていこうと思います。8月号でも【レベルの高いレース】について簡単に触れましたけど、今回はもうちょっと掘り下げて書いてみたいと思います。
 私は、これまでにいろんな必勝法を試してきました。古くから「最強」の愛読者やった私は、新しい必勝法が掲載されると、とにかく自分で実践してみやんと納得できん性格なんで、納得いくまで試してきました。ある必勝本では毎週毎週新幹線に乗って東京まで出向いて・・・。そのへんのことも単行本では詳しく書きましたけど、ほんまナンボ損したかわかりませんわ(^^;アセアセ。
 結局、高い授業料を払ろてわかったのは、「必勝法なんて所詮、偶然の確率が少しだけ高いだけのモン」の事を指すんや(~~;ってことで、同時に「レースを見る以上の必勝法はなし!」ということを悟りました。それからはとにかく、当日のリアルタイムのレースに加えて、ビデオに撮ったレースリプレイを見るという行為に没頭しましたわ。
 そうこうしてるうちに「このレースって時計は大したことないけど、馬にとってはなんか厳しい気がするねんけどぉ・・・」って感覚を、なんとなく受けるようになってきましてん。それとは別ですけど、レース終了後、なにげに競馬新聞を眺めてると、「馬券になった馬の馬柱に共通の勝ち馬の名前を発見した」なんて経験が過去にあったりしませんかね?例えば7Rで馬券に絡んだ馬の2走前の勝ち馬がレイザーラモンHG(仮名^.^)で、同じ日の12Rで馬券に絡んだ馬の前走の勝ち馬もレイザーラモンHGやった。なんて経験があるんちゃうかなと思います。「7Rの連対馬も12Rの連対馬も共通のレース出身馬なんかぁ・・・」 「あれ?この勝ち馬って確か、こないだ厳しいレースちゃうんかなって思ったあのレースちゃうん?」レースリプレイを見てて、こんなふうに“厳しい”と感じたレースから複数の激走馬が出現していることを発見したところから、【レベルの高いレース】の探求は始まりましてん(^^)。

     「ユルユルでも厳しい流れ」がありますねん

 と、ここで先へ進む前にひとつだけハッキリしときたいことがあります。「レベルの高いレース」という言葉自体、グリーンチャンネルなんかを見てても今ではよく聞きますけど、連載開始当初はごく一部でしかいわれてなかったと思いますねん。 ま、それはええんですけど、そのグリーンチャンネルなんかでは「強い馬が多数出走してたレース」や、「タイムの優秀やったレース」を基本的に【レベルの高いレース】と呼んではるみたいですけど、私の場合はそうじゃなくて、「スローでユルユルの展開になって時計が遅かったレース」であっても平気で【レベルの高いレース】というてます。先の説明の「厳しかったと感じたレース」と「スローでユルユルの展開」ってのはどうも矛盾しているように思うでしょうけど、私のいうの「厳しかった」部分ってのは、ラップタイムや走破タイムの「デジタル部分」(数字の部分)を指すわけじゃなく、口では説明できん「アナログ的な部分」をいうてますんで、世間一般で使われている【レベルの高いレース】とはかなりニュアンスが違ってまっせ〜。
 また、世間では「あのレース出身馬に激走馬が多いぞ!」という事実を発見してから、【レベルの高いレース】と呼んではりますが、私はほとんどの場合「レースをリアルタイムで見た時点」で【レベルの高いレース】かそうでないかを判断してますんで、これまた根本から違うわけですわ。なんでそんなことが出来るかというと、前述の通りレースを見ることに没頭した結果「なんか厳しい気がするねんけどぉ・・・」って感覚が身についたからです(^^)。
 とはいえ、私も世間一般的な方法で発見した場合は【後付レベルの高いレース】と呼んで、これも多用していますんで、【後付け】やからって別にバカにしてるわけやないんで誤解のないようにお願いしますわ(^^;。 【後付レベルの高いレース】自体、誰にでも簡単に発見できる方法なんで、ぜひともためしてもらいたいと思います。
 【レベルの高いレース】をいわゆる「先付け」と「後付け」に分けた場合、もちろんそれぞれメリットとデメリットがあります。「先付け」の方は「人が気付いてない内に激走する可能性のある馬を狙い撃ち出来るって」部分がある反面、判断が間違ってたら大ヤケドをする可能性もありますね(^^;。
 「後付け」のほうはその逆で、発見したはいいけど、皆も同じように発見してて美味しいところ少ないです。でもその分、判定ミスの大ヤケドの可能性は低くなりますね。ただし、見つけたからって何でもかんでも積極的に狙いすぎると「後付け」の場合でも大ヤケドの可能性はあるんで注意は必要ですわ。なので、なるべくヤケドせんようにするには、【レベルの高いレース】=「厳しいレース」の理屈に基づいて、基本的には「先行して揉まれて潰れた馬」を狙うほうがエエと思ってます。
 いろいろ書いてきましたが、【レベルの高いレース】って言葉を私が普及させたと思ってませんけど、今現在使われている意味と、以前から私が使こてきた意味とでは大きなズレがあるんで、それだけはほんま注意してくださいな〜(^^)。
 それにしても【レベルの高いレース出身馬】がなぜ一変し激走するのか?それは実は私自身が一番知りたい部分でもあり、いまだに疑問が解けないでいます(^^;。
 確かに【レベルの高いレース】にはペースが速かったレースが多いので、「速いペースを経験することでそれが経験値になり激走する」ってのは間違いなくあるんですが、前述のように「ユルユルのペースのレース」からも激走馬が多数出ることもありますから、決して「厳しいレース」=「ハイペース」=「経験値の上積み」とは限りません。まあそれが、いつまでも疑問が解けないでいる理由でもあるんですよねぇ・・・。
 ま、そんな感じでペースに関係なく「厳しい」と感じたレースを【レベルの高いレース】として紹介した結果、馬連しかなかった当時にそれら出身馬が大万馬券の片棒を担いだり、単勝万馬券を演出したりして、皆さんに認められるのも、そんなに時間はかからなかったみたいですわ(^^)。

       もっと凄いのは「RTローテーション」

 ではそんな【レベルの高いレース】の具体例として、今年6月18日函館の「檜山特別」を紹介したいと思います。(表1)

   このレース出身馬の成績はは9月11日時点のもので、勝率32.1% 連対率50.0% 複勝圏内64.2%となかなかに優秀な結果を残してて、【レベルの高いレース】と呼ぶに相応しいですわ(^^)。しかも人気をチェックしてもらうとわかるように、人気薄やった馬が激走して、万馬券も多数出現してます(^^)。これからも連載させてもらえる限り、【レベルの高いレース】は公表していくつもりなんで、連載打ち切り!ってならんように皆さんにも何かとご協力頂けたらと思います(^0^)ワッハハ
  実はこの「檜山特別」は8月号の文中でも紹介してます。あの時点より結果は増えてるんで、両方を照らし合わせて見てもらうとさらにこの組の凄さが実感できると思うんですけど、このレースを選んだのには、実は他にも理由があります。
 それは、単行本で紹介したことがある【RTローテーション】ってヤツなんですけど、ココでは1回くらいしか書いてなかったはずなんで、この機会に紹介さしてもらおうと思いました。
 長くレースをチェックし続けてると、「あれ、このレースって去年も【レベルの高いレース】に設定したよな」っていうことがしばしばあります。さらに調べていくとその前の年も設定してたりで、結局何年【レベルの高いレース】にしてたりするんです(^^;。
 そんな中の代表的なレースのひとつが「檜山特別」でして、表2のように01〜04年までの結果をまとめてみたんですけど、どないでしょう。面白いくらいに毎年激走馬が出現してますよね(^^)。このような現象を「RTローテーション」って呼んでます。
 これをひとつのレースだけやのーて、同時期の複数レースで検証した場合、表2のような結果が表れたりすることもあります。
        
 これは、1〜2回札幌ダート500万クラスと、同時期に福島で行われた特別レースの「縦と横の関連性」を表したものです。この表で真っ先に感じるのは、各レースの相対的な関係です。このデータから「ある年に【レベルの高いレース】として存在したレースは、異なる年でも【レベルの高いレース】として出現してくる可能性が高い」と仮定できます。また開催日やレース名が変わっても、その可能性はキープされてそうな感じも受けます。
 この現象自体が偶然の産物なんかもしれませんけど、仮に新馬⇒500万⇒オープン⇒トライアルレースと巡る3歳馬のクラシックに似たような流れが、人知れずこんな所にも存在するとすれば、毎年同じようなレースが【レベルの高いレース】として出現してきてもおかしくはないんちゃうかなと思ってますねん(-☆)キラーン
 いや、もしかしたら話の流れはまったく逆で、調教師さんが番組表からレースを選んでローテを組む中で、「自然な形で能力の高い馬が集まってきて厳しい流れを生む」のかも。そしてそうゆう仕組みが【レベルの高いレース】というモンを発生させてるんかもしれませんね。
 いずれにせよ「RTローテーション」は、大きな番組改変でもない限り、レース名を変え、毎年の流れとして根付いているはずなんで、この現実を知るだけでも、「過去を検証し未来を予測する」という、「先付け」でも「後付」でもない方法で【レベルの高いレース】を発見することが可能になってくるんではないかと考えてます(^^)。そもそも「RTローテーション」的なモンはダート500万に限らず存在するやろうし、今後ますますの可能性を秘めてるとゆうてもいいすぎやないと思てますねん(^^)

 長々と【レベルの高いレース】に関して初歩的な話をしてきましたけど、こういうレースは間違いなく存在するわけで、あとはその出身馬をどう狙うの話なんですよね。
 現在の私は複コロが主なんで、【レベルの高いレース】出身馬のように激走のタイミングがつかみにくい馬はなかなか狙いづらいんですけど、3連複や3連単の場合、軸で狙うんじゃなくて「期待値のデカイヒモ」として狙っていけば、かなりの儲けを生んでくれるファクターやと思いますんでガツンと一発決めたってくださいや o(^◇^)
        
          木下の 秋のGTの感触

 「平場や砂の“お金になりそうな馬”ばっかりに注目して、相変わらずGTは?なんですが・・・(笑)。わかる範囲で答えさせてもらうと、菊花賞はディープ以外にとくに見当たりません。秋華賞もローズSの2頭ぐらいで、今年の3歳は春の勢力図が変わるような気はしません。このへんは春の“ゼニ馬”時点で述べた通りになってますし。天皇賞は古馬常連よりこれまでそれらとあまり対戦してない、例えば3歳勢などに注目してみたいです。」

 

    

 

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