
韓国の街を歩いているとよく教会が見つかります。ヨーロッパのように大きな教会があちらこちらにあると言うのではなく、写真のようにビルの一角が教会の礼拝堂になっているものです。この形を取っているものは殆どがプロテスタントと呼ばれる改新教系でこの十字架は夜になると赤くライトがつくようになっています。ホテルの上などから夜の街を俯瞰すると、いたるところに赤い十字架が見えるので日本とは違うと言う感じがします。
韓国のキリスト教徒は約半数、残りが仏教徒などで日本と違い仏教徒もお寺で熱心に祈る姿が見られます。こうした宗教の違いはさまざまなところに現れ、被災民の救援募金では短い期間にかなりの金額が集まり、救世軍の社会鍋(慈善鍋と呼びます)には高額紙幣が入れられています。キリスト教国のヨーロッパを思い出させます。
クリスマスの日が公休日であるのもしかり、クリスマスの季節に人気歌手がクリスマスキャロルのCDを出すのも日本とは違います。民族の歴史がそうさせているのか、そのあたりはわかりませんが、少なくともキリスト教が伝えられたのは日本よりは朝鮮半島のほうが古いことは確かのようです。